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 9月21日(月・祝)東京・新宿FACEで開催されるZST事務局『SWAT! in FACE vol.3』にて、SB Xルールで藍寛之(総合格闘技GROW)と対戦する伏見。昨年6月の『SHOOT BOXINGヤングシーザー杯2008』でMVPを獲得、シーザー武志会長に「SBを背負っていける若者」と言わしめた彼が、胸に秘めている想いとは?

伏見和之(ふしみ・かずゆき)
1991年3月18日、東京都出身
身長163cm
2008年2月24日、第2回全日本アマSB東京大会57kg級で準優勝
同年5月28日、高校生でのプロデビュー戦で日下部竜也に敗れるも熱戦を展開
同年6月28日にヤングシーザー杯を獲得
SB日本スーパーバンタム級3位
戦績:5勝(1KO)4敗
シーザー力道場所属

■勝ち負けうんぬんよりもみんな満足してくれるような試合をしたい

ーーSBを始めたきっかけを教えてください。

「小学校から中学校まで野球をやっていたんですが、中学を卒業する時にやめて何もすることがなくフラフラとしていた時に、親父が交流のあったシーザー力道場の力先生と話をしてくれて、一度連れられて行ったのがきっかけでやるようになりました」

ーーなぜ野球をやめたんですか?

「高校へ行ってまでやりたいなとは思わなかったので、自分の中で区切りをつけました」

ーー最初は新空手の大会ですか?

「そうです。最初は何をしていいのか分からなかったですね。人と向き合って殴り合うということに恐怖というか不安が大きかったです」

ーー元々、格闘技は好きだったんですか?

「はい。凄く好きでテレビとかでよく見ていました」

ーーその頃はK-1とPRIDEがあったと思いますが、どちらでした?

「自分はK-1派でしたね。ピーター・アーツとジェロム・レ・バンナが好きでした」

ーーSBのどういうところに面白さを感じたんですか?

「普通のキックボクシングは組んだらヒジかヒザじゃないですか。それとは違って、そこから投げとか関節技とか展開があるのが自分の中では魅力でしたね。実際、自分もまだ技を使えてないんですけど(笑)。そこに惹かれました」

ーー始めた頃のエピソードはありますか?

「今もそうなんですが、身長が同じ階級の選手の中では小さい方だと思うんですよ。でも昔はもっと小さくて、アマチュアは57kgが一番軽い階級だったんですが、自分は53kgくらいしかなかったんです。みんな上から落としてきている選手ばかりだったので、体格差があって初めて出た試合が1回戦負けでした。それが悔しくて、どうやったら勝てるんだろうってずっと考えていました」

ーーそこから身体を大きくしようと思いました?

「思いましたね。身長があまり伸びていなかったので、待っていても時間の無駄だから体重を増やそうと。その頃、ちょうと山本"KID"徳郁選手が出てきたんです。あれくらいになれば勝てるのかなと思ってトレーニングをいっぱいしたんですが、そんな簡単なものではなかったです(笑)。全然デカくなりませんでしたね」

ーープロデビュー戦の時の思い出は?

「去年の5月28日にデビューしたんですが、自分の中ではやるだけのことはやっていたので、ワクワクしていました。アマチュアの時は1週間前くらいからどうやって試合をやろうかと考えることが多かったんですが、デビュー戦の時はとにかくガンガン前に出ることしか考えていなかったので、怖さとかも一切なかったです。緊張は少ししましたが、ワクワクの方が大きかったですね」

ーー実際やってみてどう思いました?

「プロとアマチュアの差は凄かったな、という感じです。リングに立ってスポットライトを浴びて、みんなから見られているわけじゃないですか。負けてしまったんですが、ここで勝てたら凄く気持ちいいだろうなって思いました。次は俺が勝って、あそこで写真を撮られるんだって気持ちが大きくなりました」

ーーどんなスタイルを目指したいですか?

「勝ち負けうんぬんよりも、みんなお金を払って見に来てくれているので楽しい試合、みんな満足してくれるような試合をしたいので倒せるような選手になりたいです」

ーー今、おいくつでしたっけ?

「18歳です」

ーー18歳でそんなにプロ意識を持っているんですね。

「これはプロになった時から、自分の師匠である力先生から言われていたことです。玄人ウケしたのではつまらないので、バチバチの殴り合いとか、ガンガン前に出てやるのが面白いと思います」


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伏見和之インタビュー内容
■勝ち負けうんぬんよりもみんな満足してくれるような試合をしたい
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■SBが立ち技最強だというところを見せたい

      
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