HOSOKAWAジム会長の細川英男氏は、1995年に渡辺雄大(目黒)と空位の王座を争い、第7代MA日本ウェルター級王者となった。現役を引退後、自身のジムを設立。プロを志す生徒にプロの何たるかを自らの拳を以って伝えるために現役を復帰。その後は自身のジムにて後進の指導に全力を注いでいる。格闘技不毛の地とされている東北地方で、格闘技活性化を図る細川氏に東北格闘技の事情を語ってもらった。
細川英男(ほそかわ・ひでお) 1967年9月11日生まれ 1995年1月29日、渡辺雄大(目黒)を4RKOで破り、第7代MA日本ウェルター級王者となる。 2004年8月 HOSOKAWAジム設立 現HOSOKAWAジム会長 MA日本キックボクシング連盟
東北本部長 東北格闘技連合会理事長 | ■これから注目すべきは東北になってくると思いますよ ーー失礼ながら東北地方は格闘技が今ひとつ盛り上がりがないように感じます。それについて会長はどのように思っていますか? 「確かに格闘技人口が少ない為、そのように見えるかもしれませんが、東北には隠れた強者がいっぱいいます。その強者たちに戦う場所を与えれば、どんどん東北も盛り上がって来ると思っています。これから注目すべきは東北になってくると思いますよ」 ーー東北には「BRAVE」というアマチュア大会がありますね。この大会の理事を務めてるようですが、始めるきっかけは何だったんですか? 「単に東北に格闘技を広めたかったからです。もっと東北の人たちに格闘技の面白さを知ってもらい、格闘技人口を増やし、未知の強者を発掘出来ればと思って始めました」 ーーそうですか。BRAVEからMA新人王ファイナリストやK-1甲子園東北代表が誕生しましたね。この時どう思いましたか? 「実際、大会自体のレベルも上がっているし、MA・NJKFで日本ランカーも出ています。まだまだではありますが、着実に全国レベルの選手が出てきているって事なので気を抜かず地道に頑張っていきたいです」 ーー今後のBRAVEをどのようにしていきたいと思ってますか? 「プロ化したいですね。中央圏の各団体様の興行のように田舎の草試合ではなく、しっかりとした興行にして行きたいと思います」 ーー90年代と現在、キックボクシングの様態が変わってますね。これについて何か思うことはありますか? 「90年代は2団体しかなかったキックボクシングも今は何団体もあり、チャンピオンが何人もいる。この現状は寂しい限りですね・・・誰が一番か分からない」 ーー今の目標をお聞かせ下さい。 「まずは、東北格闘技を盛り上げ、全国に東北の選手を輩出することです」 ーー最後に一言お願いします。 「この先、東北格闘技から目を離すな!!」
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