9月21日（月・祝）東京・新宿FACEで開催されるZST事務局「ZST.21」で岡澤弘太との対戦が決まった伊藤。今やZSTには欠かせない存在となった“闘うIT社長”は今年に入って絶好調。ZST4兄弟の長男・矢野卓見を撃破するなど、熱望する所英男戦に向けて確実に結果を残している。岡澤戦をクリアしてさらに前に進むことは出来るか？

■疲労回復や睡眠の質を上げてコンディショニングが良くなりました

ーー今回は岡澤弘太選手との対戦が決まりました。

「岡澤選手はうちの弟（※伊藤有起）とグラップリングルールとDEEPで試合をしていて1勝1敗なんですね。それで今回は対戦相手もそうですけど、兄弟のどっちが強いかをはっきり見せてやろうかなと思います。岡澤選手に勝って生意気な弟を黙らせますよ（笑）」

ーーいつか岡澤選手と対戦するかもしれないという予感はありました？

「ありましたね。やっぱり同じ階級でZSTを主戦場にしている選手なので」

ーー岡澤選手のファイトスタイルについてはどんな印象がありますか？

「フィジカルが強い柔術家という感じですね。ガードポジションからの潜りスイープが上手くて、弟と試合をした時にはパウンドありのルールでも潜り系の技を使いこなしていたんで、かなり自信を持っているんだなと思います。ただAXIS系の選手なんで寝技に関してはバランスよく、何でも出来る選手だと思いますね。イメージ的にはパウロ・フィリオとかヒカルド・アローナみたいな感じです」

ーーかなりシュミレーションは出来ているようですね。

「はい。弟が試合する時に対策を練ったんで、もうびっくりするくらいにバッチリですよ」

ーー今年は伊藤選手もワンマッチで2連勝と波に乗っていますね。何か変化したことがあるんですか？

「今までは練習でもあまり強くはなかったんですけど、今年に入ってからは練習でも強くなっている実感があるんですよ。きっと今までずっと継続してやってきた練習がこのタイミングで実になっているんだなと思います。変わったことがあるとすれば、コンディショニングをより意識するようになったんですよ。今までもマッサージに通ったりもしていたんですが、今年は疲労回復や睡眠の質を上げるようにしていて、そこで成果が出ていると思います」