3月20日(金・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催のワールドビクトリーロード『戦極〜第七陣〜』から開幕する「戦極フェザー級グランプリ2009」。その優勝候補と目されているのが“修斗の子”日沖発だ。「自分が引っ張っていけるくらいの実力をつけていきたい」「その結果、エースと認めてもらえる試合が出来たらいいと思う」と、やる気に満ちた日沖に直撃!
PROFILE 日沖発(ひおき・はつ) 1983年7月18日、愛知県名古屋市出身 身長177cm、体重65kg 中学時代にブラジリアン柔術を始め、 2001年9月24日の第8回全日本アマ修斗ライト級で3位入賞 2002年10月6日に菅谷Gatch正徳でプロ修斗デビュー 2003年の新人王トーナメントに出場するも2回戦で高谷裕之に敗れ初黒星 2006年5月5日、カナダのTKOに出場して世界フェザー級王座に就く 2006年8月26日、PRIDE武士道に初出場してジェフ・カランに判定勝ち 2008年10月3日、TKOで世界フェザー級王座の初防衛に成功 2008年11月29日、佐藤ルミナを僅か3分32秒でTKOに降す ニックネームは“修斗の子” 通算戦績:17勝3敗2分 TKO世界フェザー級王者 ALIVE所属
| ■蹴れるのはいいこと。ある技術は使った方がいい ――3・20『戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦』で対戦するクリス・マニュエル(アメリカ/アメリカン・トップチーム)の試合映像を見たとのことですが、どんな選手でしたか? 「身体はそんなに大きくないと思いますけれど、アメリカン・トップチームなのでいろいろ話題になっているリカバーとかの知識もあるので、ひょっとしたら身体を大きくしてくるのかなという気もします。それと、見た目はけっこう気が強そうな顔をしていますし、黒人の選手とは対戦したことがないので……。やってみればみんな一緒だと思いますが、その点もちょっと楽しみです」 ――技術的にはどうでした? 「ソツがないような感じがしました。トータルに出来る印象ですが、特別にこれがというほどのものはなかったと思います。ただ、上手く蹴るなって印象はあります。総合の打撃って荒い人が多いと思いますが、けっこう上手に蹴りを織り交ぜてやってくる選手ですね。そういう意味では当てるテクニックがあるのかなって思います」 ――日沖選手も蹴りを織り交ぜたファイトスタイルですね。 「そうですね。僕も総合の選手にしては使う方だと思います」 ――それは意識しているんですか? 「寝技に自信がないと蹴れないと思います。どうしてもパンチャーになってしまう選手が総合には多いじゃないですか。蹴ってバランスを崩すのが怖いというのがあるんでしょうね。だからクリスも蹴ってくるということは寝技に自信を持っているからだと思います。柔術の黒帯を持っているという話も聞きました」 ――日沖選手が蹴りを使うのは、寝技に自信があるからなんですね。 「タックルを切る自信もありますし、もしコカされてもそれはそれでいいかなって自分では思っていますから」 ――蹴りを使っていこうというのは自分で考えたんですか? 「ある技術は使った方がいいと思います。ジョルジ・サンピエールなんかもけっこう蹴りますよね。無闇に蹴ればいいってものではないですが、蹴れるというのはやっぱりいいことじゃないかと思います」 ――蹴りを参考にしている選手とかはいますか? 「キックボクシングと同じ蹴り方をしてしまうと場合によってはよくないので、基本的には意識を散らすようにすることを意識しています。誰を参考に……と言われると、特別見本にしている選手はいないですね」 ――キック系のジムに出稽古へ行ったり、キックボクサーとスパーリングをしたりしているんですか? 「いや、そんなことはないです。行ったことは何回かありますが、定期的に通っているというのはないです」 ――同じ名古屋の佐藤嘉洋選手とは? 「何回か一緒に練習させていただいたことは……
日沖発インタビュー内容
■蹴れるのはいいこと。ある技術は使った方がいい ※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■子供や女性の会員さんともスパーリングします ■総合は10回やれば何回も勝敗が入れ替わる
■いつでもやれそうな人とはあまりやりたくない | |
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