9月21日(月・祝)東京・新宿FACEで開催されるZST事務局「ZST.21」で稲津航と対戦する初代ZSTバンタム級王者の藤原。今回はチャンピオンでありながら、キャリアで勝る稲津に挑戦する形の試合となった。しかしチャンピオンになって「練習の気合の入り方が変わった」という藤原は王者としての誇りを胸に稲津に挑む。
PROFILE 藤原敬典(ふじわら・けいすけ) 1982年生まれ、埼玉県出身 2007年2月4日、「SWAT!09」でZSTデビュー この年は7試合を行い、4勝1敗2分の成績を残す 2008年からは得意の打撃を生かしてシュートボクシングルールにも挑戦 同年5月24日、初代ZSTバンタム級王座決定戦で裕希斗にKO勝利を収め、同王者となる。 通算戦績:7勝1敗2分 秋本道場Revo龍tion所属 |
■チャンピオンになっても変わらず目の前の試合に集中するだけ ーー次の大会で稲津選手との対戦が決まりましたが、最初にオファーを受けた時はどんな心境でしたか? 「ずっと65kgでやってきた選手なんで、自分が対戦するとは思ってなかったですね。しかも僕がZSTに出る前から、ZSTで活躍していて人気もある選手だったので、びっくりしました」 ーーどういった目で稲津選手のことを見ていましたか? 「打撃が鋭い上に寝技も上手い。本当にオールマイティな選手で強いという印象しかなかったです。僕は誰が相手でも自分のスタイルをどれだけ出せるかが勝負だと思っているんで、稲津選手だからどうするという気持ちはないのですが、背が高くてリーチがあるのでそこは少し気になりますね。それでも自分のペースで戦えるように頑張ります」 ーー今回はチャンピオンになって初めての試合ですが何か意識することはありますか? 「そこまで意識はしてないですね。前回のタイトルマッチもそれまでの積み重ねで試合を組んでもらって、たまたまチャンピオンになっただけだと思っているんですね。だからチャンピオンになった試合と稲津選手との試合は全くの別物。『チャンピオンはこういう試合をしなきゃいけない』とは思ってないですし、僕は目の前の試合一つ一つを集中してやるだけです」
|