DEEP事務局
「DEEP CAGE IMPACT 2012 in TOKYO〜OVER AGAIN〜」
2012年4月7日(土)東京・ディファ有明
開場14:00 開始14:30
▽第2部
▼メインイベント(第10試合) バンタム級 5分3R
○和田竜光(吉田道場)
判定2−0
●大塚隆史(AACC/元DEEPバンタム&フェザー級王者)
2・18DEEPでバンタム級王座から陥落した大塚が今大会で早くも再起戦。対戦相手の和田は大塚に勝利すれば、タイトルマッチが確実と目されているバンタム級のトップファイターで、まさに生き残りをかけたシビアなマッチメークとなった。
1R、大塚がいきなりタックルを仕掛けるが、和田はケージを背にしてテイクダウンを防ぎ、首相撲からのヒザ蹴りに持ち込む。離れて再び大塚がタックルに行くと和田はカウンターのヒザを突き刺す。
大塚はさらにタックルに行き和田を倒すが、和田はすぐに立ち上がった。和田は大塚のタックルを受け止めると首相撲に持ち込み、ヒザ蹴りを連打する。大塚もヒザを返してパンチからタックル。
和田はすぐに立ち上がるとパンチで攻め、大塚は左右フックからタックル、そしてテイクダウンに成功して上からパンチを打ち込む。サイドポジションにパスし、さらにバックマウントを奪ったが、和田が前傾姿勢で大塚をマットに落とす。
大塚はすぐにタックルで和田をケージに押し込んだ。
2R、和田がジャブを突き、大塚がパンチを打って来ると右フック。大塚は左ミドルからタックルを仕掛けるが、これを和田がチョークに捕らえる! 立ったまま絞め上げる和田! 大塚は何とか脱出するが、和田は首相撲からのヒザ蹴りを連打。さらに首相撲で大塚を鮮やかにコカし、倒れた大塚にヒザ蹴りを入れる。首相撲からのヒザ蹴りに苦しめられる大塚は和田をケージに押し付けるが、なかなかテイクダウンを奪えない。
大塚のタックルvs和田の首相撲という戦いだ。大塚が左右フックで前に出ると、和田はヒジ打ち! それでも大塚がテイクダウンし、サイドから抑え込む。立ち上がった和田はヒジで攻めるが、今度は大塚が立ったまま首を極めに行く! これは失敗したが、和田にガブって有利なポジションをキープする大塚。立ち上がると和田が右ヒジ!
3R、組んできた大塚を和田が首相撲に捕らえ、ヒザ蹴りからヒジ! 大塚はすぐに身体を入れ替えて和田をケージに押し込む。
ブレイク後、和田はまたも首相撲からのヒザを連打するが、大塚がタックルでテイクダウンに成功する。
和田は立ち上がってヒザに行くが、その前に反則のヒジ攻撃(マットに対して垂直にヒジを打ち下ろす行為)があったため、イエローカードが提示される。大塚はこの攻撃で側頭部から流血してしまった。再開後、大塚はタックルに入って和田を持ち上げるが、倒すことが出来ない。和田はパンチから大塚のボディにヒザを突き刺す!
大塚の左右フックをかわしながらパンチを打ち返す和田。大塚はタックルに行くが和田は再びチョークを狙い、これが失敗するとヒザを打ち込む。
判定は2-0で和田の勝利! 元DEEPバンタム&フェザー級の2階級制覇王者で、DREAM出場経験も豊富な大塚から勝利を収める金星を得た。和田はマイクを持つと「次は前田吉朗(現DEEPバンタム級王者)選手とタイトルマッチをお願いします! まだまだ強くなります。またいい試合が出来るように練習してきます」と、タイトル挑戦をアピールした。
▼セミファイナル(第9試合) バンタム級 5分3R
○DJ.taiki(フリー)
判定2−1 ※両者試合続行不可能なため2Rまでの採点
●TAISHO(Team Barbosa Japan)
※試合後の協議の結果、4月11日付けで試合結果がドローに変更となった。
2連敗したあと単身アメリカへ渡って修行を積み、それまでの打撃主体のスタイルからタックルでテイクダウンを奪うニュースタイルを2月大会で披露したDJ。今回の試合前には「塩漬け(相手を抑え込んで自分も動かないこと)にしてやる」と、塩漬け宣言を行っている。
対するTAISHOはDEEP初期に活躍した選手で、2006年9月に一度引退。2010年1月に復帰し、3連勝を収めている。柔術黒帯だが、試合では打撃を好んで使うファイターだ。
1R、DJが左ミドルで先制し、左右に構えをスイッチしながら打撃でプレッシャーを与えていく。TAISHOは様子見なのかジャブを突くのみ。DJは両足を上げ下げするフェイントを多用し、右のパンチがクリーンヒットすると一気にラッシュ! 回転の速い左右フックでTAISHOを圧倒し、ダウン寸前まで追い込むが、TAISHOはタックルでDJをテイクダウンする。
立ち上がったDJのバックに飛び付き、スリーパーを狙うTAISHO。DJはTAISHOをケージに押し付けて難を逃れたが、TAISHOがヒジ打ち! DJもヒジを返し、壮絶なヒジの打ち合いになる! DJは組んでのヒザ蹴りも見舞う。
2RもDJは両足を上げ下げするフェイントを多用し、パンチを狙っていく。TAISYOは右アッパーから左フック。DJは首相撲からのヒザ蹴りでTAISHOを圧倒し、手を放してフックの連打。首相撲からのヒザ蹴り、放してパンチの連打を繰り返す。完全にDJのペースになったかと思われた矢先、TAISHOの左ヒジがヒット! DJは左まぶたをカットされ、流血に追い込まれる。
ドクターチェック後、流血が酷くなってストップされる前に決着を付けようと、DJが猛然と首相撲からのヒザ蹴りを連打!
