▲延長戦になっても全く動きが衰えないソンヒョン(右)の右ストレートが炸裂!
RISEクリエーション
「RISE 89」
2012年7月1日(日)東京・ディファ有明
開場13:30 第1部開始14:00 第2部開始16:00
▽第2部
▼メインイベント ライト級(-63.0kg) 3分3R延長1R
○イ・ソンヒョン(韓国/仁川ムビジム/初代RISE KOREAウェルター級王者)
延長R TKO 1分29秒 ※レフェリーストップ
●渡辺理想(極真会館/同級3位)
ソンヒョンは6・2TDCホール大会で現ライト級王者の裕樹を判定で破っている(ノンタイトル戦)強豪で、今回の渡辺戦にも勝ってタイトル挑戦に結び付けたいところ。対する渡辺は3月に裕樹とのタイトルマッチで敗れており、再びタイトル挑戦を目指すためにもソンヒョンを撃破したいところだ。
1R、渡辺が上手く距離を取って左ミドルキックを蹴り続ける。ソンヒョンのローには必ずローを返し、ソンヒョンが間合いを詰めてパンチ&ローで攻めてきても、回り込んで突進をかわしていく。
2R、圧力を強めてパンチで前に出てくるソンヒョンに、渡辺は回り込みながらの左ミドル、接近戦でアッパーを放つ。そして、離れると追って来るソンヒョンへ後ろ廻し蹴り!
この大技がヒットし、渡辺がダウンを奪う。すかさずパンチでラッシュをかけた渡辺だが、ソンヒョンがここから猛反撃を開始。
パンチをフル回転させて渡辺に詰め寄り、顔面とボディへ重いパンチを次々と放ち、ローも織り交ぜる。渡辺が離れようとしてもすぐに間合いを詰め、パンチで渡辺を押していく。特に左右のボディブローが強烈だ。このソンヒョンの猛攻に渡辺は動きが止まってしまう。
3R、全く動きが衰えないソンヒョンは顔面とボディへのパンチ、ローキックでどんどん前進。右ストレートで渡辺を大きく仰け反らす!
渡辺の顔面は鼻血で赤く染まり、ソンヒョンのパンチを止めるためにクリンチを繰り返す。さらにムエタイ式の足払いでソンヒョンを転倒させ、胴廻し回転蹴りも放つが、ソンヒョンがパンチで押しまくる!
渡辺のハイキックがヒットしても、前に出て手を出し続けるソンヒョンに場内がどよめく。
本戦の判定はドロー。
もはや精根尽き果てた感のある渡辺に対し、ソンヒョンは息も切らしておらず全くスタミナが衰えた様子がない。
延長戦が始まるとすぐにパンチをフル回転させて前に出るソンヒョン。ボディ、顔面を攻め、ヒザ蹴りも放つ。左ミドルで応戦した渡辺だが、ソンヒョンの強烈な右ストレートで後方に吹っ飛んでダウン!
立ち上がった渡辺へソンヒョンがボディブローから組んでのヒザ蹴りをアゴへ突き刺し、渡辺の上体が浮いたところへ右フック! 渡辺が再びダウンし、レフェリーはここで試合をストップ。ソンヒョンが逆転KO勝ちを飾った。
無尽蔵のスタミナと驚異的な回復力を見せてゾンビのようなコリアン・モンスターぶりを発揮したソンヒョンは、「ダウンしたことによりもっと気合いが入って、アグレッシブな試合が出来た。今も全く疲れていません」と元気にコメント。「次はRISEのベルトを獲りたいし、大きな舞台にも上がっていきたい」と次の目標をベルトに定めた。
今回の勝利により、ソンヒョンがライト級ランキングに入ることは確実(裕樹戦は64kgの契約体重だったためライト級のランキングには反映されない)。
伊藤隆代表は「もう1試合ランキング戦を挟んで、そこで勝ったら裕樹とのタイトルマッチになるでしょう」と語った。この恐るべきコリアン・モンスターをストップ出来るのは誰なのか!?
▲大野(右)が無敗の六川(左)に初黒星をつけた。大野はこれで7連勝。
▼セミファイナル バンタム級(-55.0kg) 3分3R延長1R
○大野貴志(士道館新座/MA日本バンタム級王者)
判定3−0 ※29−26、29−26、30−26
●六川星矢(北斗会館/同級5位、2011年RISING ROOKIES CUP同級優勝、DEEP KICK 55kg級関西最強トーナメント優勝)
8戦無敗(6KO)の期待の新星・六川がMA日本キックボクシング連盟バンタム級王者・大野に挑む。大野は1月のMA日本バンタム級タイトルマッチで王者・伊東拓馬を下し新王者に輝いたばかり。こちらも現在6連勝中と勢いに乗っている。
1R、六川はローと前蹴り、大野は左ミドルキック。蹴り合いが続く中、お互いに離れた距離から右ストレートを伸ばす。六川の蹴りをかわした大野が左フックで六川を大きく仰け反らせ、ラウンド終了間際には同じ左フックでダウンを奪う!
