3月29日(日)東京・ディファ有明で開催されるKGS『RISING ROOKIES』にて、敏暴ZLS(チームゼロス)と対戦するT-98(=たくや)。ちょっと読み方が難しいリングネームを持つこの男、高校時代には強豪校で甲子園を目指していたという高校球児。そんな元高校球児がいかにしてキックボクサーを目指したのか?
T-98(たくや)
1985年6月28日、東京都出身 身長175cm 小・中・高と野球部で活躍。2007年1月にクロスポイント吉祥寺に入門。 2007年10月にKAMINARIMON
70kgトーナメントで準優勝。 2007年11月25日、R.I.S.E.の阿佐美宏明戦でプロデビュー。 沖縄の天下一武道会、M-1など様々なリングでキャリアを積む。 戦績:4勝(2KO)2敗 クロスポイント吉祥寺所属 |
■早く本戦に出て自分の入場曲で入場したい ーー試合まで10日を切りました。試合に向けて充実した練習は出来ていますか?(※取材日は3月20日) 「試合間隔が短いんですけど、怪我もないし、スタミナも落ちてないです。コンディションはいいですね」 ーー前回の試合は3月のM-1ですけど、短い間隔で試合をすることには理由があるんですか? 「もともと4月から始まる予定のLOOKIES CUPに出ようと思っていたんです。だから出場資格が4戦以内ということだったので、あまり試合が出来なかったんですよ。
でも年末からLOOKIES CUPに出るのではなく、ワンマッチでキャリアを積みたいと考え方を変えて、どんどん試合数を増やそうと思いました」 ーー前回の試合を踏まえてどんな反省点がありました? 「1Rは足を動かして自分のペースで試合が出来ていたんですけど、2R以降は足が止まってしまって、それが反省点ですね。今回の相手はガンガン前に出てくる選手なんで、足が止まると捕まってしまうと思うんですよ。だから絶対に足を止めずに戦おうと考えてます。特に自分の場合は背もあまり高くないので、パンチを主体にするなら、足を使って出入りを意識しないと駄目だと思ってます」 ーーそういった意識を持つようになったのはいつ頃からなんですか? 「本当に最近ですね。年末の試合くらいから、考えるようになりました」 ーー今日のスパーリングでもかなり足を使うことを意識していたと思うのですが、練習ではどのくらい出来ていると感じています? 「まだまだ3割くらいだと思いますよ。初級編が出来るか、出来ないかのレベルだと思います」 ーー対戦相手の映像はご覧になりました? 「はい。うちのジムの73KING選手が2度戦っているんで、色々と話も聞いています。自分から前に出て攻め続けるタイプだと思うんで、そこで根負けしないようにしたいですね」 ーーファイトスタイル的にも噛み合いそうな気はします? 「そうですね。でも面白い試合をするだけじゃなくて、勝ちにこだわりたいです。トーナメントに出ない以上、ワンマッチでしっかり勝ち星を重ねていかないと。うちのジムにはプロ選手も多いし、そういう部分でもライバル意識は持っています」 ーー今大会では同門の中村選手がメインイベントに出場しますけど、自分も早くRISING
ROOKIESではなく本戦に出たいという気持ちはありますか? 「はい。同時入場じゃなくて、自分の入場曲で入場できるようになりたいです(笑)」 |