▲写真左より60kg未満級優勝の竹中、70kg未満級優勝のギロチン、80kg未満級優勝の鈴木
パンクラス
「第10回プロ・アマオープン キャッチレスリングトーナメント」
2012年7月29日(日)東京・ゴールドジムサウス東京ANNEX
開場11:00 開始11:30
▲ギロチン(右)がパンクラスのトップランカーである手塚にギロチンチョークで一本勝ち
▼第20試合 70kg未満級トーナメント決勝戦
○Theギロチン(和術慧舟會トイカツ道場)
一本 3分47秒
※ギロチンチョーク
●手塚基伸(総合格闘技道場コブラ会/パンクラスバンタム級1位)
今大会最多の10選手が出場した70kg未満級の決勝は、パンクラスバンタム級1位の手塚とパンクラス・修斗で活躍するTheギロチンの対戦となった。
二回戦ではレッグギロチン(アキレス腱固め)を極めて、準決勝では荒牧拓との接戦を制して勝ち上がったギロチン。決勝戦では手塚にテイクダウンを許し、グラウンドで下になる展開からスタートしたものの、自分の両足で手塚の体を浮かせてスイープ(上にいる相手と体勢を入れ換える技)を仕掛ける。
手塚もそこにアームロックを合わせていくが、ギロチンがテイクダウンを狙おうと組み付いてきた手塚の首を抱えてギロチンチョーク! これがガッチリと入り、手塚がタップ! 自らのリングネームでもあるギロチンチョークで優勝を飾ったギロチンは「これがTheギロチンだ!」と絶叫し、喜びを爆発させた。
試合後、「ギリギリの戦いだったんで、優勝出来てホッとしています」と優勝の感想を語ったギロチン。決勝戦での一本勝ちを「決勝戦はポジションをとられていたんですけど、タイミングよくギロチンが入りました。いい形だったので、形に入って極まるなと思いました」と振り返る。
リングネームを“Theギロチン”に変えてからは総合・組み技を含めて、ギロチンチョークで3つの一本勝ちを収めているギロチンは「ギロチンは極めても動きが派手じゃなくて、勝ってもあまり注目されないので、自分のリングネームを“Theギロチン”にしました。名前を変えてギロチンを極めなきゃいけないというプレッシャーはあるけど、ギロチンにはこだわりがあるし、ギロチンで一本を取るのが一番気持ちいい。相手に警戒されていても極めるのが必殺技です(笑)」とギロチンチョークへのこだわりを熱く語った。
▲竹中(右)がポジションに関係なく攻め続け、大会連覇を達成した
▼第19試合 60kg未満級トーナメント決勝戦
○竹中 槙(パンクラスP’s LAB東京/第9回大会優勝)
判定3−0
●長谷川孝司(パンクラス稲垣組)
前回王者の竹中が今大会でも決勝まで進出。対戦相手の長谷川はパンクラスで過去に秒殺された植松直哉へのリベンジをかけた「ROAD TO 植松直哉〜長谷川孝司試練の勝負」を戦っている。
試合は長谷川が竹中のタックルにカウンターのフロントチョークを合わせ、あわや長谷川の秒殺勝利かと思われたが、竹中は頭を抜いて脱出。果敢にパスガードを仕掛けながら、サイドポジションからフロントチョークを狙う。長谷川が竹中の体をひっくり返すが、竹中も下からサブミッションを仕掛ける。長谷川がトップポジションをキープして試合終了となったが、ジャッジは竹中の積極性を支持。長谷川に判定勝利し、大会連覇を達成した。
▲パンクラスではハードパンチャーとして知られる鈴木(左)だが、試合では飛びつき系の技を果敢に仕掛けた
▼第18試合 80kg未満級トーナメント決勝戦
○鈴木慎吾(ALLIANCE/パンクラスウェルター級4位)
判定3−0
●高本裕和(小金井柔術クラブ)
パンクラスではハードパンチャーとして知られる鈴木が組み技限定のプロアマキャッチに参戦。準決勝では西村刀に飛びつき腕十字を狙い、最後はフロントチョークで一本勝ちしている。対する高本はパンクラス審判団の一員としても活動している人物だ。
