7月11日(日)東京・新木場1stRINGで開催されるマーヴェラスジャパン/DEEP事務局『女子総合格闘技団体ジュエルス
4th Ring』で石岡沙織(空手道禅道会小金井道場)と対戦する藤井惠(AACC)。総合戦績17戦17勝といまだに負けなしの"秒殺女王"は、どこまで強くなるのだろうか。世紀の一戦となったMIKU×リサ・ワードの分析をはじめ、辻結花との"真の女王対決"の可能性を聞いてみた。
PROFILE
藤井 惠(ふじい・めぐみ)
岡山県井原市出身
身長159cm、体重53kg
2004年8月、松本裕美戦で総合格闘技デビュー。
2005年5月、アブダビコンバット女子60kg未満級の準決勝でキーラ・グレイシーに一本負けするも、3位決定戦で一本勝ちし、3位入賞。
2007年5月、アブダビコンバット女子60kg未満級で2大会連続の3位入賞。
2008年9月、立ち技格闘技初挑戦となるシュートボクシングに参戦し、富田美里に初の敗北。
2009年2月、ADCC世界大会アジア予選女子60kg未満級に出場し、日本代表に選ばれる。
通算戦績:17戦17勝
AACC所属
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■6・28MIKU×リサ・ワードの試合を分析、勝敗を決めたポイントとは!?
――富山大会で藤井選手とお会いしたのでビックリしましたよ。MIKU選手の話だと、「"明日の試合頑張ってね"と藤井さんからメールが来た」と言っていたのですが……。
「そうですね。今月11日には自分の試合を控えてるし、全然練習の疲れが取れていなかったので富山入りを断念してMIKUちゃんにメールを送ったんです。でも、送った後に色々と考えちゃいまして(笑)。試合は見たいし、リサ(・ワード)もアメリカから来るし、タイトルマッチだし……ちゃんと生で観たいなと思いました。MIKUちゃんには勝ってもらいたいという思いもあったので、近くで応援したかったんです」
――富山入りを決めた最終決断はいつぐらいだったんですか?
「前日の夕方からウダウダ始めて、夜の8時ぐらいでしたね」
――これまでにも、地方で行われている試合で行くかどうかを迷った試合はありましたか?
「特にないですね。女子の大会を地方でやることって、そんなにないじゃないですか。今回は初めてのことでした」
――藤井選手の次期対戦相手の候補としてMIKU選手の名前は挙がっています。そのMIKU選手の実力を評価しているからこそ、わざわざ現地入りしたというのも理由の一つだったりしますか?
「評価するまでもなく、MIKUちゃんはチャンピオンだし、実績を残していますからね。MIKUちゃんの闘い方は、私の好きな闘い方なんです。練習してきたことを試すことよりも、とにかく今出せるものを思い切って出して行くという闘い方ですよね。私もそういうスタイルですし、MIKUちゃんのことは以前から知っていて、成長過程とかもほとんど観ていますから、一試合も見逃したくないです」
――試合前に藤井選手に勝敗予想をきいたところ、MIKU選手が勝つと予想していましたよね。試合はその通りの結果に終わりました。
「そうですね。1R始まってすぐに、"あ〜この流れだったらMIKUちゃんが勝つな"と感じました。ただ、リサも強い選手なので、自分が押されていても盛り返すぐらいのエネルギーやメンタルもあると思ったんですけど、結局それも出ないまま失速してしまいました。ちょっと減量失敗かなとも思ったんですけど、減量も闘いの一つですからね。そういう意味では、MIKUちゃんは試合直前に交通事故でのケガもありましたけど、しっかり調整してうまく行ったのかなと思いました」
――あそこまでMIKU選手が圧勝すると思ってましたか?
「そこまでは考えていませんでしたが、お互いに得意パターンにいけばそういう可能性もあるかなと思ってました」
――DEEP佐伯繁代表の話では、藤井選手とMIKU選手の試合は来年ぐらいにやりたいという考えがあるようです。自身のタイミングとしてはどのくらいがベストだと考えてますか?
「早めにやりたいというのはないですね。タイミングが一番いいときにやりたいなと思います」
――もし仮にMIKU選手ではなく、今度対戦する石岡選手が富山で試合だったら観戦しに行ってました?
「そのときになってみないとわからないですね。結局MIKUちゃんのときもギリギリで決めたわけですし。あとは……
藤井惠インタビュー内容
■6・28MIKU×リサ・ワードの試合を分析、勝敗を決めたポイントとは!?
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■女子格を応援する新聞「ファイトアゲイン」をスタートしたきっかけ
■石岡戦では変な余裕をもたない。「持っちゃうとゆる〜い試合になります」過去にも!?
■辻結花との夢の対決の可能性は!? |
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