2009年2月20日(金)東京・後楽園ホールで開催されるDEEP事務局『DEEP 40 IMPACT』で、福田力(GRABAKA)とDEEPミドル級次期挑戦者決定戦を争う桜井隆多。福田とはちょうど1年前に初対戦し、判定負けを喫しているため今回がリベンジマッチ。「守りに入ったらやられる」と覚悟を決め、37歳のベテランは「上を目指していた頃の気持ちを取り戻して」ぶつかっていく。
桜井隆多(さくらい・りゅうた)
1971年9月18日、茨城県水戸市出身
プロレスラーを目指して体作りを始め、
1994年には単身渡米してフロリダのカール・ゴッチ道場に入門
1996年と1997年トーナメント・オブ・Jに出場
1998年8月、第5回全日本アマ修斗選手権ライトヘビー級で優勝
1999年9月18日、修斗の喜多将士戦でプロデビュー
修斗では現DEEPミドル級王者の中西裕一に勝利、
現パンクラス・ミドル級王者の竹内出とは2度引き分け
2003年5月5日からはDEEPを主戦場に移し、
2004年12月18日に上山龍紀を1RKOで破り第2代DEEPミドル級王座に就く
2004年2月15日にPRIDE武士道初参戦、計3度出場する
2006年2月5日、長南亮に敗れて王座を奪われる
身長178cm、体重83kg
プロ修斗戦績:7勝3敗4分
DEEP戦績:10勝5敗
R-BLOOD所属 |
■年齢や闘い、いろんなものに挑戦していく
ーー2009年初戦が福田力選手とのリベンジマッチになりました(※2008年2月22日、DEEP第4代ミドル級王者決定トーナメント1回戦で対戦=福田が判定勝ち)。
「そんなに気負っているわけではなく“あ、やるんだな”って感じです。前回闘った時はトーナメントの組み合わせが当日抽選だったので、全然データが分からなかったんですよ。だから“どうなんだろう”って、試合をやってる最中も“どんなことするんだろう?”と思っていました。レスリングをやっていた人だからタックルとかしてくるんだろうなとか、変に警戒しすぎてしまった部分があります」
ーートーナメント前から福田選手は優勝候補と言われていましたが、それでも意識はしていなかった?
「意識しないといけなかったと思うんですけれど(笑)。とりあえずトーナメントということで、怪我をしないで行ければな、くらいしか考えてませんでした。みんな強いと思っていたので、一人だけを警戒していても仕方がないし、誰に決まってもやるしかないので自分の練習だけちゃんとやろうと。動ける体を作っていけばいいなくらいしか考えてなかったです。そういう考え方だったから、よくなかったんでしょうね。
いろいろ反省はあります。トーナメントに向けての気持ちとか、他の人と比べると自分の中で油断というか、勝てるなくらいに思っていて。ナメていたというわけではないですが、そういうのがあったのかな。
それがこの1年間、ずっと頭の中にあったのでちょうど丸1年で同じ相手と試合が出来るのは運命的な何かがあるのかなって感じは個人的にしています。前にも似たようなことが何度かあったので、その経験もあるし、それを活かして勝たないといけないですね。
あと、前回の試合の時にもの凄く途中で何か嫌な感じがあったんです。“何やってんだよ”みたいな感じが。お客さんに対しても自分に対しても、セコンドにも佐伯さんとかにもこんなものじゃないよなって気持ちがあった。上手く噛み合わなかったというのもあるかもしれないし、それを打開できなかったということで自分の力不足というのもあったと思います。
ベルトを一度は巻いたことがありますが、それは全然抜きで挑戦者というのが自分には一番合っていると思うから、いろんなものに挑戦して行こうかなって感じですね。年齢的なものに対してもそうだし、闘い自体が挑戦じゃないですか。そうやって挑戦することが楽しみ。
この試合に関してはその部分を出して行きたい。自分の中で天狗になってた部分もあると思うんですよ。そういうのは抜きで行きたいと思います。若手とか後輩もいるし、彼らを見てるとハングリーなんです。自分もそれを見習うというか、そういう気持ちに戻ってチャレンジしていきたいと思っています」
桜井隆多インタビュー内容
■年齢や闘い、いろんなものに挑戦していく
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■総合格闘技なので総合力で福田に勝ちたい
■実はGRABAKAに出稽古へ行こうかと思っていました |
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