9月23日(水・祝)さいたまコミュニティアリーナにて行われたワールドビクトリーロード主催『戦極〜第十陣〜』でアテネ五輪
柔道銀メダリスト泉浩をKOで下したナンセン。プロ総合格闘家としてのデビュー戦だった泉と拳を交えたナンセンは泉から何を感じ取ったのか。GBRでは大会翌日にナンセンを直撃!試合の裏側を聞くと共に“泉をKOした男”ナンセンの素顔に迫った。
PROFILE
ANTZ ”Notorious” NANSEN(アンズ“ノトリアス”ナンセン) 1983年3月12日、ニュージーランド出身
身長178cm、体重93kg 幼少時代からストリートファイトに明け暮れ、ノトリアス(悪名高き者)と呼ばれる。その後、ナンセンと同じサモア系移民の格闘家・ジェイソン信長に誘われ、キックボクシングジムに入門。キックを始めてわずか9カ月でWKBFクルーザー級王座を獲得。同タイトルのヘビー級王座になり2階級制覇を成し遂げると、IMFムエタイニュージーランドヘビー級王者にもなる。2009年9月23日、戦極でMMAデビューを果たし、アテネ五輪柔道
銀メダリストの泉浩をKOで下した。 キック戦績:14勝1敗1分 MMA戦績:1戦1勝 ETK所属 |
■一番最初に出したパンチで右手を骨折していた ーー今、右手に包帯を巻いていますが、試合中に痛めたものなんですか? 「試合で一番最初に出した右のパンチで骨折しちゃったよ(苦笑)」 ーー一発目のパンチで骨折していたんですか!? 「そうだね。パンチが当たった瞬間に拳に痛みが走ったんだ。その時は怪我したな、とは思ったんだけど、まさか骨折しているとは思わなかったね」 ーー試合を見ている時にはナンセン選手が骨折しているとは思ってもいませんでした。 「リングの上は倒すか、倒されるかの勝負をする場所だ。だから痛みというものは一旦忘れて、全力で泉に向かっていこうと思っていたよ。これまでキックボクシングの試合でも怪我をしたまま最後まで戦い続けるということはよくあったし、その時もリング上では痛みは忘れていたよ」 ーー試合後、ナンセン選手はずっと泉選手へのリスペクトを口にしていますよね。泉選手が打撃で真っ向勝負してくれたことで、ナンセン選手も気持ちのいい試合が出来ましたか? 「まさにその通り! 昨日は本当に自分が戦いやすい試合が出来たと思うけど、それは泉が打撃で向かって来てくれたからこそだ。しかも試合中に何度も『これは効いただろう』と感触があるパンチが入っていたのに泉は全くひるまなかった。そのタフさにも関心させられたよ」
アンズ“ノトリアス”ナンセン インタビュー内容
■一番最初に出したパンチで右手を骨折していた ※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■石井慧がデビュー戦をクリアしたら次は自分が戦いたい ■俺の住んでいた町はストリートファイトが盛んな場所だった ■ストリートファイトが大好きだったけどキックを始めて変わったよ |
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