尚武会
「ムエローク2012 -2nd-」
2012年6月17日(日)東京・新宿FACE
開場17:00 開始17:30
▲右のヒジ打ちをカノンスックに叩き込むスアレック(右)
▼メインイベント(第14試合) M-1ライト級タイトルマッチ 3分5R
○スアレック・ルークカムイ(タイ/尚武会/ムエマラソンJapan2011王者/挑戦者)
判定3−0 ※49−47、50−46、48−47
●カノンスック・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/王者)
※カノンスックが防衛に失敗、スアレックが新王座に就く
スアレックは在日ムエタイ選手によるワンデートーナメント「ムエマラソンJapan2011」を制し、前大会(3月18日)ではノンタイトル戦でカノンスックを判定2−0で破っている。今回はカノンスックがM-1のベルトを懸けて再戦に臨むため、ムエロークのリングでM-1のタイトルマッチが行われる異例なこととなった。
1R、サウスポーのカノンスックがじりじりと前に出てインローと奥足へのロー。スアレックは右ミドルを蹴って、首相撲に持ち込む。カノンスックはジャブから奥足へのロー、右フック。右アッパーから左ストレートとパンチで前に出る。ラウンド毎に発表される採点ではジャッジ2名が10−9でカノンスック、1名が10−10のイーブンとする。
2R、ポイントをリードされる形のスアレックだったが、カノンスックがジャブを突いて前に出てくると、スアレックは右ミドルと前蹴りで突き放し、右のヒジ打ちを狙う。今度はジャッジ2名が10−9でスアレックを支持し、1名が10−10のイーブン。
そして3Rに入るとスアレックが猛攻! 上から叩きつけるような右ヒジを連打し、今度は横から振りぬくような右ヒジ。カノンスックがガードを固めれば、その間に縦ヒジを入れる。
さらにスアレックはそこから左ヒジ、バックブローを繰り出し、カノンスックは防戦一方。スアレックはボディへの右ストレートを放ち、今度はボディに鋭いヒザ蹴り! カノンスックも必死にヒジ打ちで応戦するが、ジャッジ3名とも10−9でスアレックにポイントをつける。
4R、ここは両者が首相撲に持ち込み、ヒザ蹴りを入れ合う展開が続く。しかしここでもスアレックがカノンスックをマットに転ばせて、自分の優位性をアピール。さらにスアレックはヒザ蹴りとヒジ打ちでカノンスックを攻め込む。このラウンドもジャッジ3名とも10−9でスアレックを支持する。
5R、あとがないカノンスックは渾身の奥足ロー、さらに右フック! これがスアレックを捉えるが、スアレックは首相撲に持ち込んでカノンスックの追撃を阻止。前蹴りと右ミドルでカノンスックを突き放し、カノンスックが前に出てくれば、首相撲からヒザ蹴りを入れる。
終盤、カノンスックが左ハイキックを蹴るも不発に終わり、スアレックが判定でカノンスックを撃破。カノンスックのリベンジを退けて、スアレックがM-1ライト級の新王者となった。
▲的確に蹴りを当てていった伊藤(左)が山口に僅差の判定勝利
▼第3試合 ムエロークJrスーパーファイト 44kg契約 2分2R
○伊藤紗弥(いとう・さや/尚武会)
判定2−0 ※20−19、19−19、20−19
●山口友花里(やまぐち・ゆかり/空手道白心会)
伊藤は“天才ムエタイ少女”の異名を持ち、4歳からキックを始めて中学2年生にして70勝(20KO)10敗3分の戦績を誇る。同じ女子では対戦相手がほとんどいないため、男子に混じって試合をこなし、勝利を収めている。
対する山口も同じ中学2年生で、空手、柔術、キックのアマチュア大会で多数の優勝経験を持ち、女子総合格闘技団体ジュエルスではプロ選手に関節技で一本勝ちを収めていて、あらゆるジャンルの格闘技でチャンピオンを目指している。伊藤戦はかねてから山口陣営が望んでいた試合であり、関東(伊藤)vs東海(山口)のジュニア女子頂上対決となった。
1R、サウスポーの山口に対して伊藤が右ミドルを蹴り、山口が距離を詰めようとすると左ハイキックを狙う。山口は左ストレートからパンチで飛び込み、首相撲になると伊藤をマットに転ばせる。伊藤が距離を取りながら蹴りを出し、山口がパンチで前に出るという展開が続く。2R、伊藤が前蹴りと右ミドルで山口に距離を詰めさせない。山口は伊藤の蹴り足をキャッチして伊藤を倒し、離れた間合いから飛び込むようなパンチで反撃する。試合は判定決着となり、伊藤が僅差の判定で山口に勝利し、女子中学生頂上決戦を制した。
▲昇平(左)が2Rに見事な左ハイキックを決めてKO勝利
▼セミファイナル(第13試合) WPMF日本ルール 77kg契約 3分5R
○昇平(小林道場/WMF世界スーパーミドル級王者)
KO 2R1分15秒 ※左ハイキック
●悠生(藤サクレック7F)
過去に対戦経験があり、この時は悠生がヒジ打ちで昇平にTKO勝ちしているという。しかし試合は1Rから昇平ペース。サウスポーの昇平がインローと奥足ローを確実に当てて、そこから左ストレート!
