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【ZST】ライト級王者決定トーナメントは小谷、平、森、太田が準決勝へ

2012/09/17


ZST事務局
「〜FIGHTING NETWORK RINGS〜 ZST.32」

2012年9月16日(日)東京・新宿FACE
開場17:30 開始18:00


▲アームロックを極めて、レフェリーストップを呼び込んだ小谷(上)

▼メインイベント(第11試合) 初代ZSTライト級王者決定トーナメント一回戦 5分2R
○小谷直之(ロデオスタイル)
一本 1R2分42秒 ※アームロック
●ダリウス・ミンケビュチス(リトアニア/2011年BUSHIDO SWAT! トーナメント王者)

 今大会の優勝候補に挙げられている小谷はリトアニアのミンケビュチスと対戦。ミンケビュチスはBUSHIDO SWAT!トーナメント王者で、昨年9月のZST初参戦ではモリス・シェルトンの腕をアームロックで折っている選手だ。

 1R、サウスポーの小谷が片足タックルでテイクダウン、サイドポジションを奪う。ミンケビュチスもガードポジションに戻すが、小谷はヒールホールドを狙う。体を回転させて、これを脱出したミンケビュチス。小谷はハーフガードから体を起こして上のポジションを取り返して、すかさずアームロック。ミンケビュチスはタップせずに我慢したが、レフェリーが試合を止める形で終了となった。

 試合後、納得のいかないミンケビュチスに対して「ちょっと手堅くいっちゃったかな。あのまま続いてたら、日本食を食べられなくなってたよ!」と小谷。「勝ち上がった面子を見ても、ベルトが似合うのは俺しかいない。ベルトを獲るまでよろしくお願いします」とベルト獲りを力強くアピールした。

 そして大会終了後、トーナメントを勝ち上がった4選手がリングに登場。11月23日に行なわれるZST10周年記念大会でのトーナメント準決勝・決勝の組み合わせが当日抽選(綱引き形式)になることが発表され、4選手はそれぞれ「この面子を見ても地獄の一丁目に来た感じですが、少しでも喰らいついていきたいと思います」(太田)、「誰と当たるか分かりませんが、他のメンバーはZSTルールに慣れている選手なので、強豪とやるつもりで戦います」(小谷)、「この中で僕がパンチは一番強いと思います。まずは綱引きの練習から始めます」(森)、「試合で負けても綱引きでは勝つ!」(平)と意気込みを語った。



▲ハミトフに2枚のイエローカードがあり、平(右)が判定勝利

▼セミファイナル(第10試合) 初代ZSTライト級王者決定トーナメント一回戦 5分2R
○平 信一(綱島柔術)
判定
●クアット・ハミトフ(カザフスタン/2010年&2011年BUSHIDO FCトーナメント王者)

 RINGS後楽園大会に大挙参戦するカザフスタンからハミトフがライト級王者決定トーナメントに参戦。一方の平は"暴力柔術"というニックネームで、アグレッシブな試合を身上としている。

 1R、ハミトフが右フックからタックル。平が足関節を仕掛けると、ハミトフは足を抜いて平のボディにパンチを落とす。平が立ち上がると、ハミトフは平をねじ伏せるようにテイクダウンする。しつこく足関節を狙う平だったが、ハミトフはそれを潰して、ひたすらボディにパンチを落とす。

 2R、平がバックブローを見せると、ハミトフが右フックからタックルでテイクダウンする。しかしハミトフも動きが少なくブレイクとなる。再開後、突っ込む平にハミトフが右フック! そのまま平をぶん投げるが、ここで勢い余ってグラウンド状態の平の顔面を殴ってしまい、レフェリーからイエローカードが提示される。

 試合が再開されるとパンチとタックルで平を攻め込むハミトフ。しかしここでグラウンド状態の平の顔面を殴る反則で2枚目のイエローカードとなってしまう。その後もハミトフがパンチとタックルで平を攻めたが、イエローカード2枚が判定に響き、平がハミトフを下す結果となった。

 試合後、平は「ハミット選手はちょっとだけ強かったですね! でもまだベルトには早いですね! また日本に来てください。ZST初代のベルトは俺の物だーーー!!!!」と絶叫マイクで締めくくった。



