■賞金ももらえて名前も上がるので気持ちは燃えています

ーーROUGH STONE GP 2009 -54kg級の組み合わせが決まり、1回戦の相手は鹿児島陽子選手に決まりました。

「まずは対戦相手どうこうじゃなく減量を頑張ります（苦笑）。鹿児島選手とはグラップリングとアマチュアジュエルスで試合をしているんですが、試合はやってみないと分かりません。リングに上がった時の気持ちで勝ち負けは変わると思うので、自分からガツガツ攻めようと思います」

ーー鹿児島選手とは過去に対戦経験があるそうですが（アミバの2戦2勝）、どういった印象を持っていますか？

「グラップリングで試合をした時は、鹿児島選手が初めての試合だったそうなんですけど、そうとは思えないくらい強かったです。すごい力でタックルされて、私も必死になって一本を取った覚えがあります。私が試合で勝つには勝ってますけど、鹿児島選手はアマチュア大会にもたくさん出ている選手だし、そうやって自分から（試合で）行くのはすごいと思います。私もその勢いに負けないように、練習でやっている内容と結果が出せるようにやっていきたいと思います」

ーー具体的にはどういったことに力を入れて練習されているんですか？

「もともと私は最初から総合の練習を始めて、打撃と寝技の両方を練習していたんですが、組み技の試合に出ることも多かったので、寝技中心の練習が多かったんですね。でも私は打撃も出来るようになりたいと思っていますし、今は打撃にも力を入れて練習しています」

ーー逆ブロックでは長野美香選手と富田里奈選手が対戦することになりました。決勝戦ではどちらに上がってきてもらいたい。もしくはどちらと戦いたいですか？

「お2人とも色々と喋る仲で、富田さんとは練習も一緒にしていてやりづらさがありますね。私は試合前に相手と仲良くするのがダメなタイプで感情が入ると（試合が）やりづらいんですよ。だから富田さんには長野さんにリベンジして欲しいけど、決勝では戦いたくないって感じです。

　長野さんとも戦いたくはないんですが、顔も可愛くて有名だし、もし試合をすることになればプレッシャーなく試合がやれると思います。そういう意味では勝ったらおいしいと思えるのは長野さんですかね…とにかくどちらが相手でも頑張ります！」

ーー今回はトーナメントでの試合になりましたが、優勝賞金も含めてトーナメント優勝への意気込みを聞かせてください。

「賞金が手に入ったら練習仲間とご飯でも食べに行きたいですね。私も切実にお金がないので、ぜひとも賞金は欲しいです。トーナメントで優勝すれば名前も上がるのでおいしいなと思うし、気持ちは燃えていますね。頑張って優勝します。あとは佐伯さんがいつも私のことを馬鹿にするので、ここで優勝して『見たか！』と言って、見返してやりたいです（笑）」

ーーありがとうございました。

（2009年9月5日、ジュエルス記者会見にて収録）