▲ライト級GP2011を制したISAO(中央)が、タイトルマッチでも勝ち第5代ライト級王者となった
パンクラス
「PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR」
2012年4月1日(日)東京・ディファ有明
開場14:45 開始16:00
※15:15〜ゲート・本戦1部
▲3Rにフロントチョークを狙っていったISAO(右)
▽本戦第2部
▼メインイベント ライト級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチ 5分3R
○ISAO(坂口道場一族/挑戦者・同級1位)
判定3−0 ※30−28、29−28、30−29
●大石幸史(パンクラスism/同級王者)
※ISAOが新王座に就く。大石は初防衛に失敗。
大石は昨年5月に花澤大介を破って王座を獲得し、今回が初防衛戦となる。対するISAOは2010年4月に大石に敗れて以降、5戦して負けなし。昨年に行われたライト級GP 2011で優勝し王座挑戦権を獲得した。大石が初防衛に成功するのか? それともISAOがリベンジするとともに王座奪取なるか?
1R、サウスポーのISAOに右のパンチから組み付く大石。クリンチアッパーとヒザ蹴りを打つとISAOも同じようにアッパーとヒザ蹴りを返す。右のパンチで圧力をかける大石がISAOをコーナーまで詰めてタックルでテイクダウン。ISAOは大石のパスガードに合わせて体を起こし、逆にタックル。大石はすぐに立ち上がり、試合がスタンドに戻ると左ボディ。ISAOも左ストレートを返す。
2R、ISAOがパンチから片足タックル。そのまま大石に組み付いてテイクダウンし、大石のバックにつく。しっかりとポジションをキープしながら、大石の顔面にパンチを入れるISAO。
大石が回転して上のポジションを取り返すが、ISAOは腰を切って立ち上がる。右ストレートから組み付く大石。ISAOは大石をコーナーに詰めてタックル、大石の立ち際を狙ってヒザ蹴りを入れる。 大石がタックルに入ったところでラウンド終了となる。
3R、ISAOがインロー。大石がタックルに入るとISAOがフロントチョーク! 一気に絞りあげるが、極まらないとみるや、すぐに腰を切って立ち上がる。右ストレートから前に出る大石。ISAOはそこに左ストレートと右フック。
大石はパンチのプレッシャーからタックルに入るが、ISAOはフロントチョークを狙いながら立ち上がる。そしてパンチで前に出る大石にISAOが右フック! これを効かせて前に出てタックル!
しかし大石もスタンドをキープして右ストレートから左右の連打! ISAOもこれに真っ向から打ち合う! ISAOがタックルでテイクダウンを狙い、試合終了。判定は3‐0でISAOの勝利となり、ISAOが新王座に就いた。
試合後、ISAOは「今はまだ試合が終わったばかりで自分がチャンピオンになったことが信じられない。このベルトは僕がずっと憧れていたベルトで、本当にうれしい気持ちです」と初戴冠の喜びをコメント。
「チャンピオンは一番強い選手がなるもので、これから色々な選手が出てくると思いますが、誰とやっても負けないように、強いチャンピオンになります。これからは毎回落とせない試合になりますが、一戦一戦勝っていかなきゃいけないと思います」と王者としての抱負を語った。
▲大類に右ハイキックを当てる佐藤(左)
▼セミファイナル ウェルター級 5分3R
○佐藤洋一郎(グレイシーバッハ東京/修斗世界ミドル級4位&元環太平洋同級王者)
判定3−0 ※30−29、29−28、30−29
●大類宗次朗(SKアブソリュート/同級4位)
元修斗環太平洋ミドル級王者・佐藤が初参戦で、同級4位の大類と対戦した。1R、サウスポーの大類に対して、佐藤がパンチのプレッシャーをかけて前に出る。そして大類のタックルを切りながら右ハイキック、右ストレートを当てる。
大類は佐藤に組み付いてテイクダウンを奪うが、佐藤はすぐに立ち上がり、再び右ハイキックと右ストレート。大類も左ミドル、前蹴り、左ストレートを佐藤のボディに集めて、ジャブを大類の顔面に突き刺す。佐藤は右ハイキックからパンチをまとめる。
2R、大類が前蹴りからタックル、佐藤の立ち際にヒザ蹴りを狙う。佐藤は大類のテイクダウンをディフェンスしながら右ミドルと右ストレート! この右ストレートで大類がバランスを崩し、佐藤が大類のバックに回り込む。
佐藤はしっかりとポジションをキープし、パンチを入れながらチョークスリーパーを狙う。大類は体を正対させると一気にパンチ! しかし佐藤がすぐに立ち上がり、強烈な右ミドル! これを受ける大類だったが左ミドルを蹴り返して、組み付いてクリンチアッパー。佐藤もヒザ蹴りを返す。
3R、大類が佐藤に組み付いてテイクダウン。佐藤が体を起こしたところにサッカーボールキックを狙うが、逆に佐藤がタックルで大類をテイクダウンする。大類も佐藤の体を突き放して立ち上がると左ストレートから前進!
