「ONE FC Destiny of Warriors」
2012年6月23日(土・現地時間)マレーシア
クアラルンプール ネガラ・スタジアム
シンガポールを拠点とする総合格闘技イベント『ONE FC』の第4回大会がマレーシアで開催された。日本からは『DREAM』で活躍した今成正和(Team Roken)、水野竜也(TRIBE TOKYO M.M.A)が参戦した。
今成は柔術黒帯のレオナルド・イッサ(ブラジル/Evolve MMA)にローキックとテイクダウンで苦しめられ、判定3−0で敗北。水野はUFCやリングスに参戦したレナート・ババル(ブラジル/Babalu's Iron Gym/Kings MMA)に下からの腕十字を決められ、わずか31秒で一本負けを喫した。
次回『ONE FC』は8月31日(金・現地時間)フィリピン・マニラのSMART ARANETA COLISEUMで開催される。
▼メインイベント ライトヘビー級 5分3R
○レナート・ババル(ブラジル/Babalu's Iron Gym/ Kings MMA)
一本 1R31秒 ※腕ひしぎ十字固め
●水野竜也(TRIBE TOKYO M.M.A)
レフェリーは『DREAM』でおなじみの島田裕二が務める。1R、ワンツーからの左ローでババルを転倒させた水野は側転パスガード、仰向けになっている相手へのカカト落としから上になる。すぐにパンチを落としていく水野だが、ババルが下からの腕十字を素早く仕掛け、無念の一本負けを喫した。
▼バンタム級 5分3R
○レオナルド・イッサ(ブラジル/Evolve MMA)
判定3-0
●今成正和(Team Roken)
1R、今成は横向きに構えて右へ左へと回り込む。両者距離の離れた状態からパンチとローを繰り出す。今成のバックブローは空振り。今成は両手を前に出してイッサを挑発し、イッサのパンチを空振りさせると“セーフ”とばかりに両手を横へ大きく広げる。
しかし、今成はイッサにローを蹴られ続ける。今成が前に出たところでイッサが左フックを合わせ、転倒した今成の上になってパンチを落とす。今成が下からヒジ打ちで反撃すると、イッサもヒジを打ち返す。クロスガード(両足で相手の胴を挟み込んだ状態)で下から関節技を仕掛けようとする今成だが、そのたびにジェイソンからヒジが飛んでくる。今成がずっと下になったままこのラウンドが終了した。
2R、イッサは左ロー、右インローを蹴り続け、今成が飛び込んでくるとパンチを合わせる。右ローを蹴られて滑るように転倒してしまう今成。今成はバックブローを連発するが空振りとなり、逆にローをもらって大きくバランスを崩す。今成の左ストレートに合わせてイッサがタックルでテイクダウンに成功し、上に乗ってヒジ、今成も下からヒジを返す。両足で相手を突き放して立ち上がった今成は前に出るが、またも左フックを合わせられて転倒してしまう。
3R、離れた距離からジャブを伸ばし、左ローを蹴り続けるイッサ。今成はジャンプして飛び込んだり、パンチやバックブローで近付いたりするが、相手を捕まえることが出来ない。前に出る今成に右ローと左フックを当てては離れるイッサ。今成がさらに近づくとタックルでテイクダウンを奪い、上を奪う。
イッサにガッチリと抑え込まれながらヒジを落とされる今成。立ち上がったイッサは今成が近付いてくると右ストレート、さらにタックルでもう一度テイクダウン。深追いはせず、またも立つイッサ。今成がパンチで前に出るとイッサはフックとパンチを入れながら下がり、さらに今成が近付いて来るとタックルでテイクダウン。そして上になるとヒジ。ほぼ同じパターンで今成は封じ込められ、判定負けを喫した。
<そのほかの主な試合結果>
▼ウェルター級 5分3R
○ゾロバベル・モレイラ(ブラジル/Evolve MMA)
KO 2R3分53秒 ※サッカーボールキック
●ロジャー・フエルタ(アメリカ/Phuket Top Team)
▼ウェルター級 5分3R
○アダム・カヨーム(マレーシア/Phuket Top Team/American Top Team Thailand)
判定2−1
●グレゴー・グレイシー(ブラジル/Renzo Gracie Academy)
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