全関東空手道連盟 雄飛會
「オラオラコロシアム vol.零 〜 降臨〜」
2012年5月26日(土)栃木・Stella
開場15:00 開始15:30
旗揚げ戦の舞台がクラブハウスであることから、オールスタンディングでの観戦となった。場内やロビーにはモニターが映し出され、クラブならではの演出がなされたいた。
DJがリングアナを務めるという斬新な配置を行ったオラオラ。試合中「もっといけー」、「もっとやれー」といった煽り言葉を、DJならではの絶妙なタイミングで発し、会場の盛り上げもサポート。通常のキックボクシング興行とは一味違った,、独特の雰囲気を醸し出していた。オラオラの旗揚げ戦に”キックの神様”こと、藤原敏男氏が来場。全選手の試合を見守っていた。
▼メインイベント(第11試合) スーパーフェザー級 3分5R延長1R
○晃希(Team S.R.K)
KO 2R ※ヒザ蹴り
●須藤稔也(阿門会)
互いに連敗中であることから、共にこの試合が再起戦となる。晃希は地元・栃木の総大将を務めることもあり、何が何でも勝ちたいところ。一方の須藤は、過去に晃希の実兄である祥汰と対戦し、敗れているだけに、実弟である晃希には勝っておきたいところだろう。メインの試合前、オラオラのスーパーバイザーに就任した、我龍真吾氏がリングインし、リングアナを務めた。
1R、開始と同時に、右ローで先手を仕掛ける晃希。その後、ジワジワと距離を詰めていく晃希に、パンチから右ローを打つ須藤。その後、須藤は左フック、右ストレート、右ミドルのコンビネーションを繰り出していく。須藤の右ミドルをガードし、すぐに右ローを打ち返す晃希。須藤をロープに詰めて強烈なヒザ! みぞおちにズドンと入り、ダウンを奪う晃希。再開すると、晃希はまたもや須藤をロープに詰め、右ストレートから右ハイ! これが須藤のテンプルをモロにとらえる。ジャブから右ロー、右ヒザとつなげ、最後に右ミドル。ガードする須藤に、晃希はお構いなしにと左右フックをガードの上から叩いていき、勢いが更に加速していく。
2R、互いに右ローを打ち合い、須藤が左フックと右ロー、首相撲からヒザを仕掛け、晃希よりも先に手を出していく。前蹴りから右ロー、左ローとつなげる須藤に、晃希は首相撲から右ロー。そのまま須藤をロープに詰めると、晃希の右ヒザがアゴ付近をグサリと突き刺さる! 崩れ落ちる須藤は、そのままレフェリーがストップ!快勝ともいえる内容で、連敗から脱出し、再起戦を制した。敗れた須藤はヒザのダメージが深く、なかなか立ち上がれず、セコンドの手を借りてリングを後にした。
我龍氏がリングに上がり、晃希にマイクを差し出し、今後の抱負を聞かれると「2年以内に世界王者を目指します!」と大きな目標を打ち立てた。自信に満ちた晃希の世界王者への道は、このオラオラコロシアムから歩み始まることとなった。
▼セミファイナル(第10試合) バンタム級 3分3R延長1R
△牧野亮佑(ウィラサクレック・フェアテックスジム)
ドロー 3R負傷判定1−0 ※30−29、30−30、30−30
△山浦俊一(B-FAMILY NEO)
1R、牧野は左ミドル、山浦は右ミドルを互いに打っていく。蹴りが主体となった攻撃の組み立てが目立つ。
2R、開始早々、牧野が左ハイを打つ。これが山浦のアゴをとらえる。しかし、当たりが浅かったため、決定打にはならず。牧野はその後、前蹴りを追撃。しかし、山浦はこの前蹴りをキャッチしてコカす。山浦は右ミドルを打ち、牧野をコーナーに詰めて右ヒジ!首相撲を仕掛ける牧野。
中盤には牧野が左ミドルと左ロー、山浦は左右ローを打ち分け、蹴りが中心となっていく。山浦が右ハイを打ち、空を切ったところに牧野がバックブローを放ってゴング。
3R、山浦が牧野をコーナーに詰めると、一気にパンチのラッシュ! ガードする牧野に山浦は右ハイと左ロー。リング中央に対峙する両者は、距離を詰めようと互いに前に出たところでバッティングが発生。このバッティングで山浦が負傷し、ドクターチェックとなる。傷口が深く、ドクターが試合続行不可能と判断。3R途中までの負傷判定という結果を迎えたが、ドローという結末に終わった。何とも煮え切らない結末になるも、両者は互いに健闘を称えてリングを後にした。
