4年に一度の空道(くうどう)世界大会、国際空道連盟/大道塾総本部『第三回世界空道選手権大会』が、今年11月14日(土)15日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される。今回は第二回の40カ国をさらに上回る過去最多の58カ国が参加。史上初の2日間にわたる大会開催となった。今や母国日本をはるかに超える競技人口が存在するロシアを始めとして、強力な外国人選手を相手に日本代表メンバーは王座を獲得することが出来るか? 第二回世界大会に続いて2度目のチャレンジとなる服部に聞く。
服部宏明(はっとり・ひろあき)
北斗旗体力別軽重量級2008年春3位、2006年準優勝
北斗旗無差別2004年6位
大道塾九州本部所属 |
■第二回世界大会を経験して闘い方が変わった
ーー世界大会の日本代表になったことについてのお気持ちから聞かせてください。
「ロシアを始めとして海外の選手は得体の知れないところがあるので、大変だなぁというのがあります。1回戦から楽勝かなと思われているような国でも訳の分からない強烈な外国人が出て来る可能性は充分にあるので、1回戦から全く気が抜けないでしょうね。さらにロシアが異常に強いので、やるとなれば覚悟が必要になってくるので大変だなぁと思っています」
ーー4年前の第二回世界大会にも出場されていますね。その時の感想は?
「自分はウクライナの選手と対戦して一本負けしたのでその後の試合は録画でしか見ていないんですが、かなりロシアの強さが目立っていました。ロシア圏の選手はやってみないと分からない部分もあると思いますが、体幹が非常に強い。あとは何しろパーツがひとつひとつデカイと思いました。今回は日本代表で出るコノネンコ選手もそうなんですが、試合をやっていて頑丈だなと思います。節々の力が非常に強くて」
ーー世界大会を経験して、闘い方や練習方法を変えたというのはありますか?
「以前は単純に足を止めて打ち合うという闘い方だったんですが、ある程度間合いをとるのもそうですし、横へ回り込んだりとか蹴りを多めに使うことを意識しました。それと組技を磨いてきたので、ラクに取れる試合は組技でラクに取って行こうと考えています」
ーー組技はどのように磨いたのですか?
「キックのジムとパラエストラに出稽古に行きました」
ーー服部選手は強化合宿への出席日数が少ないですね?
「合宿には出られなかったんですが、練習は継続してやっていました。8月から参加させていただき、楽しかったのでその後は出席しています」
ーー合宿では歴代のチャンピオンたちがコーチを務めていましたが、誰のどんな教えが一番印象に残っていますか?
「教わった先輩はそれぞれ印象に残っているんですけれど、小川(英樹)先輩と岩木(秀之)先輩は特に印象に残っています。いかにして相手をかわすとかですね。岩木先輩からは相手の力をいかにして捌くか、小川先輩からは相手を崩して決めるやり方を教わりまして参考になりました」
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