9月11日(金)東京・新宿FACEで開催された株式会社TRIBELATE主催『TRIBELATE
vol.25〜Hybrid Club Fight〜』のメインイベントで長岡弘樹(総合格闘技DOBUITA)と対戦した秀虎(マルプロ)。パンクラス、DEEP、ケージフォースと様々な団体でキャリアを積んできたベテランを相手に、プロ2戦目の秀虎は大健闘し価値あるドロー。これまで出場していた「アウトサイダー」のことなど、大会終了後に訊いた。
秀虎(ひでとら)
1979年7月18日
177cm、76kg
2008年3月30日、アウトサイダー旗揚げ戦に出場し、“メイド イン ジャングル”山崎ターザン諭章を相手に判定負け
2008年4月26日、「TRIBELATE vol.17」の飛田拓人戦でプロデビュー
2009年3月15日、アウトサイダーの両国大会のメインに登場し、吉永啓之輔との“アウトサイダー頂上決戦”を制す
所属:マルプロジム
戦績2戦1勝1分
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■試合内容が情けない。オレが弱かっただけ。
――試合をまず振り返ってもらいたいと思います。
「試合内容が情けねぇなと思いましたね」
――それは自分の思うような動きが出来なかったということですか?
「そうすっね」
――作戦としてはどういったものを考えていたんですか?
「長岡選手のタックルをもっと切る予定だったんですけど、相手に付き合いすぎましたね。1Rすぐにオレのパンチが入って、相手はすぐに倒れ込んだので『終わったかな』と思ったら力み過ぎちゃいました」
――相手は思ったよりも力がありましたか?
「いや、オレが弱かっただけです」
――セコンドについた高瀬大樹選手からはインターバル、試合終了後とアドバイスをもらっていましたが、どういったことを言われましたか?
「覚えてないっす」
――試合前はどういったアドバイスでしたか?
「『頑張れ』というだけですね」
■プロの道じゃダメっすか? アマチュアの枠だとなめられる
――今回はプロ2戦目でありアウトサイダーのリングと違って慣れない舞台だったと思います。緊張しましたか?
「会場が小さくて緊張しましたね。大きな会場だとお客が離れてますから」
――渋谷選手などアウトサイダーの戦友がたくさん会場に来ていました。
「来てましたね。自分は呼んでないですけど、誰かのツテで来たんでしょう」
――プレッシャーにはなりましたか?
「マイペースでやるだけでした」
――相手とのキャリアの差は感じましたか?
「それはもう仕方ないっすね。オレはまだ2戦目なので。正直負けるとは思ってなかったっすけど、相手は強かったです」
――試合後、高瀬選手からは「真面目に練習やれよ」という声をかけられていたと思いますが。
「次回ぐらいから真面目に練習しますよ」
――今後アウトサイダーには出場されないんですか?
「出ないっす」
――本格的にプロの道を目指すと?
「ダメっすか? 舞台はどこでも呼ばれればいくし、闘ってくれるといわれればいく。ただアウトサイダーに出てもアマチュアという枠にとらわれてしまうので、あんまりなめられたくないですね」
――加藤友弥選手はアウトサイダー卒業生として注目を集めていますが、意識はしてますか?
「意識してますね。あの、今日はもういいっすか? 次回オレの試合があるときにコメントをお願いします。今回はしょっぱい試合でしたし。オレはコメント出すために格闘技をやっているわけじゃないんで。次回いい試合のときに長いインタビューをお願いしますよ」
――わかりました。次回期待しています。
(2009年9月11日、「トリビュレート」の大会終了後の取材で収録)
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