M-1MC
「M-1ムエタイチャレンジ Sutt Yod Muaythai vol.1」Part2
2012年3月25日(日)東京・ディファ有明
開場15:30 開始16:00
▲水原(右)がパンチで優って決勝戦に進出
▼第10試合 IT’S SHOW TIME JAPAN55kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R
○水原弘暁(光ジム/NPO JEFA/J-NETWORKスーパーバンタム級王者)
判定5−0 ※30−29、29−28、29−28、30−28、29−28
●野呂裕貴(エスジム/WPMF日本バンタム級2位、元NKBバンタム級王者)
※水原が決勝戦に進出。
1R、サウスポーの野呂に対して左へ回り込んでいく水原。野呂は水原が入ってくるところに右フックを合わせ、水原は右ミドルを蹴る。ラスト10秒で両者ともパンチで仕掛けた。
2R、野呂は左ミドルを多用し、左インロー。水原はパンチのコンビネーションで切り込んでいく。野呂は左ストレート、水原は右ストレートをそれぞれ当て、終盤には水原の右ハイキックが野呂のアゴをかすめた。
3R、野呂の左ミドルと左ストレート、水原のパンチのコンビネーションという図式。両者ともハイキックを蹴り合い、水原がパンチで前に出る。ラスト10秒、水原がパンチの連打をまとめて野呂をコーナーへ追い込み、水原が判定5−0でトーナメント決勝進出を果たした。
▲梅原(右)は90年代の名キックボクサー鈴木秀明の弟子
▼第9試合 WPMF日本フェザー級王座挑戦者決定トーナメント準決勝 3分5R
○梅原ユウジ(ストラッグル/M-1フェザー級暫定王者、同級1位)
判定3−0 ※50−49、49−48、49−48
●不可思(The Body Box/同級3位)
※梅原が決勝戦に進出。
1R、不可思は長い距離でのパンチから間合いを詰めてフックとヒジ。下から突き上げるアッパー気味のストレートで梅原はロープを背負わされるが、梅原も左フックからの右ストレート、そして左右ローを蹴り込む。
前に出ての攻撃が目立つのは不可思だが、梅原はよく見て左フックからの連打を返す。終盤には梅原が首相撲で不可思をコカす。
2R、右ローを連打する梅原に不可思もローを返してパンチにつなぐ。不可思のフックをかわして左フックとヒジを打つ梅原。残り10秒で不可思が梅原をコーナーに詰めてパンチを打っていくが、梅原はブロックしながらパンチを打ち返す。
3R、前に出て行く不可思だが、梅原は右ローを蹴りつつのパンチ。残り10秒で梅原は右ストレートをヒットさせ、連打で前へ出る。
4R、不可思がワンツーからの右ロー、梅原は左フックからの右ロー。前に出るのは不可思だが、攻撃を当てるのは梅原の方が多い。
5R、前に出る不可思とそれを迎え撃つ梅原。パンチを連打する不可思だが、梅原が右ヒジ! 梅原はジャブで突き放して右ロー。不可思も右ローで応戦してパンチを出すが、梅原はパンチを上手く合わせて右ローにつなげる。勝敗は判定にもつれ込み、梅原が判定勝ち。これにより、王者・森井洋介への挑戦権を懸けた決勝戦は5月20日(日)東京・ディファ有明にて梅原vs長嶋で争われることになった。
▲長嶋(右)の身体ごと前に行くような独特のストレート
▼第8試合 WPMF日本フェザー級王座挑戦者決定トーナメント準決勝 3分5R
○長嶋大樹(ONE’S GOAL/同級2位)
KO 5R2分50秒 ※右フック
●清川祐弥(新宿レフティージム/同級4位)
※長嶋が決勝戦に進出。
1R、サウスポーの清川は左ミドルと左ストレート、長嶋はボディと顔面へパンチを打ち分け、コンビネーションを見せる。両者ともにストレートを当て合うが、長嶋の左フックが2度ヒット、さらに右ストレートで吹つ飛ばし、連打からの右フックで清川が倒れる。が、これはダウンとみなされなかった。
2R、長嶋は右ストレート、右フック、右ロー。清川もパンチで応戦するが、長嶋が放つパンチのインパクトの方が明らかに強い。右ロー、右ストレートで攻める長嶋。清川は前蹴りで突き放そうとするが、右フックでダウンを奪われる。
3R、長嶋が左フックからの右ローで清川を追い詰める。清川はジャブを出すが、左フックを合わせられ、前に出ると長嶋の右ストレートと右ローをもらう。それでも清川は前に出てパンチを出し、清川は左右フックと右ローで下がらせる。
4R、長嶋の右ローで大きく腰を引く清川。思い切って打ち合いに行くが、長嶋の左フックと右ストレート、右ローをもらってしまう。長嶋の右ストレート、左フック、右ローのコンビネーションが何度も決まり、清川は苦しい展開。
5R、両者足を止めて真っ向から打ち合い、清川の左ストレートが当たり始める。しかし長嶋は右ローを連打して右ストレート、左フック。ラスト1分、前へ出る清川がパンチとヒジ、長嶋も前傾姿勢からの左フックと右ストレートで逆襲し、連打からの右フックでダウンを奪う! 清川は立ち上がることが出来ず、長嶋が試合残り時間10秒でKO勝ちを収めた。
