「MBKファイトナイト」
2012年6月6日(水・現地時間)
タイ・バンコクMBKエキシビジョンホール
レポート&写真:早田寛(シンラパムエタイ)
バンコク中央の巨大ショッピングモール、マーブンクローン(MBK)で毎週水曜日に開催されている「MBKファイトナイト」に、東京中野にあるセンチャイムエタイジムからリカ・トングライセーンとルミナ・Kの2選手が出場した。
同大会はタイ、オリンピック委員会の傘下にある伝統ムエタイ協会が主催するもの。賭けを排除した競技性色の強いムエタイを追求するかたちで、ショッピング街を沸かせている。(※フェイスブックサイト:http://www.facebook.com/#!/MBKFightNight)
▼第3試合 53.5kg契約 3分3R
○リカ・トングライセーン(センチャイムエタイジム)
判定
●ノンネー・シットクルチャーリット(タイ)
本来は8日(金・現地時間)にタイ国内でボクシングの試合が予定されていたリカだが、その興行自体が延期となり、今大会への出場となった。同大会ルールは3Rしかないため、相手の出方を探っている時間は不要。初回から前に出てポイントを奪って勝ち逃げしたい。
リカはこれまでのパンチ特訓の成果を試そうと、初回からパンチを武器に挑む。
右の強打がノンネーにヒットすると、そこからミドルキック、そしてヒザ蹴りへと攻撃をうつす。2R中盤からは首相撲の距離に移行し、ヒザ蹴りでポイントを取る。パンチ、ミドル、ヒザとあらゆる打撃で優位に立ち判定勝ちを収めた。大会主催者からの期待も大きく、次回出場時では更なる強者が用意されるだろう。
▼第8試合 52kg契約 3分3R
○ジェニー・ジョッキージム(アメリカ)
TKO 2R
●ルミナ・K(センチャイムエタイジム)
過去にサバットの世界大会で準優勝した事もあるルミナは、その足技でジェニーを撃破できるか。
ジェニーの強打がかなり的確にルミナの顔面を捉える。技がヒットするそのほとんどがクロスカウンターで、初回からKO決着の予感がした。
2Rに入り、ルミナは右目尻を切ってしまう。
傷自体よりも、出血が多く視界を妨げているようだ。ここから試合は一気にジェニーのペースとなり、ルミナはコーナーに追い詰められスタンディングダウンを奪われてしまう。この時、レフェリーは続行不可能とし、ルミナはTKO負けとなってしまった。
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