2010年1月23日、修斗後楽園ホール大会にて佐藤洋一郎(グレイシーバッハ東京)と対戦する佐藤。ランキングやキャリアでは佐藤洋一郎が先を言っている印象もあるが、こちらの佐藤も新人王獲得に始まり、ここまで確実に結果を残してきている。日本人選手の苦戦が続く修斗ミドル級で実現したホープ対決。この一戦に向けて佐藤が意気込みを語った。
佐藤拓也(さとう・たくや) 1986年2月28日、京都府出身 身長178cm、試合体重76kg 2006年6月28日、プロ修斗デビューし、2008年にミドル級新人王となる。 2009年は奥野泰輔、小西“レオ”優樹に連勝を収めた。 2010年1月23日、修斗後楽園大会で佐藤洋一郎との対戦が決定している。 修斗戦績:7戦3勝2敗2分 PUREBRED京都所属 |
■量よりも質へ、練習方法を変えて新人王を獲得 ーー佐藤選手にとって2009年はどんな1年でしたか? 「去年、新人王を取ることが出来て、1月、8月に上の選手と試合を組んでもらって、内容は色々と言われたんですが、とりあえず勝つことが出来ました。課題も多かったんですが、次につながる試合でしたし、自分にとってはいい1年だったと思います」 ーー新人王を取って、自分の中で変わったことはありますか? 「去年までは練習方法もハチャメチャだったんですよ(苦笑)。練習量は多くてスパーリングも数はこなしていたんですけど、内容が伴っていなかった部分があって。島川代表に練習を見てもらうようになって、練習方法が変わりました。技術面・精神面でもアドバイスをしっかり聞くようになりましたし、オン・オフの切り替えをしっかりして、疲れを取るように意識するようになりました。練習量そのものは減ったかも知れませんが、練習の質は上がっていて、プラスになっていると思います。また周りも強い選手ばかりなんで、PUREBRED京都で練習を積んでいれば、他のジムの選手には負けないと思ってやっています」 ーー新人王を取って、しかも格上の選手に連勝。周りから上のレベルにいると見られていた選手に勝っていることについてはいかがですか? 「格闘技をやっている人が言ってはダメなことだと思うんですけど、僕は試合前は『今日は負けるな』と思ったり、リング上で相手に睨まれたりすると『相手は気合い入ってるな』とか思っちゃうんです(苦笑)」 ーー佐藤選手の試合を見ていると、堂々と戦っている印象があるんですが、実際はそうじゃないんですね。 「試合が始まっちゃえば、負けたくないんで思いっきりやれるんですけどね。ただ自分と一緒に練習しているメンバーは本当に強い選手なんで、そこで持っている自信が出ているのかもしれないです。自分の動きに関しては練習でやっていることを出せるようになったなと思います。局面ごとに勝負できるようになったというか。1試合1試合、成長しているなという実感はしています」
佐藤拓也インタビュー内容
■量よりも質へ、練習方法を変えて新人王を獲得 ※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■佐藤洋一郎の印象とは?「修斗ミドル級で佐藤と言ったら…」 ■来年の目標は「ランキングやベルトを意識しているわけじゃないけど…」 |
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