TAISHOは組まれると頭をグリグリとDJの傷口に押し付ける。さらにまたもヒジ! 両者が激しく打ち合ったところで、DJの流血が酷くなり、TAISHOもDJのヒザ蹴りで左目上をカットして流血に追い込まれた。両者にドクターチェックが入ったあと、DJは縦ヒジと横ヒジでガムシャラに攻める。
TAISHOもヒジとパンチ連打で打ち合う! TAISHOは回転ヒジも繰り出し、壮絶なヒジの打ち合いが繰り広げられ、場内は沸きに沸く。
流血の死闘となったが、3Rが始まる前に両者とも「傷口から骨が見えている状態」で残り1Rの試合続行は不可能と判断され、2Rまでの判定で決着が付けられることとなった。判定はジャッジ1名がDJ、もう1名がTAISHOと割れ、最後の1名はDJ! DJが壮絶な流血戦を制した。
DJはマイクを持つと、「ヒジありで顔にワセリンを塗らないのは危ないので、ワセリンありにして欲しいです」と訴えた。
▼第8試合 ウェルター級 5分3R
−岩瀬茂俊(T-BLOOD)
試合中止 ※チャンソブが計量オーバーのため
−イ・チャンソブ(韓国/CMA KOREA/亀尾異種格闘技ジム)
▼第7試合 ミドル級 5分2R
○坂下裕介(フリー)
判定3−0
●金原弘光(U.K.R.金原道場)
▼第6試合 ウェルター級 5分2R
○渡辺悠太(ALLIANCE)
一本 2R3分54秒 ※肩固め
●岡野裕城(マッハ道場/2011年修斗ミドル級新人王)
▼第5試合 バンタム級 5分2R
△赤尾セイジ(NEX)
ドロー 判定1−0
△堀 友彦(フリー)
▼第4試合 ウェルター級 5分2R
○鎧トシヒロ(修斗ジムBLOWS)
判定3−0
●長谷川秀彦(アカデミア・アーザ/元DEEPウェルター級王者)
▼第3試合 ライト級 5分2R
○福本よう一(和術慧舟會/頂柔術)
一本 2R2分40秒 ※ヒールホールド
●植田 豊(GRABAKA)
▼第2試合 フェザー級 5分2R
○久高正仁(和術慧舟會RJW)
判定3−0
●寺田 功(ALLIANCE)
▼第1試合 ライト級 5分2R
○大原樹里(KIBAマーシャルアーツ)
反則 ※1R、川崎のローブローで大原が試合続行不可能に
●川崎泰裕(R−BLOOD)
▽第1部
▼第8試合 ウェルター級 5分2R
○飛鷺輝(ひろき/X-FORCE)
判定2−0
●久保輝彦(禅道会)
▼第7試合 フライ級 5分2R
○石神保貴(和術慧舟會東京道場)
判定3−0
●清田秀樹(キングダムエルガイツ)
▼第6試合 ライト級 5分2R
○永瀬 功(GRABAKA)
判定3−0
●小林 裕(U-FILE CAMP登戸)
▼第5試合 ウェルター級 5分2R
○チョウ・テギ(フリー)
判定2−1
●高橋 弘(蒼天塾)
▼第4試合 フェザー級 5分2R
○志土地翔太(高田道場)
判定2−0
●竹本雄飛(Laughter7)
▼第3試合 バンタム級 5分2R
○恒村俊範(GRABAKA)
判定2−0
●吉田尭大(BLUE DOG GYM)
▼第2試合 バンタム級 5分2R
○石司晃一 (Brigthness門馬道場)
TKO 2R3分15秒 ※レフェリーストップ
●ミニタウロ・ハット(over limit)
▼第1試合 バンタム級 5分2R
△須崎ジオング康文(GRABAKA)
ドロー 判定1−0
△キム・ジュンフェ(CMA KOREA/チームフィニッシュ)
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