試合開始直後、鈴木がいきなり飛びつき三角。高本も体を起こしてディフェンスするが、鈴木は腕十字に切り替えて一本を狙う。高本がこれを外して試合がスタンドに戻ると、鈴木が片足タックルからテイクダウンを奪い、パスガードを仕掛けていく。終了間際、高本が逆転の足関節を狙うが、極めることが出来ず。鈴木が判定3−0で勝利し、優勝となった。
▼第17試合 70kg未満級トーナメント準決勝
○手塚基伸(総合格闘技道場コブラ会/パンクラスバンタム級1位)
判定2−1
●竹内 稔(パラエストラ東京)
▼第16試合 70kg未満級トーナメント準決勝
○Theギロチン(和術慧舟會トイカツ道場)
判定2−1
●荒牧 拓(パンクラスP’s LAB横浜/第1回大会優勝)
▼第15試合 60kg未満級トーナメント準決勝
○長谷川孝司(パンクラス稲垣組)
判定3−0
●古賀靖隆(Lotus世田谷)
▼第14試合 60kg未満級トーナメント準決勝
○竹中 槙(パンクラスP’s LAB東京/第9回大会優勝)
判定2−1
●中村龍之(DEEP IMPACTジム新宿)
▼第13試合 80kg未満級トーナメント準決勝
○高本裕和(小金井柔術クラブ)
一本 4分33秒 ※腕ひしぎ十字固め
●Chisom Uluh(クロスポイント吉祥寺)
▼第12試合 80kg未満級トーナメント準決勝
○鈴木慎吾(ALLIANCE/パンクラスウェルター級4位)
一本 3分11秒 ※フロントチョーク
●西村 刀(DOBUITA五反野)
▼第11試合 70kg未満級トーナメント二回戦
○手塚基伸(総合格闘技道場コブラ会/パンクラスバンタム級1位)
一本 1分50秒 ※チョークスリーパー
●友實たつや(DEEP IMPACTジム新宿)
▼第10試合 70kg未満級トーナメント二回戦
○竹内 稔(パラエストラ東京)
一本 59秒 ※アームバー
●佐藤孝祐(湘南格闘クラブ平塚)
▼第9試合 70kg未満級トーナメント二回戦
○Theギロチン(和術慧舟會トイカツ道場)
一本 1分53秒 ※レッグギロチン
●中島太一(パラエストラ東京)
▼第8試合 70kg未満級トーナメント二回戦
○荒牧 拓(パンクラスP’s LAB横浜/第1回大会優勝)
一本 1分17秒 ※ヒールホールド
●浦辺俊也(CORE)
▼第7試合 60kg未満級トーナメント一回戦
○長谷川孝司(パンクラス稲垣組)
判定3−0
●早坂 優(CORE)
▼第6試合 60kg未満級トーナメント一回戦
○古賀靖隆(Lotus世田谷)
一本 4分52秒 ※チョークスリーパー
●沖田勝弘(ハイブリッドレスリング山田道場)
▼第5試合 60kg未満級トーナメント一回戦
○中村龍之(DEEP IMPACTジム新宿)
一本 4分26秒 ※腕ひしぎ十字固め
●入江“ハカセ”正浩(P’s LAB東京)
▼第4試合 60kg未満級トーナメント一回戦
○竹中 槙(パンクラスP’s LAB東京/第9回大会優勝)
判定3−0
●磯崎建斗(ALLIANCE)
▼第3試合 80kg未満級トーナメント一回戦
○Chisom Uluh(クロスポイント吉祥寺)
TKO 1分59秒 ※セコンドからのタオル投入
●菱沼 郷(ハイブリッドレスリング山田道場)
▼第2試合 70kg未満級トーナメント一回戦
○佐藤孝祐(湘南格闘クラブ平塚)
判定3−0
●飯嶋重樹(ALLIANCE)
▼第1試合 70kg未満級トーナメント一回戦
○中島太一(パラエストラ東京)
判定3−0
●藤井伸樹(ALLIANCE)
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