▲最激戦区のWINDY−40kg級トーナメントを制覇した山田航暉(右)を祝福するキング・ムエの佐藤孝也会長(左)
9月22日(土)東京・ディファ有明にて、WINDY Super Fight『Muay Thai WINDY Super Fight in Differ Ariake』が開催され、全5階級によるWINDYジュニアのトーナメントで激戦が繰り広げられた。
トーナメント最大の注目を集めたのは40kg級。WINDYの絶対王者として君臨する40kg級現チャンピオン・石井一成(TEAMWARUGAKI)が体重増により王座返上したため、4名の選手による王座決定トーナメントとなった。
優勝候補最右翼は、8・26「JKMO統一大会」で石井に判定勝ちを収め、40kg級統一王座を獲得した山田航暉(キング・ムエ)。
→40kg級トーナメント一回戦、福田真斗(右)が茂木俊介(左)のパンチに右ミドルを合わせる
その他、元35kg級の三冠王・太田拓真(新興ムエタイジム)、M-1ジュニアの上位ランカー・茂木俊介(KickBox)の2強に加え、タイ・アディソンスタジアム75・77ポンド2階級制覇の福田真斗(キング・ムエ)が階級を上げてエントリーした。
まず、一回戦では福田と茂木が激突。福田は茂木の攻撃を冷静にさばきつつテンカオを入れていく。2Rにはヒザ蹴りの連打でダウンを奪取。さらには茂木のパンチには福田が右ミドルをカウンターで合わせるなど、うまさが光る。判定で福田が決勝戦へ。
→山田航暉(左)が太田拓真(右)をヒザ蹴りで追い込む。
反対ブロックでは、山田と太田が対戦した。太田は長い手足を生かした攻撃。山田は太田の蹴り終わりには着実に蹴りを入れるなど、両者ともに一進一退の攻防を繰り広げる。首相撲の攻防でも譲らない展開となったが、僅差で山田が決勝戦へ。
福田と山田のキング・ムエ同門対決となった決勝戦。序盤は蹴りの攻防となったが、中盤ラウンドになると、山田のプレッシャーが強くなり、福田が下がる展開。
山田の攻撃に対し、福田も応戦するものの後手に回ってしまう。終盤には、山田のパンチがクリーンヒットする場面も。実力者対決は判定決着となり、山田が勝利。山田はWINDYで過去にタイトルを獲得したことがなく、念願の王座獲得となった。
→TRIBELATEトーナメント−55kg級で優勝した福田海斗(キング・ムエ)
その他、今大会では“TRIBELATE提供マッチ”として、TRIBELATEトーナメントも開催。−55kg級では、福田真斗の兄・福田海斗(キング・ムエ)がエントリー。決勝戦では、同門の浜地和也と対戦し、首相撲で圧倒した福田が優勝を果たした。
また、WINDYトーナメントを目指すビギナー〜ミドルレベルの選手が出場する「TRIBELATE−27kg級ルーキーズトーナメント」も行われ、WINDY Super Fightのワンマッチで着実に力を付けてきたB-FAMILY NEOの大戸海秀が優勝を果たした。
→TRIBELATE27kg級チャンピオンとなった大戸海秀(B-FAMILY NEO)
WINDY Super Fight
「Muay Thai WINDY Super Fight in Differ Ariake」
2012年9月22日(土)東京・ディファ有明
計量 9:30 開始 10:00
<トーナメント優勝者>
TRIBELATE−50kg級 福田海斗(キングムエ)
WINDY−40kg級 山田航暉(キング・ムエ)
WINDY−35kg級 早川温貴(B-FAMILY NEO)
WINDY−30kg級 太田一航(新興ムエタイジム)
TRIBELATE−27kg級 大戸海秀(B-FAMILY NEO)
WINDY−25kg級 谷津陽之(新興ムエタイジム)
WINDY−20kg級 二階堂未来翔(パワーオブドリーム)
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