これで悠生からダウンを奪い、その後もローを蹴りながら左ストレートと左ミドルを当てていく。そして2R、悠生がパンチで前に出てきたところに昇平が左ハイキック! これが見事に決まり、昇平がKO勝利を収めた。
▼第12試合 WPMF日本ルール バンタム級 3分3R
○高木慎一(ウルフキックボクシングジム)
判定2−0 ※30−28、30−29、29−29
●竹原 廉(STURGIS新宿ジム/WPMF日本バンタム級9位)
▼第11試合 WPMF日本ルール ウェルター級 3分3R
○淳平(ロデオスタイル/エイワスポーツジム)
TKO 1R2分24秒 ※レフェリーストップ
●獏センチャイジム(センチャイムエタイジム/NJKF同級3位)
▼第10試合 WPFM日本ルール フェザー級 3分3R
△プンダム・M16ムエタイスタイル(M16ムエタイスタイル/WPMF日本同級10位)
ドロー 判定1−0 ※29−29、30−29、29−29
△清川祐弥(新宿レフティージム/WPMF日本同級4位)
▼第9試合 WPMF日本ルール 57kg契約 3分3R
○キョウヘイ・ゴールドライフジム(ゴールドライフジム)
判定2−0 ※30−29、30−28、29−29
●藤田直樹(エスジム)
▼第8試合 WPFM日本ルール ライト級 3分3R
○ツヨシ・M16ムエタイスタイル(M16ムエタイスタイル)
判定3−0 ※30−27、29−28、30−27
●加藤剛士(ウィラサクレック・フェアテックスジム)
▼第7試合 WPMF日本ルール 60kg契約 3分3R
○白鳥大珠(尚武会)
KO 1R35秒 ※左ハイキック
●渡久山佑太(平井ジム)
▼第6試合 WPFM日本ルール バンタム級 3分3R
△しゅんキング(STBジャパン)
判定0−1 ※29−29、29−30、29−29
△陽介(KS宇都宮)
▼第5試合 WPMF日本ルール フェザー級 3分3R
○あにきぃ(UACSキックボクシング)
TKO 2R1分12秒 ※レフェリーストップ
●鹿間和憲(尚武会)
▼第1試合 WPMF日本ルール ライト級 3分3R
○木村友彦(尚武会)
判定3−0 ※30−27、30−29、30−27
●名・センチャイジム(センチャイムエタイジム)
※名が計量オーバーのためグローブハンデ、減点1からのスタート
▼第2試合 ムエロークJrスーパーファイト 41kg契約 2分2R
○黒木翔太(尚武会)
判定2−0 ※20−19、19−19、20−19
●名倉彗悟(堀切KMC桜)
▼第1試合 ムエロークJrスーパーファイト 37kg契約 2分2R
○宮永豊生(晴山塾)
判定2−0 ※20−19、19−19、20−19
●根本元太(ウルフキックボクシングジム)
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