
3月29日(日)東京・ディファ有明で開催される『RISING
ROOKIES』のメインイベントで、里獅ZLS(チームゼロス)と対戦するNITRO大輔。元々は大輔HGのリングネームでデビューし、連勝していたが、HGブームが過ぎ去ると同時に改名してからは連敗している。今回は心機一転、新潟県対決で勝利して再び上昇気流に乗りたいところだ。そのNITRO大輔は期待に違わぬ面白いヤツだった。
NITRO大輔(にとろ・だいすけ)
1983年3月5日、新潟県出身
身長184cm、体重70kg
デビュー当初はレイザーラモンHGのコスプレで、
大輔HGのリングネームで試合をしていた
イケメン大会“THE FACE”の出場選手に選ばれたこともある
2007年10月28日、後にROOKIES CUPで優勝する國安浩史を1RでKOした
戦績:4勝(3KO)6敗
TARGET所属 |
■改名はあまり浸透していなくていまだにHGと呼ばれます
ーー次の試合は『RISING ROOKIES』のメインイベントで里獅ZLS選手との対戦ですね。印象を聞かせてください。
「正直、あまり見たことが無いんですが、前回見た時はバランスがとれているというか、何でも出来る選手という印象があります」
ーーどんな試合をしたいですか?
「僕の場合は気持ちで退いたら終わりだと思っているので、もうそれは許されません。どうなってもいいのでひたすら攻めます。KOって狙って出来るものではないと思いますが、相手をぶっ壊すつもりでやりたいですね」
ーーZLS勢って蹴りのイメージがありますよね?
「そうですね。サウスポーの選手を見て研究していると聞いたことがあるので、そういうのもあって左ミドルを蹴ってくるのだと思います」
ーーでは、左ミドルの蹴り合いになりそうじゃないですか?
「蹴り合いで負けたら僕は勝負にならないですからね(笑)。多分、ミドルにローを合わせて来たりだとか、研究はされ尽くしていると思うので気にしていません。蹴られたら蹴り返しますよ」
ーー大輔選手は元々サウスポーですか?
「いえ、右利きです。書くのも箸を持つのも投げるのも右で、野球のバッティングだけは左でした。キックは途中から左に変えたんです」
ーーそれはなぜ?
「いや〜……これは誰にも言ったことがないんですが、伊藤会長がサウスポーだったのでそれに憧れて左に変えたんです。他に理由はないですね。サウスポーはこういう点が有利だからとか、そんなことは何も考えず、ただカッコいいと思ったので変えました(笑)。試合で蹴れるようになるまでは1年間かかりましたけれどね」
ーー聞かれると思っていたでしょうが、リングネームの由来を教えてください。
「以前、大輔(ハートマーク)HGというリングネームでやっていた時に、ハードニトロというキャッチコピーを付けてもらったので、そこから名付けました。NITROだけでは寂しいので、何を付けようかと考えて、結局本名を後ろに付けたんです。でも、あまり浸透していなくていまだにHGと呼ばれます(笑)」
ーーそもそも、なぜ大輔HGなどというリングネームにしたんですか?
「あれは忘年会か何かの余興で、当時レイザーラモンHGが流行っていたのでその真似をしたんです。そうしたら思いのほかウケてしまって、これがいいんじゃないかと思い、堂々と二番煎じをやってしまいましたね(笑)」
ーーまさかこんなに早くブームが過ぎ去るとは思っていなかったんですね。
「そうですね。あんなにすぐ、1年もたないとは思いませんでした(笑)。それで名前を変えた方がいいんじゃないかと言われて変えたんです」
ーー最初からリングネームを付けようと思っていたんですか?
「はい。本名でやろうとは思っていませんでしたね。HGキャラでやったのは、元々そっち系の人にモテていたのもあったんです(笑)」
ーーそうなんですか!
「サウナに行くとモテたりしていて(笑)。自分でモテるというのもイヤラシイ話なんですが、お姉さんと言うかお兄さんと言うか、そういう人たちにモテていたのもあってHGキャラでやってしまったんです。最初に新宿FACEで試合をした時なんかは、ちょっと怖かったですね。どこかに連れて行かれるんじゃないかと(笑)」
ーー他にもリングネーム候補はあったんですか?
「シンプルに本名で行くかという案もあったんですが、本名が5文字なので長いかなと思って。漢字5文字は自分の中で何か違うなというのがありました。あと、何か英語を付けたかったんです」
NITRO大輔インタビュー内容
■改名はあまり浸透していなくていまだにHGと呼ばれます
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■松坂大輔を超える驚異的な記録の持ち主
■ピーター・アーツ、アーネスト・ホーストに憧れて……
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