▲2度目の防衛に成功した卜部弘嵩(左から2番目)
グッドルーザー
「Krush.20」
2012年7月21日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始18:00
※オープニングファイト開始17:30
観衆=1,700人(満員)
▲卜部弘嵩(左)が大沢文也(右)を後ろ蹴りでKOした
▼メインイベント(第9試合) Krush -60kg級タイトルマッチ 3分3R
○卜部弘嵩(チームドラゴン/王者)
KO 1R2分48秒 ※後ろ蹴り
●大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/挑戦者)
※卜部が2度目の防衛に成功
挑戦者決定トーナメントを勝ち抜いた大沢が王者・卜部に挑む図式となった今回のタイトルマッチ。前日計量で卜部は「順調に仕上がっているので明日は期待してください。自分はチャンピオンがやるべき仕事をやるだけ。周りやお客さんが行けると思ったところで行くのがチャンピオン。明日はそれを見せたい」と自信を感じさせる言葉で2度目の防衛を誓った。
1R、大沢が前蹴り。卜部は左ハイ、左フック。お互いに攻撃を出し合うものの単発に終わり、すぐに組み合ってしまう展開に。レフェリーは両者に警告を与える。大沢のパンチに対し、卜部が左ロー。
大沢をコーナーに追い込んだ卜部が後ろ蹴り! これがボディに突き刺さり、大沢は悶絶! そのまま卜部がKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。
マイクを握った卜部は「KOしてこそがKrushだと思います。Krushのチャンピオンは倒しにいかないといけない。これからもどんな選手とやってもしっかり倒せるように頑張っていきます」とアピール。試合後のインタビューでは「このKrushのベルトを世界のベルトにしたいと思っているので、次は海外の選手を相手に防衛したい」と語った。
▲激しい殴り合いを展開した阿佐美ザウルス(左)と山本優弥(右)
▼セミファイナル(第8試合) スーパーファイト Krush−70kg Fight 3分3R延長1R
○阿佐美ザウルス(TANG TANG FIGHT CLUB)
判定3−0 ※三者とも30−28
●山本優弥(Booch Beat)
2月のシュー・イェン戦でまさかのKO負けを喫し、今回が再起戦となる山本は「阿佐美選手はこの試合に負けても何ともないだろうけど、自分はこの程度の選手に負けたら終わり」と格下選手には負けないと断言。山本が一蹴するのか、それとも阿佐美が大物食いを果たすのか。
1R、パンチでプレッシャーをかける阿佐美に対し、山本は冷静にこれらをさばきながら三日月蹴り。阿佐美のパンチを顔面に受け続けても余裕の表情。山本は左ミドル、左ハイを返す。
2R、勢いの止まらない阿佐美はパンチの手数で勝負。戦前に「自分は前に出るスタイルなので、Krush史上最大の押し相撲で、押して押してリングの外まで押し出します」と語っていた通り、ガンガンパンチで前に出る。山本は前に押し返してミドルを放つも、阿佐美はパンチの手数が減らず前進する。
3Rも阿佐美ペース。阿佐美のパンチで徐々に山本は失速。山本は左ハイを出すも空を切り、パンチで前に出るものの阿佐美の手数に押されてしまう。判定で阿佐美が勝利し、憧れの存在である山本越えを果たした。
▲山崎秀晃(左)が左フックで寺崎直樹(右)から秒殺勝利した
▼第7試合 GAORA杯・Krush -63kg WILDRUSH League 2012公式戦 3分3R
○山崎秀晃(チームドラゴン)
KO 1R24秒 ※左フック
●寺崎直樹(青春塾)
山崎が勝ち点6、塚越仁志が5、高橋幸光が4と、-63kgタイトル挑戦権をかけた今回のリーグ戦は上位3名が1点差ずつという大混戦状態。3者とも残り2戦を控えており、山崎はここでKO勝ちして独走状態に入りたいところ。対する寺崎は1分2敗の1ポイントだが、「首位の選手にKO勝ちすれば、これまでの負けがチャラになる」と気合いは十分。
1R、山崎が左サイドキック。そして強烈な右ストレートでいきなり寺崎がダウン! 立ち上がる寺崎の右ミドルに合わせて、山崎が左フックをクリーンヒット! 山崎が完全KO勝利を収めた。
▲3連敗から脱出! HIROYA(右)が右ローで佐々木大蔵(左)をKOした
▼第6試合 Krush-63kg Fight 3分3R延長1R
○HIROYA(TRY HARD GYM/K-1甲子園2008王者)
KO 3R2分43秒 ※右ローキック
●佐々木大蔵(チームドラゴン/K-1甲子園2008ベスト8)
野杁正明、巨輝、梶原龍児に敗れ、現在3連敗中のHIROYA。今回の対戦相手は公募となり、名乗りを上げた選手の中から選考した結果、チームドラゴンの佐々木に決定した。佐々木はK-1甲子園を経てプロデビューし、戦績は13戦6勝(2KO)6敗1分。HIROYAが優勝した2008年K-1甲子園で佐々木はトーナメントベスト8の成績を収めている。アマ、プロを通してこれまで対戦経験はなく、今回が初対決となる。
1R、HIROYAがジャブ連打。これで前に出ると、佐々木は左右ローで距離を取る。HIROYAも右ローから左フック。
2R、プレッシャーをかけるHIROYAはワンツーから右ローにつなぐ。右ローが効いてきたか、佐々木がスリップする場面も。佐々木をコーナーに詰めたHIROYAが左ボディ、左フック、右ロー。佐々木もパンチを返すが、HIROYAペースとなる。
3R、前に出るHIROYAに、佐々木は前蹴り、ハイキック。HIROYAの右ローの前に、足が止まり始めた佐々木。そこを見逃さないHIROYAはフックから右ローと攻撃を散らす。佐々木は遂にダウン! 立ち上がる佐々木からHIROYAは右ローで追加のダウンを奪う。残り時間僅かのところでHIROYAは右ローを連発しダウン奪取! HIROYAがKO勝利で完全復活を果たした。
▼第5試合 Krush-70kg Fight 3分3R延長1R
○TOMOYUKI(誠剛館)
延長判定3−0 ※三者とも10−9
●松倉信太郎(バンゲリングベイ・スピリット)
▼第4試合 Krush−70kg Fight 3分3R延長1R
○守屋拓郎(スクランブル渋谷)
延長判定3−0 ※三者とも10−9
●森本一陽(レグルス池袋/J-NETWORKスーパーウェルター級王者)
▼第3試合 Krush−63kg Fight 3分3R
△松村☆D☆HIRO 克(シルバーウルフ)
ドロー 判定0−0 ※29−29、30−30、30−30
△神護(PRINCE KC)
▼第2試合 Krush-63kg Fight 3分3R
△白井正太(JTクラブジム)
ドロー 判定0−0 ※三者とも30−30
△将・masa-(team歌舞伎龍)
▼第1試合 Krush-55kg Fight 3分3R
○嶋田将典(イングラム)
判定3−0 ※29−25、29−25、29−26
●益田 亮(蒼天塾)
▼オープニングファイト第2試合 Krush-55kg Fight 3分3R
△堀尾竜司(TRY HARD GYM)
ドロー 判定1−1 ※29−29、30−28、29−30
△鎌田裕史(韓道場)
▼オープニングファイト第1試合 Krush -70kg Fight 3分3R
○秋元和也(シルバーウルフ)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−29
●斎藤武彦(スクランブル渋谷)
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