昨年は当時ウェルター級王者だった内村洋次郎を撃破し、初のメインイベンターを務めるなど、飛躍に一年となった奥出。今年に入ってからも渋谷修身とタイトルマッチを戦い、永田克彦&宮田和幸という大物タッグとも拳を交えた。現在はレーシック手術を受けて休養中の奥出がここまでの戦いを振り返り、そしてこれからの展望を語った。
PROFILE
奥出雅之(おくで・まさゆき) 1978年1月5日、東京都出身 身長176cm、体重73kg 高校時代はレスリング部に所属。2003年にZSTジェネシスライト級トーナメントに参戦。
その後、ZSTでキャリアを積み、昨年は2度のメインイベントを務めるなど活躍した。 そのビジュアルから“ミニ・ホンマン”と呼ばれる。 ゴールドジムサウス東京/チーム09所属 |
■渋谷選手とのタイトルマッチは僕を強くしてくれた ーー5月のタッグマッチの後にレーシック手術を受けたそうですね。 「はい。ずっと手術を受けようかどうか迷っていたんですけど、今後もっと飛躍するためにはやった方がいいと思って手術しました。渋谷修身選手とのタイトルマッチ、永田克彦&宮田和幸選手との試合という山場が終わったので、タイミング的にも今かなと」 ーー今まで奥出選手は裸眼で試合をされていたんですか? 「コンタクトレンズをつけて試合をする選手もいますけど、試合中にコンタクトが外れると集中力が切れるし、外れるんじゃないかという不安を持って試合をしていると、僕の場合は集中が続かないんですよ。それで視力は良くなかったんですが、裸眼で試合を続けていました」 ーー実際に手術を受けてみていかがですか? 「よくレーシック手術をすると世界が変わると言うんですがまさにその通りでしたね。格闘技的な観点で言うと打撃の面ですごくプラスになったと思います。拳を握るタイミングだったり、最後の当たるギリギリのところまでしっかりと見えるんで、今までとは全然違いますね。まだ激しい練習は出来ない状態なのですが、そういった変化は感じます」 ーー奥出選手は昨年から連戦が続いていましたが、一度ここで体をオーバーホールしたいという気持ちはありましたか? 「そうですね。最初に話したように一つの山場が終わって、ダメージの蓄積もあったので、ここで少し体を休めようと思いました。実際に手術後は練習も試合も出来ない状況でしたし」
奥出雅之インタビュー内容
■渋谷選手とのタイトルマッチは僕を強くしてくれた(前半) ※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■渋谷選手とのタイトルマッチは僕を強くしてくれた(後半) ■休んでいる間に新しく覚えたことを実戦で使えるようにしたい |
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