2R、大野は攻撃を出すたびに右のガードが下がる六川に左フックを狙い撃ち。六川がロー、パンチを出すと必ず左フックが返って来る。さらに大野は右ローで六川をグラつかせ、六川は何度か打ち合いを仕掛けるが大野のパンチをもらってしまう。
3R、大野が前蹴りと強い左ミドル。パンチのコンビネーションの最後には必ず左フックを入れ、さらに左のボディブロー。六川は逆転を狙ってローとパンチで攻めるが、大野がパンチ、前蹴り、ヒザ蹴りを的確に当てていき、判定勝ちで六川に初黒星を付けた。
▲一発の強さがある菅原が手数の麻原から勝利をもぎ取った
▼第7試合 ライト級(-63.0kg) 3分3R延長1R
○菅原勇介(TARGET/スーパーライト級1位)
判定3−0 ※29−28、29−28、29−27
●麻原将平(シルバーアックス/同級3位)
過去5戦は1勝4敗同士の対戦。どちらが勝利して、再浮上するか。
1R、ローの蹴り合いから菅原がパンチを狙い、麻原はハイキックを交えて速い連打につなぐ。菅原がパンチから飛びヒザ蹴り。麻原はフットワークを駆使して動き回り、菅原の攻撃をかわしてジャブを入れていく。
2R、麻原はフットワークを止めずにジャブを突き、菅原が前に出てくるところにワンツーを合わせる。菅原は強いローキックと左フック。麻原の手数か、菅原の強打かという展開に。
3R、菅原は右アッパーからの左フック、足払いで麻原を何度も転倒させる。前蹴りで突き放しての飛びヒザ蹴り、最後は右ローを連打して判定3−0で勝利を収めた。
▼第6試合 -61.0kg契約 3分3R延長1R
○青津潤平(NPO JEFA/元J-NETWORKライト級暫定王者)
判定3−0 ※29−28、29−28、30−29
●前口太尊(PHOENIX/スーパーフェザー級7位)
▼第5試合 ライトヘビー(-90.0kg) 3分3R延長1R
○木村秀和(team pitbull/ヘビー級8位)
TKO 2R2分16秒 ※レフェリーストップ
●洪 太星(極真会館/ヘビー級7位)
▼第4試合 ライトヘビー(-90.0kg) 3分3R延長1R
○大治ZLS(チームゼロス/ヘビー級10位)
判定3−0 ※30−28、29−27、29−28
●小澤和樹(team SUDO/WPMF日本クルーザー級3位)
▼第3試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
○永山敬之(士道館 札幌道場/同級5位)
判定3−0 ※29−28、28−27、28−27
●下丈一朗(TARGET)
▼第2試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
○家元智明(シルバーウルフ/スーパーフェザー級9位)
判定3−0 ※29−27、29−26、28−27
●原島佑治(侍塾)
▼第1試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R
○金城 悠(シルバーウルフ)
判定3−0 ※29−25、29−26、29−26
●田辺裕貴(真樹ジムオキナワ/琉球かきだみし協会フェザー級5位)
▽第1部
▼第9試合 RISING ROOKIES CUPライト級(-63.0kg)準決勝 3分3R延長1R
○藤田雄也(極真会館)
延長R 判定2−1 ※10−9、9−10、10−9
●ゾンビ島田(ボスジム)
※本戦は29−29、29−29、29−28
▼第8試合 RISING ROOKIES CUPライト級(-63.0kg)準決勝 3分3R延長1R
○清水“TOKAREV”靖弘(TARGET)
延長R 判定3−0 ※三者とも10−9
●NOBU BRAVELY(BRAVELY GYM)
※本戦は27−27、29−29、28−28
▼第7試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R
○藤橋 光(シルバーウルフ)
判定2−0 ※29−27、28−28、30−28
●永井健太朗(Kick Box)
▼第6試合 スーパーフェザー級(-60.0kg) 3分3R
○村山智耶(HAYATO GYM)
KO 1R2分50秒 ※右ストレート
●流鏑馬丈(翔拳道)
▼第5試合 スーパーフェザー級(-60.0kg) 3分3R
○野辺広大(STURGIS新宿ジム)
KO 1R2分23秒 ※3ノックダウン
●バズーカ福田(KFGジム)
▼第4試合 バンタム級(-55.0kg) 3分3R
○宮崎就斗(TARGET/2011年KAMINARIMON全日本トーナメント60kg級優勝)
判定3−0 ※28−26、29−27、29−27
●流星(総合格闘技道場STF/2011年KAMINARIMON全日本トーナメント55kg級優勝)
▼第3試合 スーパーライト級(-65.0kg) 3分3R
○大野 憲(シルバーウルフ)
判定2−0 ※28−28、28−27、29−28
●三縄良太(超人クラブ)
▼第2試合 スーパーライト級(-65.0kg) 3分3R
○和佐田祐一(Kスポーツジム)
KO 1R1分52秒 ※3ノックダウン
●宮下郁夫(躰術会館)
▼第1試合 バンタム級(-55.0kg) 3分3R
○kazyosi(シルバーウルフ)
KO 1R44秒 ※レフェリーストップ
●shiφ(TARGET)※micheから改名
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