▲寄り掛かるようにダウンした勇児に、ウエンツはガッツポーズ
▼第7試合 WPMF日本フライ級ランキング戦 3分5R
○ウエンツ☆修一(スクランブル渋谷/同級2位)
TKO 2R1分12秒 ※右フック
●勇児(HOSOKAWA GYM/同級3位、MA日本キックボクシング連盟同級王者)
1R、勇児が右ショートストレートをヒットさせ、左回り込みながら右ロー。ウエンツは右ローを蹴り続けるが、距離感が合ってない印象を受ける。逆に勇児はインファイトで左右フックを当てていく。しかし、接近戦でウエンツの右ハイキックがヒット! 腰から崩れ落ちる勇児だが、なぜかダウンは取られず。続いてのウエンツの右ストレートで勇児が倒れ、ダウンがコールされた。
2R、ウエンツが前に出るところに左右のフックと右ローを合わせる勇児。ウエンツはパンチから組んでのヒザ、ウエンツが飛び込んでの左フックでダウンを奪い、続く右フックでも勇児が前に倒れ、ウエンツがTKO勝ち。約1年ぶりの勝利を飾った。
▲末広(左)はKEI(右)のパンチに合わせて蹴りを出す
▼第6試合 WPMF日本ルール 60kg契約 3分3R延長1R
○末広智明(大道塾/WPMF日本スーパーフェザー級6位)
判定3−0 ※30−28、29−28、30−28
●KEI(E.S.G/NJKFスーパーフェザー級1位)
1R、末広の左ローに合わせたKEIの右ロングフックで末広が大きくバランスを崩す。末広は左ミドルと前蹴り、右ストレートを繰り出すKEIに組み付いてヒザに持ち込む。
2R、パンチで勢いよく前に出るKEIに末広はハイキックで応戦。パンチから組み付いてのヒザに持ち込む末広。KEIの右フックに左フックを合わせ、左ヒザを突き刺す。前蹴りも多用してKEIを下がらせる。
3R、右ローを連打するKEIに末広は組み付いては投げ捨てる。さらに首相撲からのヒザ蹴り、組んだままの左フック連打。組んでのヒジ連打、ヒザで末広が主導権を握り、末広が判定勝ちした。
▲もう一人のブアカーオ(左)が日本デビュー戦をTKO勝利で飾った
▼第5試合 日タイ交流戦WPMF日本ルール スーパーライト級 3分3R延長1R
○ブアカーオ・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)
TKO 3R2分12秒 ※レフェリーストップ
●畠山隼人(E.S.G/NJKF同級4位)
ブアカーオはK-1のブアカーオと同じ入場テーマ曲、同じ鎧風のコスチュームで入場し、本家と同じように弓を引くポーズ。
1R、サウスポーに構えるブアカーオは畠山の右ミドルをキャッチするとニヤッと笑って右ヒジ。その後もジャブから左ヒジを狙い続ける。前に出て左ミドルからヒジを繰り出すブアカーオ。かなり強引にヒジを振ってくる。
2R、ブアカーオは左ミドルと左ストレートでかなり強引に攻め、畠山は右ローと右ストレートで応戦。ブアカーオが思い切り繰り出す左ストレートに場内はどよめく。畠山は右ストレートを繰り出すが、ブアカーオは本家ブアカーオと同じように左手を顔の横に添えたブロックで防ぎ、前に出て攻め続ける。
3R、ブアカーオの左ミドルに畠山が右フックを合わせてグラつかせ、組み付いてくるところに右フック。ブアカーオは組み付き、ヒジでダウンを奪う。前に出てくるブアカーオと打ち合う畠山だが、ブアカーオは左ストレートとヒジで前へ出続ける。足払いで崩し、首相撲からのヒザ蹴りを連打、離してヒジ、左ボディストレート。左ヒジからのヒザ蹴りが決まったところでレフェリーがストップをかけ、ブアカーオが日本初陣をTKO勝利で飾った。
▼第4試合 堀口貴博引退試合 WPMF日本フェザー級 3分3R延長1R
○長崎秀哉(ウィラサクレック・フェアテックスジム/同級5位、元M-1スーパーフェザー級王者)
TKO 2R54秒 ※3ノックダウン
●堀口貴博(ウィラサクレック・フェアテックスジム)
▼第3試合 WPMF日本58kg契約 3分3R延長1R
○GUMP小島(TheBodyBox/KCJフェザー級5位)
判定3−0 ※30−29、30−29、29−28
●晃喜(TeamS.R.K)
▼第2試合 WPMF日本スーパーバンタム級 3分3R延長1R
○裕喜(KIX)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−29
●Dio(T-kix)
▼第1試合 WPMF日本ミドル級 3分3R
○高橋憲次郎(マッハ道場)※デビュー戦
判定3−0 ※29−29、30−28、29−28
●光成N720(エイワスポーツジム)
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