この左ストレートで佐藤を下がらせてアッパーを連打する! しかし佐藤も前に出てくる大類に左フック、右ストレートのカウンターを合わせて応戦。お互いに激しく打ち合い、最後は佐藤がテイクダウンを狙ったところで試合終了。判定は3−0で佐藤の勝利となり、これで初参戦の修斗勢(佐藤・山内)が揃って勝利を収める結果となった。
▲山内(上)が強烈なパンチを連打し、TKO勝利を収めた
▼第8試合 バンタム級 5分3R
○山内慎人(さんない・まさと/GUTSMAN・修斗道場/修斗世界フェザー7位&環太平洋同級3位)
TKO 2R1分23秒 ※レフェリーストップ
●内山“ピット”シゲオ(GRABAKA/第15回ネオブラッド・トーナメントフェザー級優勝、同級10位)
修斗環太平洋3位&世界7位・山内がパンクラスに初参戦。迎え撃つ内山はレスリング10年のキャリアを持ち、2009年に第15回ネオブラッド・トーナメントを制覇し、ランキング10位に入っている。
1R、内山がタックル。山内はヒザ蹴りを狙うが、内山はそのまま組み付いて投げでテイクダウン。内山はガードに戻して三角絞めを仕掛ける。ブレイク後、山内がパンチから右ロー、左ミドルを蹴る。
内山が組み付いてテイクダウン、マウントポジションを取るが、山内はロープに体を預けて立ち上がる。試合がスタンドに戻ると山内は左ミドル、右ハイキックを蹴る。
2R、右ローを蹴る山内。内山はタックルでテイクダウンを狙うが、山内はそれを潰してフロントチョーク! そのままマウントポジションを取ってパンチを連打! レフェリーが試合を止めて、山内が勝利を収めた。
▲伊藤(右)がタックルに入り続け、URAKEN(左)がそれをディフェンスして殴るという展開が続いた
▼第7試合 ライト級 5分2R
△伊藤崇文(パンクラスism/第10代NWAインターナショナルライト級TAG王者)
判定0−1 ※20−20、19−20、20−20
△URAKEN(Team ura-ken/第5代ウェルター級王者)
2010年12月以来、約1年4カ月ぶりの試合となる伊藤。対戦相手のURAKENは前ウェルター級王者で、今回の一戦からライト級に転向し再起を狙う。1R、伊藤が細かいパンチのフェイントからタックル、URAKENをロープに詰めてテイクダウンを奪う。立ち上がろうとするURAKENを寝かせてパンチを落とす伊藤。
URAKENも伊藤のタックルを潰してバックに回り込もうとするが、伊藤はURAKENを前に落としてトップポジションをキープする。
2R、ここでもしつこくタックルでテイクダウンを仕掛ける伊藤だったが、URAKENがそれを潰して伊藤の顔面にパンチ! それでも伊藤はしつこくタックルに入り続け、URAKENがそれをディフェンスしながらパンチを入れるという展開が続く。判定はジャッジ1名がURAKENにポイントをつけたものの、ドローに終わった。
▼第6試合 ライト級 5分2R
○徳留一樹(パラエストラ八王子/同級3位)
一本 1R4分51秒 ※腕ひしぎ十字固め
●チョ・ジョンヒョン(EXTREME COMBAT TEAM)
▼第5試合 フライ級 5分2R
○タイガー石井(パラエストラ吉祥寺/同級2位)
反則 1R31秒 ※ローブローによる
●江泉卓哉(総合格闘技道場武門會/同級4位)
▼第4試合 バンタム級 アテナルール 5分2R
○木村響子 (坂口道場一族)
TKO 1R1分1秒 ※レフェリーストップ
●キム・ソンウン(INTERNATIONAL TOP TEAM)
▼第3試合 ライト級 5分2R
○岡澤弘太 (ノヴァウニオン ジャパン/6位)
判定2−0 ※19−19、20−19、20−19
●太田純一(GOKITAジム)
▼第2試合 アテナルール ミニマム級 5分2R
○大室奈緒子(和術慧舟會 東京道場)
TKO 2R2分17秒 ※レフェリーストップ
●ハッピー☆福子(総合格闘技道場コブラ会)
▼第1試合 フライ級 5分2R
○宇津木正和(パラエストラ古河/同級5位)
TKO 1R3分19秒 ※レフェリーストップ
●松永義弘(禅道会新宿道場/同級3位)
▽本戦第1部
▼バンタム級 5分2R
△上嶋佑紀(Brave)
ドロー 判定1−0
△島崎 巧(レッスルウィン)
▼パンクラスゲート第7試合 フェザー級ワンマッチ 5分2R
○平川智也(久我山ラスカルジム)
KO 1R1分20秒 ※スタンドのパンチ
●小畑公史(U-SPIRIT JAPAN)
▼パンクラスゲート第6試合 フェザー級ワンマッチ 5分2R
○井関 遼(GRABAKA)
TKO 1R4分37秒 ※タオル投入
●大沢義幸(GOKITA GYM)
▼パンクラスゲート第5試合 バンタム級ワンマッチ 5分2R
△風間ルミ(GRABAKA)
ドロー ※時間切れ
△田村裕之(SKアブソリュート)
▼パンクラスゲート第4試合 バンタム級ワンマッチ 5分2R
△ソープたけし(パラエストラ浦安)
ドロー ※時間切れ
△渡部修斗(ネクサセンス)
▼パンクラスゲート第3試合 バンタム級ワンマッチ 5分2R
○ペニーシミズ(坂口道場)
TKO 2R1分17秒 ※レフェリーストップ
●阪中勝大(Lotusパラエストラ世田谷)
▼パンクラスゲート第2試合 スーパーフライ級ワンマッチ 5分2R
△中島聡士(和術慧舟會HEARTS)
ドロー ※時間切れ
△浅野健太(ロデオスタイル)
▼パンクラスゲート第1試合 スーパーフライ級ワンマッチ 5分2R
○小川 徹(SRC本部道場)
一本 1R1分29秒 ※フロントチョーク
●荒井 司(和術慧舟會横浜道場)
|