▲青木(手前)の三角絞めが極まり、見事な一本勝ち!(photo=ONE FC)
「ONE Fighting Championship〜RISE OF KINGS〜」
2012年10月6日(土・現地時間)シンガポール・インドアスタジアム
10月6日(土・現地時間)シンガポール・インドアスタジアムにて、アジア最大のMMA(総合格闘技)イベント『ONE Fighting Championship〜RISE OF KINGS〜』(通称ONE FC)が開催され、日本から青木真也(パラエストラ東京/Evolve MMA)、川村 亮(パンクラスism)、朴光哲(KRAZY BEE)、上田将勝(パラエストラ東京)の4選手が出場した。
スーパーファイトに登場したDREAMライト級王者の青木は、アルナウド・ルポン(フランス)と対戦し、わずか1R85秒、三角絞めで一本勝ち。新設されたONE FCライト級世界タイトルマッチに出場した朴が、ゾロバベル・モレイラ(ブラジル)を3RKOで下し新王者となったことを受け、青木は次期挑戦者に名乗りを上げた。
メインカードと銘打たれた試合、川村vsメルヴィン・マヌーフ(オランダ)の一戦は、マヌーフが1RKO勝利。また、古豪ジェンス・パルヴァーらが出場するバンタム級GP(8人トーナメント)にエントリーした上田は、韓国のソン・ジョンミンを判定で下しトーナメント準決勝進出を決めた。
<主な試合結果>
▲青木(右)は長男を抱きかかえて勝ち名乗りを受けた(photo=ONE FC)
▼ライト級 5分3R
○青木真也(パラエストラ東京/Evolve MMA)
一本 1R1分25秒 ※三角絞め
●アルナウド・ルポン(フランス)
1R、青木は開始後すぐにタックルでテイクダウンを奪うと、相手の両足の上に乗るマウントポジションから金網際で腕十字の体勢を作り、三角絞めへ移行。ONE FCデビュー戦を鮮やかな秒殺一本勝ちで飾った。
▲マヌーフ(右)の強烈な右ミドルで川村(左)の身体がくの字に曲がる(photo=ONE FC)
▼ミドル級 5分3R
○メルヴィン・マヌーフ(オランダ)
.KO 1R4分40秒
●川村 亮(パンクラスism)
1R、川村はハイキック、ローキックを出して積極果敢に攻めるが、マヌーフの右ミドルをもらって身体がくの字に曲がる。身体を左右に揺らしてトリッキーな動きを見せる川村だが、タックルのフェイントを入れて身体を起こしたところでマヌーフの右フックが炸裂! バッタリと倒れた川村にマヌーフが襲い掛かろうとしたところで、レフェリーが間に入り、マヌーフのKO勝ちとなった。
▲パンチで攻めた朴(右)がTKO勝ちで世界タイトルを奪取!(photo=ONE FC)
▼ONE FC世界ライト級王座決定戦
○朴 光哲(Krazy Bee)
TKO 3R1分2秒
●ゾロバベル・モレイラ(ブラジル)
※朴が初代王座に就く。
1R、蹴りで攻めるゾロに対して朴は左右のフックで踏み込む。2Rも左右のフックで攻め込む朴に、ゾロもパンチで応戦。ゾロが朴をケージに詰めて追い込み、テイクダウンを奪ってアームバー狙いから立ち上がると、サッカーボールキック。
3R、攻勢をかけるゾロだったが、朴の右フックがヒット! 下がるゾロへ朴がパンチでラッシュを仕掛け、金網にもたれかかるように倒れるゾロへさらに追い討ち。ここでレフェリーが試合をストップし、朴が初代世界ライト級王座を獲得した。
▲上田(左)が判定勝ちで準決勝へ駒を進めた(photo=ONE FC)
▼バンタム級GP準々決勝 5分3R
○上田将勝(パラエストラ東京)
判定3−0
●ソン・ジョンミン(韓国)
1R、両者の蹴り合いから上田がタックルでテイクダウンを奪い、上からパンチを入れながらポジションをキープ。強烈な左の一撃も見舞う。
2R、またも蹴り合いを展開する両者。上田はタックルを狙うが、ミンジュンは金網を背にしてテイクダウンを防ぐ。上田が2度フロントチョークを仕掛けたが、極めることは出来なかった。
3R、上田のタックルに対してミンジュンもタックルを仕掛けてきたが、上田が逆にミンジュンにしりもちをつかせる。ブレイク後、飛びヒザ蹴りで逆転を狙ったミンジュンだが、タックルを上田に潰されて上を取られた。判定3-0で上田がバンタム級GP決勝へ進出した。
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