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■45度に切り上げてくるヒザ蹴りは見切りづらい

 2005年度のK-1 WORLD GPで抜群の強さを発揮し、見事に優勝を飾ったセーム・シュルト。歴代優勝者と比べても、歴代最強王者に値する実力を兼ね備えているのではないだろうか?

 シュルトの闘い方はヘビー級では珍しい 膝を主体としたムエタイスタイルである。やや八の字気味に手を上げながら、歩み足で前々に出てプレッシャーかけていく。そうして間合いを詰め、首を左手で交差するように引っ掛けながら(左交差掛け)左膝を顎めがけて袈裟切りの逆軌道の如く45度上に切り上げ相手の死角から放っていく。

 私の経験上、45度に切り上げてくる膝は非常に見切りづらく、この膝を放てる相手と闘う場合には袈裟膝を常に念頭にいれながら、相手との位置、リズム、技の選択を考えて慎重に闘わなければならない。この時点で相手にイニシアチブを奪われていることになり、オーソドックスな型の相手と対戦する数倍以上のスタミナを浪費するものである。

 あの上背・リーチ・懐の深さで間合を詰められては 左袈裟膝蹴り(顔)の間合いに合致してしまい、非常に危険な状態となる。それを避けるために自然とシュルトに対した相手は後ろへ退かされてしまう。

 軽量級の選手ならば後ろへ退かされても、バックステップとサークリングを上手く共用して、その間合いを外して攻め込むことも可能なのだが、体の大きなヘビー級ではステップを用いるだけのバランス・脚力、そしてスタミナに限りがあるため、軽量級の様な対応ができない。(自然の体の法則)。

 シュルトは右・左と交互に足を踏み出す歩み足からの膝蹴りに加えて、間合いを詰めてからの左前蹴りも得意としている。

 これが左膝と連係することにより、より相乗効果を生み出した攻撃となり得るため、対戦相手は気を上下へ散らされることとなる。袈裟膝に意識をとらわれ、意識が上段に集中するため、そんな時にボデイを攻められれば、完全に虚を突いた攻撃となり、虚を突かれた攻撃というのは子供の蹴りでも効いてしまう。

 その蹴りを放つのがシュルトでは、一撃で即倒してしまうのも無理はない。シュルトはこの左からの袈裟膝(顔面)、左前蹴りの2パターンの戦法しか持ち合わせていないのであるが、あの2メートルを超える上背とリーチがあればこのパターンだけで威力と強さを発揮するには十分であり、この攻撃法を崩すことは容易なことではない。

吉鷹氏が分析するシュルト攻略法、打倒シュルトの最右翼とは!?
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