
6月28日(日)富山県・富山テクノホールで行われるDEEP事務局/クラブバーバリアン『DEEP
TOYAMA IMPACT』にて、地元で初の試合を行うアライケンジ。故郷に錦を飾る彼がいま目指している、「あの頃の自分に戻りたい」とは? 知られざる富山県在住時代のことも聞いてみた。。
アライケンジ
1979年10月5日、富山県福光町出身
身長176cm、体重73kg
高校からレスリングを始め社会人レスリングを3年間経験
1998年にはフリースタイルで社会人オープンJr.58kg級優勝
2000年11月の第15回入門テストに合格してパンクラス入団
2002年2月17日、冨宅飛駈にTKO勝ちでプロデビュー
2002年7月28日、ネオブラッドトーナメント準決勝進出するも
北岡悟にアンクルホールドで敗れる
2004年7月3日、DEEPウェルター級トーナメント1回戦で中尾受太郎に敗れる
2005年5月1日、井上克也の持つウェルター級王座に挑戦し、
激しい試合を展開するも2R4分30秒、TKOで敗れた
2006年4月2日、『PRIDE武士道』に参戦してジェンス・パスヴァーと対戦
パンクラス戦績:11勝10敗3分
パンクラスism所属属 |
■富山時代のことはあまり語りたくないんです
ーーアライケンジ選手は富山県出身だったんですね。地元での試合は初めてですか?
「そうです。セコンドでは行ったことがありますが、試合は初めてなので凄く嬉しいし、地元で出来るのはチャンスだと思います。全格闘技選手が地元で出来るかって言ったら、出来ない人の方が多いですよね。だから今回、オファーがあったのはありがたいことだと思っています」
ーー記者会見で「なかなか東京だと地元の家族や友だちが見に来れないので」と言っていましたが、あまりそういう機会がなかったんですか?
「両親は時間があれば来てくれるんですが、やはり富山から東京だと来づらいというのがあるんですよね。母親は毎回来てくれるんですが。さすがに僕も29歳になってくると、友だちがみんな結婚してしまうんですよ。田舎の人は早いので(笑)。
独身の時は東京でも大阪でも見に来てくれたんですが、家庭を持つとなかなか見に来れないみたいです。奥さんの許可が出ないとか(笑)。でも富山だったら奥さんや子供を連れて見に来てくれると思うので、いい機会だなって思います」
ーー富山時代のアライ選手はどんな青春を送っていたんですか?
「そこを聞きますか(笑)。僕、そこはあまり語りたくないところなんです」
ーーまあ、そう言わずに。せっかくですから。
「ちょっとヤンチャでしたね……仲良くしていた人たちはみんな僕のことを知っていて付き合ってくれるんですけれど、あまり仲良くない子たちは僕のことを多分遠ざけているんだろうな、という感じのガキんちょでした(笑)。まあ、早い話がいじめっ子みたいな。あくまでも昔の話です」
ーー相当ブイブイ言わせていたんですね。
「いやぁ、ブイブイ言わせていたかどうかは分かりませんが、少なくとも優等生ではなかったですね(笑)。どちらかと言うと、子供たちにあまりお手本にしてはダメだよって言われるようなタイプでした」
ーーでは、今回故郷に錦を飾るので、成長した俺を見てくれって感じですか?
「そういう感じですね(笑)。そういう形にしたいです」
|