▲森(右)が左ストレート一発で上田をKOした

▼第9試合 初代ZSTライト級王者決定トーナメント一回戦 5分2R
○森 興二(X−ONE GYM 湘南)
KO 1R3分19秒 ※左ストレート
●上田厚志(骨法烏合会矢野卓見道場)

 矢野卓見の愛弟子・上田とZSTでは連続KO勝利中の森による対戦。1R、サウスポーの森がじりじりとプレッシャーをかけて左ストレート、左アッパー、右フックを打っていく。上田も右の蹴りを出して組み付こうとするが、森はそれを潰して上田のボディにヒザ蹴りを入れる。そして上田の右ミドルに森が左ストレート! この一発で上田がばったりと倒れて、森が豪快なKO勝利を収めた。



▲対戦相手のドクターストップで太田(右)が不戦勝

▼第8試合 初代ZSTライト級王者決定トーナメント一回戦 5分2R
○太田裕之(ZFC)
不戦勝 ※佐々木がドクターストップのため欠場
●佐々木誠(心温塾)

 佐々木が前日計量をクリア出来ず、体調不良のためドクターストップ。不戦勝でトーナメントを勝ち上がった太田は「今日は試合がなくなって残念です。僕は見ての通り、毛がないんですが、今日は怪我なく終わることが出来たので、プラスに考えて決勝に向けて頑張ろうと思います」と挨拶した。



▲矢島(右)がアンクルホールドで一本勝ちし、RYOTAにリベンジした

▼第7試合 ZSTフライ級王座次期挑戦者決定戦 5分2R
○矢島雄一郎(禅道会新宿道場)
一本 1R1分20秒 ※アンクルホールド
●RYOTA(キングダムエルガイツ)

 2009年11月に戦極で対戦している両者、その時はRYOTAがアームロックで矢島に一本勝ちを収めている。また11月23日に行なわれるZST10周年記念大会で、フライ級王者・田沼良介とタイトルマッチで対戦する挑戦者を決める試合でもある。

 1R、リーチで勝るRYOTAがジャブ、そして飛びヒザ蹴りを狙う。そのままガードポジションに引き込んだRYOTAだったが、矢島がアンクルホールド! これがガッチリと極まり、RYOTAがタップ! 矢島が見事な一本勝ちでリベンジを果たし、田沼とのタイトルマッチにつなげた。

 試合後、田沼がベルトを持ってリングイン。「僕は1月に渡辺竜也選手に負けて、矢島選手はずっと連勝しています。ベルトを持っているのは僕ですが、挑戦者のつもりで戦います」と挨拶すると、矢島も「僕は矢島選手に2回負けていて、次が3回目です。ラストチャンスで挑むのでよろしくお願いします」と意気込みを語った。


▼第6試合 62kg以下契約 シングルマッチ 5分2R
△房野哲也(リバーサルジム横浜グランドスラム)
時間切れドロー
△ヒロ・ヤマニワ(ボンサイエクストリーム)

▼第5試合 バンタム級シングルマッチ 5分2R
△清水俊裕(総合格闘技宇留野道場)
時間切れドロー
△村田卓実(和術慧舟會RJW)

▼第4試合 フェザー級シングルマッチ 5分2R
○島村 裕(総合格闘技宇留野道場)
一本 1R3分27秒 ※腕ひしぎ十字固め
●馬場高広(リバーサルジム横浜グランドスラム)

▼第3試合 フライ級シングルマッチ 5分2R
△竹中 慎(P's LAB東京)
時間切れドロー
△榛葉善也(マスタージャパン)

▼第2試合 バンタム級シングルマッチ 5分2R
△大久保謙吾(MSD護心道)
時間切れドロー
△土橋政春(X-TREME柔術アカデミー横浜/RINGS)

▼第1試合 フェザー級シングルマッチ 5分2R ※GT-Fルール
○牧野仁史(リバーサルジム東京スタンドアウト)
一本 2R58秒 ※ヒールホールド
●平尾悠人(X-TREME柔術アカデミー横浜)

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