8月14日(金)東京・後楽園ホールで行われた『Krushライト級グランプリ2009開幕戦Round.2』では堤大輔を判定で下し、プロデビュー以来の連勝記録を9に伸ばした中島。次戦はKrush
70kgトーナメントに決まり、その快進撃は止まらない。常に前に出続けて、アグレッシブな戦い方でKOを狙う。中島のファイトスタイルの原点はあのシュートボクセ・アカデミーにあった。
PROFILE 中島弘貴(なかじま・ひろき) 1988年7月5日、東京都出身 身長176cm、試合体重70kg 学生時代には野球を経験、高校入学と同時にシュートボクセ・アカデミージャパンに入門 2006年、全日本アマチュアシュートボクシング(以下、SB)関東大会で優勝 同年9月23日、SBでプロデビュー、SBでは4戦4勝4KOの結果を残す その後、ジムの閉鎖に伴い、バンゲリングベイに移籍 2008年11月30日、RISEで73KINGに判定勝利 2009年5月17日、Krush.3で喜入衆にTKO勝利 同年8月14日、Krushライト級グランプリ2009開幕戦Round.2で堤大輔に判定勝利 デビュー以来、9戦9勝(7KO)と連勝街道を突き進む バンゲリングベイ・スピリット所属 |
■Krush 70kgトーナメントは優勝しないと意味がない ーー試合が終わってまだ1週間も経っていませんが、もう練習を再開されているそうですね。(※取材日は8月19日) 「はい。9月に70kgトーナメントへの出場が決まっているし、出場選手はみんな強い選手ばかりじゃないですか。だからすぐに練習を再開しました。それに前回の試合も自分的にはダメダメだったので、練習したくなりましたね」 ーー堤選手との試合は具体的にどこが駄目だったと自己分析されていますか? 「自分は試合中にはあまり何も考えずにガンガン行くスタイルなんですけど、今回の試合は少し考えて戦おうと思ったんですね。そしたら自分の前に出るいつものスタイルが消えてしまって。色々と勉強になった試合です」 ーー堤選手はタフでアウトボクシングが上手い選手ですが、やりにくさはありました? 「かなりやりにくかったです。堤選手はあまり打ち合うタイプではないですし、上手く足を使われましたよね。本戦が終わった時にも、もしかしたらポイントを取られたかもしれないと思いました」 ーーそれでも延長Rに入ると持ち前のラッシュでしっかりとダウンを奪いました。 「あそこはもう行かなきゃと思って、一気に攻めました。言い方は悪いかもしれませんが、チャンピオンを目指している自分がここで堤選手に負けてしまうわけにはいかないだろうって。そういう気持ちで必死にパンチを出しました」 ーー中島選手はこれでデビューから9連勝。今でも無敗街道を突き進んでしますが、デビューする前にこうなるとは思っていました? 「全く思ってませんでした。自分でも驚いてます(笑)。とにかく僕はいつもアグレッシブに戦って、自分の全てを出し切ろうと思っているだけなんで」 ーー次の試合はKrushの70kgトーナメントに決まりました。すでに山内裕太郎選手と廣野祐選手の出場が決まっています。2人に対してはどんな印象を持っていますか? 「とても強い選手たちだと思います。でも僕はトーナメントに出るからには優勝しないと意味がないと思っているんで、必死に練習してKOで勝って優勝します」
中島弘貴インタビュー内容
■Krush 70kgトーナメントは優勝しないと意味がない ※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■シュートボクセ時代はガチンコスパーリング10Rは当たり前 ■ヴァンダレイ・シウバのように常にKOを狙ってお客さんを満足させたい |
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