▼第9試合 70kg契約 3分3R延長1R
○安田史郎(ストライカー宇都宮)
KO 1R ※ヒザ蹴り
●TATSUYA(Team Side Kick)
先手を仕掛けたのは安田。右前蹴りで先制すると、ロープ際で首相撲。TATSUYAの左ローにジャブを合わせる安田。TATSUYAが右ミドルを放つも、これが空を切ってしまう。安田が首相撲へと持ち込み、ヒザを入れていく。その後、安田はTATSUYAをロープに詰めてヒザを打っていく。
リング中央に戻った直後に、安田のヒザがTATSUYAの腹にグサリと突き刺さり、TATSUYAは崩れ落ちてしまい、安田が秒殺KO劇をやってのけた。これで安田は2連続1RKO勝利となった。勝利コール直後、安田は喜びを爆発させ、セコンドと共に喜びを分かち合った。
▼第8試合 ライト級 3分3R延長1R
○ひとヤン(Team S.R.K)
判定3−0 ※三者共に30−29
●長友亮二(B-FAMILY NEO)
両者はアマチュア時代に拳を交えたことがあったが、ドローに終わっている。対決の舞台をプロの舞台に移し、今回が決着戦となる。
1R、左フックをかぶせる長友に、ひとヤンも同じく左フックをかぶせる。長友のインローに、顔をしかめたひとヤンだが、首相撲で長友を捕まえると、そこからヒザを打っていく。長友は単発で右ストレートを打ち、ガードするひとヤンに左フックをねじ込んでいく。
2R、長友は右インロー、ひとヤンは左ローと、同時に繰り出したが、長友の右インローがやや早くヒット。バランスを崩したひとヤンに、長友はパンチを打っていく。長友の右ローをブロックし、左ストレートをヒットさせるひとヤン。終盤には左ミドル、左ローと、上下に打ち分けていく。長友は右ストレートを連発。ひとヤンが右フックを打ったところでゴング。
3R、パンチでくる長友に、ひとヤンも付き合い、パンチで応戦。長友の右アッパーに左ストレートを合わせるひとヤン。互いのパンチが交錯した後、長友は右ミドルを打ち、右ストレート。
中盤に、同じタイミングで左ミドルを打ち、相打ちとなるも、長友は距離を取って右ボディストレートを打つ!これがひとヤンのボディに突き刺さる。が、互いに倒しきれずに、勝敗は判定に。判定はひとヤンが勝利し、嬉しい2連勝をマークした。
▼第7試合 セミプロマッチ バンタム級 2分3R
○優輝(Team S.R.K/WMF世界アマチュアムエタイジュニア51kg級銀メダリスト)
判定2−0 ※30−29、30−29、29−29
●松本純一(ファイティングマスター)
▼第6試合 セミプロマッチ スーパーライト級 2分3R
○神崎健児(BELIEF)
KO 1R ※2ノックダウン
●TSUKASA(B-FAMILY NEO)
▼第5試合 セミプロマッチ スーパーフェザー級 2分3R
○司暉(Team S.R.K/元M-1ジュニア55kg級3位)
判定2−0 ※29−28、29−29、29−28
●石山佳宏(TEAM YU-TO)
▼第4試合 アマチュアマッチ スーパーフライ級 1分30秒3R
○田口尚文(ストライカー宇都宮)
KO 1R ※右ハイキック
●マサヒト(TEAM DEVIL666)
▼第3試合 アマチュアマッチ 56kg契約 1分30秒3R
△和田涼太郎(武道塾)
ドロー 判定1−0 ※29−29、29−29、29−28
△笠原赳士(KIX)
▼第2試合 アマチュアマッチ スーパーウェルター級 1分30秒3R
○斉藤 慶(Team Side Kick)
判定3−0 ※30−27、30−27、29−27
●石川祐介(TEAM YU-TO)
▼第1試合 アマチュアマッチ 68kg契約 1分30秒3R
○菊入正行(KIX)
TKO 2R ※レフェリーストップ
●大暉(武道塾)
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