ZST事務局/RINGS
「BATTLE GENESIS vol.10」
2012年5月27日(日)東京・ディファ有明
開場15:00 第1部15:10(SWAT!バウト) 第2部17:00(本戦)
▽本戦
▼メインイベント(第12試合) RINGSルール 73.0kg以下契約 5分3R
○クラット・ピターリ(ロシア)
KO 2R3分51秒 ※左ミドルキック
●山本勇気(パラエストラ千葉)
3・9「RINGS−reincarnation再臨−」で初代THE OUTSIDER 70-75王者・伊澤寿人から衝撃の勝利を収め、日本人を相手に3連続KO勝利となったピターリが再上陸!
対する山本はZSTのプロ選手として活躍。前回1月大会を負傷欠場し、今回が復帰戦となる。
1R、山本が先制の左ロー。ピターリのパンチをかわし、すかさずタックルでテイクダウン。下のピターリはフロントチョークを極めると、山本は首を引っこ抜いて脱出する。そのまま下のピターリにパウンドを落とすが、ピターリの長い手足に阻まれる。
スタンドに戻ると、ピターリは伸びる左ストレートを上下に打ち分け、山本は後退する。左ボディでも山本を“く”の字にさせ、左ミドル! これが腹部をえぐり、山本はたまらず尻餅をつく。
立ち上がる山本が左フックをクリーンヒットさせ、一瞬だけピターリの腰が落ちる。しかし、ピターリがラッシュを仕掛け、山本がタックルしたところでゴング。
2R、打撃勝負のピターリに対し、山本はタックルへ。 ロープ際の攻防になり、ピターリは反則となるロープ掴みでテイクダウンを許さない(減点1)。ようやく寝かせることに成功した山本は上を取るとパウンド。いったん立ち上がった山本はピターリの足をキャッチし、ヒールホールドへ。
ピターリは体を反転させ脱出する。「これで予想以上にスタミナを使ってしまった」という山本は急に失速。再びテイクダウンに成功するも、ピターリは立ち上がる。
山本は自らマウスピースを吐き出すなど、疲労が見える。そこへピターリは容赦ない攻め。ボディブローで山本の腹をえぐると、最後に左ミドル! そのまま山本がうずくまるように倒れ、ピターリがKO勝利となった。
▼セミファイナル(第11試合) RINGSルール 70.3kg以下契約 5分3R
○キリーフ・コンスタンティン(ロシア)
KO 1R27秒 ※パンチ連打
●伊澤寿人(RINGS/和神会/前アウトサイダー70-75kg級王者)
キリーフは3月のリングスにおいて飛びヒザ蹴りでKO勝利し、メインのピターリと同じく日本人を相手に3連続KO勝ちを収めている。伊澤は同大会でピターリにKO負けを喫しており、ロシア人にリベンジしたいところ。
キリーフは契約体重よりも700gオーバーのために、イエローカード2枚(減点2)からのスタートとなった。 1R、ローを出す伊澤に対し、キリーフは一気に距離を潰して左右フック。ガードを固める伊澤だが、大きく退がってしまう。そのままキリーフが連打を叩きこむと、たまらず伊澤は前のめりにダウン。
キリーフが追撃のパウンドを放とうとしたところで、レフェリーがストップ! またしても圧倒的な力の差を見せ付けたキリーフ。
次回のリングスは9月を予定しており、前田日明代表は「日本人選手の上位陣と戦わせたい」という。誰がロシア勢の快進撃を止めるのか。
▼第10試合 RINGSルール 65.8kg以下契約 5分3R
○鍵山雄介(総合格闘技道場コブラ会)
TKO 1R4分6秒 ※レフェリーストップ
●奥出雅之(ゴールドジムサウス東京/ZSTフェザー級王者)
4連勝中の勢いに乗る奥出が対戦するのは、DEEPからの刺客となる鍵山。ZST王者として、奥出は強さを見せ付けたいところだったが……。
1R、鍵山の蹴り足をキャッチし、奥出がこかす。立ち上がる鍵山の腕をキャッチした奥出はスタンディングアームロックで相手を寝かせると腕十字に移行する。
腕を引っこ抜いた鍵山はコーナーに奥出を押し込むと、再び奥出はスタンディングアームロックの体勢へ。グラウンドの展開になると、奥出は腕十字を極めにいくなど有利に試合を進める。
