昨年のRISE
RISING ROOKIES CUP 55kg級で見事の優勝を果たした二戸。今年1月のKO-ICHI戦ではキャリアに勝るKO-ICHIに敗れはしたものの、ここまで5勝1敗と新人離れした強さを見せている。軽量級らしからぬハードパンチを武器とし、普段は大工の仕事をしているということもあり、スポーツ万能・運動能力の高いイメージの二戸だったが、そこには意外な素顔が隠されていた。
二戸伸也(にと・しんや) 1980年2月21日、千葉県市川市出身 身長162cm、試合体重55kg RISE
RISING ROOKIES CUP 55kg級 優勝 戦績6戦5勝1敗 クロスポイント吉祥寺所属 |
■青春時代はダラダラ過ごして終わってました(笑) ーー今年1月の試合では無敗記録がストップしてしまいました。試合が終わった時はどんな心境だったんですか? 「いつかは負けるものだとは思っていたんですが、やっぱりショックでしたね。いつもはトロフィーを持って家に帰るのに、あの日は手ぶらで帰り道で自分は負けたんだなって思いました。僕はアマチュアの頃は割りと負けているタイプだったんですけど、プロの戦績が無敗と1敗じゃ全然違うじゃないですか」 ーー確かにそうですね。 「だから悔しかったです。ただ今はもう気持ちを切り替えて練習しています。ちょっと試合間隔が空いちゃいましたけど、また試合をして負けた悔しさを払拭したいですね」 ーー今回は二戸選手GBR初登場ということでプロフィールについてお聞きしたいんですが、もともと二戸選手はキックを始める前には何か格闘技をやっていたんですか? 「格闘技…というかスポーツすらやってませんでした。部活にも入ってなくてバリバリの帰宅部でしたよ(笑)」 ーーえっ!? それは意外でしたね。
「球技も下手だし、レベル的には普通の人以下です。足も速くなかったですから。ただ器械体操だけは好きだったんですよ」 ーー実はバック転がバンバン出来たりしたタイプですか? 「そんなレベルじゃないですよ! 強いて言うなら球技よりも器械体操が好きだな、くらい(笑)。だから本当に運動神経はなかったです」 ーーでは学校が終わった後は何をやってたんですか? 「何してたんだろうなあ。とりあえず友達の家に集まって、とか。別に音楽が好きだったわけでもないし、ゲームにハマッていたわけでもないし、とりあえずみんなで話して……ずっとそんな感じでした」 ーー無気力少年じゃないですか! 「今、振り返るとそうですね。僕の青春時代はダラダラしたまま終わってました(笑)」
二戸伸也インタビュー内容
■青春時代はダラダラ過ごして終わってました(笑) ※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■格闘技とは無縁の生活からプロキックボクサーになるまで ■格闘技をやっている証=ベルトが欲しい |
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