9月22日(火・祝)東京・後楽園ホールで行われるサステイン主催『REVOLUTIONARY EXGHENGES 2』にて、環太平洋ミドル級のベルトを賭けてザビア・ルーカスとの対戦が決まった山崎。修斗ではデビュー戦で吉田善行に敗れたのみで、それ以降は無敗街道を突き進み、今回のチャンスを手に入れた。普段は仕事をしながら週3回しか練習できないという環境ながら、日々の工夫で確実に結果を残してきた山崎。そんな社会人シューターがいざ王座獲りへ!
PROFILE
山崎昭博(やまざき・あきひろ)
1989年5月6日、静岡県御殿場市出身 身長183cm、試合体重ミドル級 DEMOLITTIONなどでキャリアを積み、2005年2月に修斗デビュー デビュー戦こそ敗れるものの、その後は7戦6勝1分と無敗 環太平洋ミドル級のベルトを賭けてザビア・ルーカスと対戦 修斗戦績:6勝1敗1分 SUBMIT静岡所属 |
■練習時間が短い分、対戦相手を考えた練習しかやりません ーー今回は環太平洋のタイトルマッチとなりましたが、試合が決まった時はどんな心境でしたか? 「話自体は今年の3月頃からあったんですが、それが流れて流れて最終的に9月に正式決定したという形だったんですね。だから僕としてはようやく決まったのかという心境でした」 ーータイトルマッチの話を最初に聞いた時にはどう感じましたか? 「このタイミングでしか僕にタイトルマッチの話は来ないだろうなと感じましたね」 ーー例えば1年前に自分がタイトルマッチで戦う姿は想像していました? 「そういうことは一切、考えてなかったです。僕はオファーがあった試合を確実に勝とうと思っていただけだったので」 ーー試合が約1カ月後に迫っていますが、今はどういった練習をされているのですか? 「僕は仕事もしながら練習をしているので、今までのペースを崩さずに、週3回の練習の中で練習の内容や質をよくしようと意識していますね」 ーー山崎選手は週3回しか練習できないんですか? 「そうですね。僕がやっている仕事は1日中職場にいなければならない仕事で、夕方に終わって夜から練習できるというものではないんですよ。またSUBMIT静岡では練習場所を借りてやっているのですが、そこが週に3回しか借りることが出来ないというのもあります。ジムでの練習が出来ない分、仕事の前に走ったり、ウエイトトレーニングをやっているので、それを合わせれば、トータルの練習時間はもう少し長いです」 ーーそれでも他のジムのプロ選手に比べればかなり練習時間は限られていると思うのですが、どういった工夫をしてそれを補っているのですか? 「やはり練習時間が少ないですから、対戦相手を考えた練習だけをやって、余計な練習はしないということですね。試合の作戦や戦略を決めたら、それを徹底的にやり込む。テストに例えて言うと、テスト範囲の勉強しかしないというイメージですね。全てのスキルを上げようとすると、どうしても時間が必要になってしまうじゃないですか。だから次の対戦相手、次の試合に勝つための練習に集中しています」 ーーでは対戦相手の研究には時間もかける方なんですか? 「体を動かす時間は短くても、頭で考える時間はたくさんありますから、頭で考えて自分がやるべきことを決めますね」 ーーそのような練習環境で試合をするようになったのはデビューからずっとなんですか? 「どうでしょうね…ただ今の仕事はデビューの前から続けているものなので、そういう意味ではデビューから練習環境は変わってないのかもしれません」
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