不良たちが国技・大相撲の聖地で大暴れ! 3月15日(日)東京・両国国技館に進出して開催されるファイティングネットワークリングス『クローズZEROU公開記念
THE OUTSIDER SPECIAL』。ラスト5試合は前田代表がその素質を高く評価する10名によって“頂上決戦”が行われる。各試合の見所はもちろん、アウトサイダーの方向性など前田代表が大いに語った!
※「THE
OUTSIDER SPECIAL」のニュースはこちら
PROFILE
前田日明(まえだ・あきら)
1959年1月24日、大阪府出身
少林寺拳法、無想館拳心道空手(二段)を経て、77年7月に新日本プロレス入門
8月25日、山本小鉄戦でデビュー
81年12月、カール・ゴッチと出会いマンツーマンの特訓を受ける
2度のUWF旗揚げを経て91年5月11日、リングスを旗揚げ
99年2月21日、アレキサンダー・カレリン戦で引退
02年に第一次リングス活動停止
05年3月、HERO'Sスーパーバイザーに就任
08年1月21日、不良を対象としたアマチュア格闘技大会「THE OUTSIDER」を旗揚げ
リングス代表
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■5試合ともお互いが“アイツとやりたい”相思相愛のカード
ーー『THE OUTSIDER』がついに両国国技館進出を果たすわけですが、国技の聖地で不良たちが試合をするというのが面白いです。
「コラボイベントとはいえ決まるまではけっこう右往左往したけれどね。いろんなところに気を使ったりして、なかなかスムーズには進まなかった。でも、いろんな人のおかげで実現できるようになったよ。
最終的には両国国技館も、大相撲がいろんな問題で世間から非難されたりもしているけれど、チャンスを失った若者たちにもう1度チャンスを与えるというアウトサイダーのコンセプトは意義があることじゃないか、ということで貸してくれた。やっぱり国技だよ、相撲協会は大したもんだ」
ーー相撲は元々、神様に捧げる儀式だったじゃないですか。前田さんは現役の時に、両国国技館に格闘技の神様がいると感じたことはありますか?
「いる時といない時があるんだよ。ふとした瞬間に、そういう荘厳な雰囲気を感じる時と感じない時がある。昔の蔵前国技館の方が感じることが多かったかな。でも、スピリチュアルなものを感じることは、日本武道館の方がはるかに多い。俺も試合の時に上を見上げて、“力を貸してください”と言ったことが何回もある。俺の過去にやった武道館での試合を見れば、リングに立った時に上を見上げているシーンが何回かあると思う。
あそこには靖国神社の御霊がいっぱいいるんだよ。国を守る護国の鬼みたいな人たちが存在している。そういう人たちが若い人たちのやることを見ているんだよ。アウトサイダーもいずれは武道館でやりたいけれど、まずは両国で何事もなく済ませてそれからだね。両国にはいろんな人脈があったから何とかなったけれど、武道館にはないから」
ーー今回は会場が会場だけに、気合いの入ったマッチメイクだと聞きました。
「もう最高のカードでしょう。特にラストの5試合は、今のアウトサイダー各階級の頂上決戦のようなカードばかり。みんなレベルが高い。コイツらは素質という部分で言うと、とんでもないんだよ。町の道場でしこしこやってるだけで、何でこんなことが出来るのかってことがいっぱいある。彼らは生まれ持った“センス”でやってるんだよね。それにはビックリさせられる。
特に今回のラスト5試合に出場する選手はどれも磨いたらプロでもいけるっていうヤツばかり。それに、5試合ともお互いが“アイツとやりたい”と言っていた相思相愛のカードなんだよ」
ーー渋谷莉孔選手なんかは衝撃的デビューでしたね。
「渋谷は繊細で壊れそうな所もあるんだよね。平(直行)がこの前、渋谷と対談したそうなんだけれど、平曰く“あいつは素質がある”と。でも、逆に素質があるゆえに工芸品のように繊細なもろさがあるって言うんだよ。
この子は人間として、ちょっと気になる子だね。これからどうなっていくんだろうって、ちょっと心配になる。“溶鉱炉のふちにあるダイヤモンドの原石”って感じかな。転げ落ちたら解けてしまうから、まず陽のあたる所に持っていってあげて磨かないといけない」
前田日明インタビュー内容
■5試合ともお互いが“アイツとやりたい”相思相愛のカード
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■アパッチは打撃の素質だけならKIDと同じくらい
■アウトサイダーはしょうもないPV作らなくても毎回ドラマに溢れている |
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