2月28日(土)埼玉・所沢市民体育館で開催されるGCMコミュニケーション『CAGE
FORCE-EX』で、王者・廣田瑞人(GUTSMAN修斗道場)が保持するCAGE FORCEライト級タイトルにライト級キング・オブ・パンクラシスト井上克也(和術慧舟會RJW)が挑戦する。約2年ぶりに金網の中に入る井上は、パンクラス王座に続いてケージフォース王座を手中に収め、3本目のベルトを目指すことを公言している。
井上克也(いのうえ・かつや)
1979年8月10日、長崎県出身
身長175cm、体重70kg(試合時)
専修大学レスリング部に所属、
グレコローマンでインカレ2位などの実績を残す
2002年9月、第5回PRE-PRIDE優勝
2003年2月、デモリッションの鬼木貴典戦でプロデビュー、反則負けを喫する
デモリッションで三連勝後パンクラスに参戦、
2004年2月6日の初参戦で石川英司に敗れるも、
パンクラスでは12勝2敗2分の好成績を継続中
2度の暫定王者を経て2008年1月30日、北岡悟を降して
第3代ウェルター級キング・オブ・パンクラシストに君臨
翌日の記者会見で同王座は返上し、ライト級に転向して
2008年12月7日、大石幸史を破り第2代ライト級キング・オブ・パンクラシストとなる
2009年2月1日、花澤大介13の挑戦を退けて同王座の初防衛に成功
2005年7月6日にHERO'S、2008年5月11日にはDREAMに出場
戦績:18勝6敗3分
和術慧舟會RJW所属
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■レスラーらしい所を久しぶりに見せられたらいいな
ーー金網復帰戦で廣田選手との試合が決まりました。まずは廣田選手の印象を。
「第一印象は本人が言ってる通りのハードパンチャーですが、僕の印象ではハードパンチャーというよりはパンチが速いという方が強いです。あとはそれをどう凌ぐか。パンクラスでは大石選手、花澤選手とやりましたが二人ともどちらかと言えば組みに来る選手だったので、今回は打ちに来ると思う。そういう点ではやりやすいわけじゃないですが、自分の好きな試合展開になるんじゃないかと思っています」
ーーその打撃のテクニックはどう評価していますか?
「強いとは思いますが、よく分からないです。あまり見ていないので(笑)。けっこう自分が見た試合だけかもしれないですけれど、逆転勝ちが多いので、スタミナとかもあるのかなって。あとはやっぱりガツンと当たったヤツでなくても相手が効いている感じがあったから当て勘が凄くいい選手なんじゃないかなというのが印象です」
ーー廣田選手が『戦極』のライト級王座と併せて二冠王になることを目標に掲げたのに対して、井上選手は「僕は三冠」と言いましたね。三本目はどのベルトを狙っているんですか?
「三本目は流れです。何でもいいです(笑)。あまり言ってしまうといろんな団体に出られなくなってしまいそう。でも、今回ケージフォースのタイトルをもし獲ったら、本場にも行ってみたいというのがあります。70kgならそこまでフィジカルで負けないと思っています。77kgだと外国人は恐ろしくデカイので」
ーーもしかして、BJ・ペンとやってみたいとか?
「やってみたいですね。引退覚悟で(笑)。それくらいで行かないと死ぬんじゃないかと思います」
ーー金網で「自分ならこういうことが出来る」というものはありますか?
「倒してからのパウンド。金網に押し込んでみたいな展開も今回やってみたいと思っています。あとはヒジをどう使うか。金網の方が上をとってラクに攻められるので、テイクダウンするメリットが金網の方がある。今回はテイクダウンも狙いつつ、レスラーらしい所を久しぶりに見せられたらいいな、と思っています。見せられないかもしれないですけれど(笑)」
ーーキックボクシングの練習ではヒジもやっているんですか?
「ヒジはそんなにやってないです。形くらいですね。本当のキックのような本格的な練習はまだしていません」
ーーケージフォースの試合は2007年3月のウェルター級トーナメント1回戦以来で、吉田善行選手に負けた形で終わっています。
「あの時は肩が痛かったので。そういう言い訳を作って自分の中では解決しています(笑)」
ーーベルトを獲れば肯定できる、と?
「そうですね。70kgでしっかりと大丈夫だぞって所を見せたいと思っているし、金網もいけるぞって所を見せます」
井上克也インタビュー内容
■レスラーらしい所を久しぶりに見せられたらいいな
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■レスリングと打撃は構えとか体の使い方は一緒
■シウバVSジャクソンみたいな試合が出来たら引退できる |
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