▲11・10Krush YOUTH GP 2012 -63kg級決勝戦で対戦する卜部功也（左）と東本央貴（右）

グッドルーザー
「Krush YOUTH GP 2012 -63kg 開幕戦」
2012年9月9日（日）東京・新宿FACE



▼メインイベント（第8試合）　Krush YOUTH GP 2012 -63kg級準決勝　3分3R延長1R
○東本央貴（ひがしもと・ひさき/MAD MAX GYM/新空手道交流大会2度優勝）
延長判定2−1　※10−9、10−9、9−10
●佐々木大蔵（チームドラゴン）
※東本がGP決勝戦に進出

　22歳以下の立ち技格闘技・新世代の日本最強ファイターを決める「Krush YOUTH GP 2012」。63kg級の準決勝戦に勝ち上がってきたのは、一回戦でHIROYAを秒殺KOした東本と、第5回K-1甲子園準優勝の憂也を判定で下した佐々木。

　 1R、右ロー、右ミドルの佐々木に対し、東本は左ハイを何度も出す。これをスウェーでかわす佐々木は右ミドル、右ハイを素早く返す。

　 東本は右ジャブ連打から左ストレートでコーナーに追い込むが、佐々木を捕らえられない。

　 2R、佐々木の蹴り終わりを狙って、東本が左ストレート。東本がパンチで前に出ると、カウンターで佐々木がミドルを合わせ連打を許さない。

　3R、右ジャブ、左ミドルの東本。佐々木は右ロー。東本が左ハイをクリーンヒットさせ、パンチで追撃すると、佐々木は下がりながらも右ローを返す。

　 本戦では決着がつかず延長戦に突入する。佐々木が右ローで出ると、東本は右ジャブから左ストレートで下がらせる。ガンガン前に出ながらパンチを出す東本に、カウンターで佐々木がパンチを合わせる。互いに譲らない攻防の末、判定で東本が決勝戦進出の切符を手に入れた。

　勝利のマイクを握ると「これからどんどん駆け上がっていくんでよろしくお願いします」とアピールした。

▼セミファイナル（第7試合）　Krush YOUTH GP 2012 -63kg級準決勝　3分3R延長1R
○卜部功也（チームドラゴン/Krush YOUTH GP 2011準優勝）
判定3−0　※30−28、30−28、30−27
●山口裕人（山口道場/DEEP KICK 65kgトーナメント王者）
※卜部がGP決勝戦に進出

　一回戦で園田顕悟を破った優勝候補本命の卜部と、MA日本キックのトップランカー・木村ミノルをKOで下した山口の一戦。

　1R、サウスポーの卜部は右ジャブを主軸にした攻め。山口が前に出るとテンカオを合わせ下がらせる。卜部は左インロー、左ミドル。山口はパンチで詰めるも卜部を追い込むことは出来ない。

　2Rも右ジャブで下がらせる卜部。なかなか前に入れない山口はパンチから蹴りにつなげるも卜部の鉄壁のガードを崩せない。

　3R、山口をコーナーに追い込んだ卜部が左ハイ！　これでぐらつく山口だが、何とか耐えて飛びヒザから打ち合いに持ち込む。ここで終了のゴング。判定で勝利した卜部は「11月の決勝戦では、いい試合をして必ずベルトを巻きたいです」と力強く戴冠を宣言した。

▼第3試合　Krush YOUTH GP 2012 -63kg級一回戦　3分3R延長1R
○佐々木大蔵（チームドラゴン）
判定2−0　※30−29、30−29、29−29
●憂也（魁塾/第5回K-1甲子園準優勝）
※佐々木がGP準決勝に進出

　2008年K−1甲子園ベスト8の佐々木と第5回K-1甲子園準優勝・憂也の一戦。佐々木は7・21「Krush.20」でHIROYAに敗れており、今回のGPでリベンジを狙う。

　1Rから佐々木は徹底して右ロー。憂也は一気に距離を潰してパンチ連打からヒザ。2Rもガードを固めながら佐々木はローにこだわる。3Rにはプレッシャーを強くする憂也が前に出るも、佐々木は下がりながらロー。徹底した攻撃で、終始主導権を握っていた佐々木が判定勝ちした。

▼第2試合　Krush YOUTH GP 2012 -63kg級一回戦　3分3R延長1R
○卜部功也（チームドラゴン/Krush YOUTH GP 2011準優勝）
KO　2R2分37秒　※左ボディストレート
●園田顕悟(小比類巻道場)
※卜部がGP準決勝に進出

　1R、右ジャブを出しながらプレッシャーをかける卜部に対し、園田はぐるぐると周りながら様子を伺う。距離が縮まれば、卜部は右ジャブからテンカオで飛び込む。左ミドルも当てていき、卜部ペースは続く。

　2Rには、卜部が園田をコーナーに追い込むと左ボディストレート！　たまらず倒れた園田は立ち上がることが出来ず、卜部のKO勝利となった。

▼第1試合　Krush YOUTH GP 2012 -63kg級一回戦　3分3R延長1R
○山口裕人（山口道場/DEEP KICK 65kgトーナメント王者）
KO　2R2分1秒　※左フック
●木村ミノル（タナベジム/MA日本スーパーライト級2位）※初参戦
※山口がGP準決勝に進出

　これまでに豪腕パンチで次々と相手をマットに沈めてきた木村とDEEP KICK 65kgトーナメント王者の山口との一戦。

　1R、お互いにローを蹴り合う。山口は上下に散らすコンビネーション。これをブロックした木村もパンチを返す。

　2R、木村の狙いすました右ストレートで山口がダウン！　立ち上がった山口は逆転勝ちを狙うべく、打ち合いに持ち込む。乱打戦の中、山口の左フックがクリーンヒット！　木村は失神し、山口の衝撃的なKO勝ちとなった。

▼第6試合　Krush -55kg Fight　3分3R
○伊澤波人（チームドラゴン）
判定3−0　※三者とも30−28
●中川幸樹（魁塾）

▼第5試合　Krush -55kg Fight　3分3R
○将大（MAD MAX GYM）
判定3−0　※三者とも30−27
●大川一貴（青春塾）

▼オープニングファイト　Krush -55kg Fight 3分3R
○築（MAD MAX GYM）
KO　1R2分14秒　※右ストレート
●光太郎（青春塾）