12月19日(土)東京・ディファ有明で開催されるDEEP事務局『DEEP CAGE IMPACT 2009』にて小阪俊二と対戦が決まったアッカ。ここまでDEEPでは1勝1敗、来年はライトヘビー級王座決定トーナメントの開催も予定されており、ここできっちりと小阪に勝利し、弾みをつけたいところだ。
BERNARD ACKAH(ベルナール・アッカ)
1972年4月9日、コートジボワール出身
身長186cm、体重93kg
2001年にお笑いコンビ「塩コショー」を結成。お笑い芸人として活躍する一方、柔道やテコンドーの経験を活かして2007年3月にHERO’Sで格闘家デビュー、シン・ヒョンピョにTKO勝利を収める。その後、メルヴィン・マヌーフや武蔵といったトップファイターたちと対戦。2008年3月に塩コショーを解散し、現在では格闘技一本の生活を送っている。
MMA戦績:3勝3敗
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■金網の試合は僕にとって不向きじゃないと思う
ーー今回は金網での試合となりましたが、アッカ選手は金網に対して思い入れはありますか?
「はい。僕が総合格闘技を始めて見たのが初期UFCだったんですよ。ホイス・グレイシーが活躍していた頃から見ているし、UFC3でキモを初めて見た時には衝撃を受けました(笑)。知り合いも金網の試合には出ているので、金網には憧れがありますね」
ーー最近は秋山成勲選手の秋山道場でも練習されているそうですが、どういった経緯で練習するようになったんですか?
「以前から練習している場所が一緒で、ちょこちょこ練習していて、仲良くさせてもらっていたんですよ。それで秋山道場が出来て、自分は六本木の練習がメインなんですが、出稽古に行かせてもらっている感じです」
ーー秋山道場には金網もありますが、実際に金網を使って練習していかがですか?
「思ったほど違和感はないですね。テイクダウンされた時に金網を使って逃げたりも出来るし。どうしてもロープだと、ロープを掴んだ掴まないで反則になったりするじゃないですか。金網はそれがないんで、金網を使って立ち上がる練習もしています」
ーーでは金網の試合は自分に向いていると思いますか?
「不向きではないと思いますよ」
ーー選手によっては金網に入るとリングよりも本能的になると言う選手もいますが、アッカ選手の場合はいかがでしょう?
「周りが金網で囲まれているんで集中できる分、緊張しなくてもいいと思います。より普段通りの自分を出せると思いますよ」
■相手が打撃主体の選手なら自分のファイトを見せられる
ーー対戦相手の小阪選手に対してはどんな印象を持っていますか?
「パワー型の選手ですよね。でも期待するバチバチの殴り合いが出来ると思うんで楽しみです。自分としては寝技に行きたい選手とやると噛み合わないんですよ。過去2回そういう試合があったんで、最初から殴り合う選手の方がいいですね。僕のベストバウトは打撃主体の選手が相手の時だし、勝っても負けても打撃主体の選手の方が自分のファイトを見せられると思います」
ーー来年DEEPではアッカ選手の階級、ライトヘビー級でチャンピオンを決めるトーナメントも予定されています。
「この世界に入って上を目指さないといけないし、ベルトは欲しいです。自分も一番になりたいと思います」
ーーアッカ選手としては待ってましたという心境ですか?
「本当にありがとうございます、ですね。格闘家としてベルトがあるのとないとでは発言権もない。格闘家として、また家のチャンネル権が欲しいですね(笑)」
ーーアッカ選手は2008年3月に塩コショーを解散して、格闘技一本の生活を送っていますが、ベルトという形あるものが欲しいですか?
「はい。塩コショーを解散して、格闘技だけやっているので、かみさんには白い目で見られています(苦笑)。やっぱり家にベルトがあると家族も応援してくれると思うんですよ。ベルトがないのに格闘家ですと言っても、『何が格闘家だよ』ってなるじゃないですか。でも柳澤(龍志)さんと試合をした時に、家族を会場に連れていったんですが、いい勝ち方が出来て、お父さんが一番喜んでくれたんですね。今は肩身が狭い生活を送っているけど、ベルトをとれば幾分かは僕の株も上がると思います(笑)」
ーーありがとうございました。
(2009年10月28日、DEEP記者会見後の囲み取材にて収録)
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