MA日本キックボクシング連盟
「BREAK-25 〜CANNONBALL〜」
2012年5月6日(日)東京・新宿FACE
開場16:45 開始17:00
▼メインイベント(第7試合) 61kg契約 交流戦 3分5R
○町田 光(橋本道場/MA日本スーパーフェザー級王者)
KO 3R25秒 ※左フック
●木村天鮮(レグルス池袋/J-NETWORKスーパーフェザー級王者)
町田は2月にNJKFのリングでNJKFライト級王者・宮越慶二郎と王者対決を行いドロー。得意の居合いパンチ(刀を抜くポーズから出すパンチ)が火を噴くのか。対する木村は今年の初戦でWPMFランカーの中向永昌に2RKO負けを喫しており、今回が復帰戦となる。
1R、サウスポー構えの木村は得意の左ミドルを出す。オーソドックスに構える町田は右ミドル。
木村の蹴り終わりには、右ローを入れる。居合いパンチを出す町田だが、木村は構わず蹴り。
木村の左ミドルには、町田が左フックをクリーンヒットさせる。両腕を上下に大きく広げる構えを見せるなど、町田には余裕が見える。
2R、木村は変わらず左ミドル。町田は左ジャブ、右ボディストレート。
右ストレートをクリーンヒットさせた町田は追撃の左フックでダウンを奪う。立ち上がる木村に対し、町田はイモムシのようなくねくねした動きで前進すると、再び左フックで2度目のダウンを奪った。
3R、後がない木村は左前蹴り。そして左ハイ。これをスウェーでかわした町田が左フックをクリーンヒット! 大きく後方にぶっ倒れたところで、町田のKO勝ちとなった。
マイクを握ると「これが居合いパンチだ! 良い子のみんなは使っちゃダメだけど、真似して下さい(笑)。人生つらいことはたくさんあるけれど、格闘技で人は変われます(町田は中2のときに自殺を考えていたが、キックを学ぶことで人生を変えた)」とアピール。試合後の控え室では、「自分より強いと思われているのは納得がいかない。ぜひやってみたい」と次はKrush−60kg級王者・卜部弘嵩(うらべ・ひろたか)との対戦をアピールしていた。
▼セミファイナル(第6試合) 70kg契約 交流戦 3分5R
○武田一也(JMC横浜/MA日本スーパーウェルター級王者)
判定2−1 ※48−49、49−48、50−49
●TOMOYUKI(誠剛館/国際チャクリキ協会ミドル級王者、WPMF日本ミドル級3位)
今年に入り、武田はアーサー・雅仁、ガイファー・ラジャサクレックを破り、現在二連勝中。対するTOMOYUKIは2月のNJKFで健太を破った実力者。武田は外敵相手にホームリングで強さを見せ付けることが出来るのか。
1R、プレッシャーをかける武田は左ミドル。TOMOYUKIはフックから右ローと上下に散らす攻撃で対抗する。力強い打撃を食らうものの武田は構わず前進する。
2R、右ローのTOMOYUKIに、武田は左ミドル。お互いに左ボディの打ち合いを見せる。TOMOYUKIの右ローで武田の動きが止まる場面も。
3R、変わらずプレッシャーをかける武田は、TOMOYUKIをコーナーに詰めてヒジの乱れ打ち! TOMOYUKIは距離を取って、重みのあるフックからローにつなぐ。ここまでの判定はTOMOYUKIに一票入り、残り二票はドロー。4Rには、武田のヒジでTOMOYUKIは左側頭部をカットしてしまう。
5R、武田はヒジ、パンチ、ミドルを出しながらガンガン圧力をかける。TOMOYUKIのパンチがクリーンヒットし、武田が仰け反る場面も見られたが、武田のプレッシャーは変わらない。TOMOYUKIもローからパンチを返し、お互いに激しい打ち合いとなる。判定で勝利した武田は「10日後に子供が生まれる予定なのでどうしても勝ちたかった」とマイクアピール。「TOMOYUKI選手は健太選手に勝っているので、健太選手との対戦をアピールしたかったけど、2−1というどっちが勝ってもおかしくない試合だったのでまた頑張ります」とした。
▼第5試合 スーパーライト級 日タイ国際戦 3分5R
○ブアカーオ・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックス)
TKO 3R40秒 ※ヒジ
●田中秀和(橋本道場/MA日本スーパーライト級1位)
ブアカーオは、かつてワンロップ、ゲンナロン、クンタップなどの強豪タイ人を擁し“最強ムエタイ軍団”と呼ばれたウィラサクレック・フェアテックスジムの新鋭選手。3月のM-1で日本初試合を行い、NJKFランカーの畠山隼人を3RTKOで下した。今大会後には、5月20日蹴拳での藤倉悠作戦も決定しており、連戦となる。
対する田中は、2011年12月在日タイ人選手によるワンデートーナメント「ムエローク杯59kg級ムエマラソン」優勝者スアレック・ルークカムイ(タイ)をTKOで下した戦績を持つ。今年1月のMA日本スーパーライト級タイトルマッチでは王者モハン・ドラゴンに敗れ、今回が再起戦となる。
1R、サウスポーのブアカーオが強烈な左ミドル。田中は右インローをこつこつと当てる。ブアカーオのミドルで田中が後方に吹っ飛ぶ場面も見られた。接近戦では、ブアカーオがヒジ。
2Rも変わらず蹴り合いに。田中の右ローで、少し表情を変えたブアカーオはミドル、ヒジで反撃し、負けん気の強さを見せる。3Rに入ると、一気に距離を詰めたブアカーオが豪快な左ヒジ! バッタリと田中が倒れると、田中のセコンドがタオルを投入した。
★第4試合(秋元皓貴vs拳竜)、第3試合(虎舞拳隆vs恭士朗)、第2試合(ハリィー永田vsローズ達也)、第1試合(クリストファー・ドラミングvs臼井憲史)、MAJr37kg級タイトルマッチ3試合の試合結果はこちら
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