何とか逃げた鍵山は離れ際に左ハイ。そして右フックをクリーンヒットさせると、奥出が崩れるようにダウン! 鍵山が追撃のパウンドを放ったところでレフェリーがストップ! 鍵山が逆転勝利を収めた。
▼第9試合 RINGSルール 55.0kg以下契約 5分2R
○田沼良介(リバーサルジム横浜グランドスラム/ZSTフライ級王者)
TKO 1R1分31秒 ※レフェリーストップ
●榊原 徹(U-FILE CAMP登戸)
田沼は1月の前回大会でアウトサイダーの渡辺竜也にまさかの秒殺KO負けを喫しており、今回が復帰戦となる。
1R、打撃を交錯させた後に、田沼がすぐに組み付いて榊原をテイクダウン。そのままマット・ ヒューズポジション(サイドポジションで相手の腕を両足で挟み、逆の脇を差した状態)からこつこつとパウンド! 榊原が防戦一方となり、田沼がTKO勝利を収めた。
▼第7試合 RINGSルール 54.4kg以下契約 5分2R
○矢島雄一郎(禅道会新宿道場)
一本 1R3分1秒 ※肩固め
●澤田健壱(パラエストラ東京)
矢島は3月のリングスでアウトサイダーの実力者・渡辺竜也から一本勝ち。今回対戦する澤田は、修斗を主戦場に活躍し、今年からはパンクラスにも参戦するなど、軽量級の実力派ファイターとして活躍の場を広げている。
1R、ローとパンチで前進する澤田に対し、矢島が組み付いてテイクダウン。そのまま上を取った矢島が一気にサイドポジションへ。そして肩固めを決めると澤田は失神し、矢島の一本勝ちとなった。
▼第6試合 RINGSルール 61.2kg以下契約 5分2R
○清水俊裕(総合格闘技宇留野道場)
一本 1R3分48秒 ※チョークスリーパー
●吉岡弘晃(ブライトネス)
“ZSTの仮面ライダー”清水は3月のリングス復活興行に続いての参戦となる。対する吉岡は、「プロアマGT-F賞金争奪オープントーナメント」で2年連続優勝している実力者。
1R序盤、自ら引き込むように吉岡がグラウンドの展開へ。そのまま足関節を仕掛けるが、清水は冷静に対処する。流れるような動きでマウントポジションを奪った清水は、吉岡のバックを奪うとスリーパー! これがガッチリと極まり、清水が一本勝ち。勝利のマイクを握ると、12月のリングスで引退試合を行う予定のヴォルク・ハンの対戦相手として名乗りを上げた。
▼第5試合 RINGSルール 55.0kg以下契約 5分2R
○渡辺竜也(RINGS/MAX GYM)
判定2−0
●藍 寛之(総合格闘技GROW)
アウトサイダーにおいて“沼津の一撃空手王”のニックネームで活躍した渡辺は、今年の1月大会でZST王者・田沼良介を破る金星を挙げた。しかし、3月のリングスで矢島雄一郎に一本負けを喫しており、今回再起を狙う。
1Rから積極的にパンチを振るう渡辺。キックスタイルの藍だが、渡辺の勢いに押されてしまう。ならばとグラウンドで勝負しようとする藍に対し、渡辺がスタンドを要求する場面も。しかし、渡辺も打撃で決定打を奪うことが出来ないまま試合は終了。判定で渡辺が勝利した。
▼第8試合 RINGSルール 70.3kg以下契約 5分2R
○上田厚志(骨法烏合会矢野卓見道場)
不戦勝 ※山田が大幅な体重オーバーのため
●山田崇太郎(BRAVE)
▼第4試合 RINGSルール 77.1kg以下契約 5分2R
○佐々木誠(心温塾)
一本 1R4分39秒 ※アームロック
●モリス・シェルトン(アメリカ/総合格闘技move)
▼第3試合 RINGSルール 70.3kg以下契約 5分2R
○平 信一(綱島柔術)
TKO 1R3分8秒 ※レフェリーストップ
●高山洋貴(しんわトータルコンバット)
▼第2試合 RINGSルール 56.7kg以下契約 5分2R
○竹中 慎(P’s LAB 東京)
判定2−1
●宮本大輝(総合格闘技move)
▼第1試合 RINGSルール 70.3kg以下契約 5分2R
○森 興二(X−ONE GYM 湘南)
TKO 1R3分4秒 ※レフェリーストップ
●佐藤 洋(総合格闘技move)
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