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 365人まであと→ 348    ※インタビューの一覧はこちら→

 1年間で365人にインタビューするという年間を通してのシリーズ連載企画。
 選手・関係者だけでなく格闘技に携わる人には誰でも聞いちゃいます。
 雑誌にはめったに登場しないあの人この人のインタビューも!
 果たして、どんな人物が登場してくるのか、乞うご期待!



 2009年2月20日(金)東京・後楽園ホールで行われるDEEP事務局主催「DEEP 40 IMPACT」ライト級王座決定トーナメント一回戦にて、元ウェルター級王者の中尾受太郎と対戦することが決まった松本。今田耕司率いる今田道場の所属選手という変わった経歴を持ち、ファイトスタイルもガードをだらりと下げた構えから繰り出すカウンターが武器。もともとボクサーを目指していたという松本はなぜ総合格闘技の道を選んだのか? そしてあのファイトスタイルはいかにして作られたのか? その秘密に迫る。

松本晃市郎(まつもと・こういちろう)
1986年3月7日、徳島県出身
高校時代に柔道を始め、県大会66kg級で優勝を果たす。
高校卒業後、P’sLAB大阪で総合格闘技の練習をスタート。
当時は吉本興業の養成所NSCに通いながら練習を続けるが、
今田耕司率いる今田道場の所属選手になり上京。
2006年10月25日、パンクラスゲートで太田純一とドロー。
2007年3月25日、パンクラスネオブラッドトーナメント予選で優勝。
2007年7月27日、パンクラスネオブラッドトーナメント決勝で五十里祐一に判定負け。
2007年10月28日、clubDEEP仙台で梅田恒介にKO勝ち。
その後はDEEPを主戦場にし、吉田幸治、伊藤有起、井上誠午に勝利。
2008年10月23日、雷暗暴に判定勝利を収め、王座決定トーナメント出場のチャンスを得る。
DEEP戦績 5勝
総合戦績 7戦6勝1敗
今田道場所属

■ボクサー志望から柔道部に入部、そしてお笑い芸人の道へ

――このトーナメントのオファーを受けた時は率直にどう思いました?(※取材日は1月30日)

「いよいよ来たかという感じですね。練習させてもらっているGRABAKAで先輩にあたる横田さんがDEEPでベルトをかけて戦っているのを目の当たりにしてきましたし、ようやく自分もそこと同じ舞台で戦えるようになったんだなと思います。もちろん次を勝って、タイトルマッチにつなげないと意味がないですけどね」

――前回大会で雷暗暴選手に勝った時点で、次はタイトルに絡む試合になるなという予感はありました?

「はい。次はそうなるだろうと思ってました」

――ベルトへ向けた戦いということで、普段以上に気合いも入っているんじゃないですか?

「入ってますね。実はここ最近、ずっと右拳を痛めていて、ほとんど試合で使えない状態だったんです。でもそれがかなり回復してきて、これからは右のパンチも使えるようになると思います」

――松本選手は柔道出身ですけど、試合では基本的に打撃中心の戦い方をしますよね。

「柔道は高校で3年間やっただけなんですけど、ぶっちゃけ向いてなかったです(苦笑)。総合を始めて打撃をやるようになってから、明らかに打撃の方が自分に合っていると思いました」

――柔道の話が出たところで、松本選手の歴史についてもお聞きしたいんですが、なぜ柔道を始めることになったんですか?

「もともと格闘技が大好きだったんで、いつか自分でもやってみたいと思っていたんです。それで中学時代はボクシングが大好きだったから、最初はプロボクサーになろうと思ってたんですよ。辰吉丈一郎選手のように、大阪の帝拳ジムに行って、ボクシングの世界チャンピオンになろうと。でも僕が通っていた高校がたまたま柔道が凄い強いところで、それで柔道をやることになりました」

――ボクシングをやろうとは思わなかったんですか?

「普通はそう思いますよね。でもなぜなんでしょう。部が強いというのもありましたけど、なぜか柔道部を選んでしまいました。しかも高校を卒業してからは今度は芸人を目指すという、おかしなことになっていくんですけど(笑)」


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松本晃市郎インタビュー内容
■ボクサー志望から柔道部に入部、そしてお笑い芸人の道へ
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■今田耕司率いる今田道場、果たしてその実態は?
■パンチが当たったもん勝ちみたいな試合はしたくない
      
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