11月15日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館にて、4年に一度の国際空道連盟/大道塾総本部『第三回世界空道選手権大会』が開催される。今回は50カ国をさらに上回る国の参加が予想され、第一回から苦戦を強いられている日本がさらなるピンチを迎えるのは必至! 日本チームのコーチである、かつて“大道塾四天王”と呼ばれた飯村師範代に話を聞いた。
飯村健一(いいむら・けんいち)
1968年9月6日、東京都出身
卓越した打撃技術で現役時代は“KOアーティスト”と呼ばれる
1989年5月7日、北斗旗体力別中量級初優勝
この時の決勝戦でプロシュートボクサーの阿部健一を迎え撃ち、
優勝を阻止した一戦は大道塾史上に残る名勝負として知られる
1990年の同大会は準優勝に終わったが、
1992年5月31日には王座返り咲き
1993年の同大会では再び準優勝となったが、
やはり翌年4月18日の同大会で優勝を果たした
1999年5月30日には同大会軽重量級でも優勝を果たしている
また、ラジャダムナンスタジアムでムエタイにも挑戦した
大道塾吉祥寺支部支部長、師範代 |
■青木真也はコーチしてくれません。一方的に……
ーー今年は11月15日に大道塾の『第三回世界空道選手権大会』が開催されます。飯村師範代の弟子である田中俊輔選手も出場しますが、師匠から見て田中選手はどういう選手でしょう?
「いい選手じゃないですか。去年よりも今年の優勝(2008年秋と2009年春の体力別中量級で優勝)の方が他と差がありましたからね。練習の質がよかったのではないでしょうか。あと、ウチの道場の練習が合っていたということでしょうね。ウチのようなスタイルが好きだったみたいですし」
ーー特にどういうところがいいんですか?
「農家の生まれで、高校生から社会人までアイスホッケーをやっていたことです(笑)」
ーーあ、北海道在住の時(元々は帯広支部)はアイスホッケーをやっていたんですか?
「だから身体が強いですよ。バランスもいいし、足腰も強い。氷上の格闘技と言われるくらいのスポーツですからね」
ーー農家というのは何か関係があるんですか?
「玉城会長(良光=東京北星ジム会長、元WKA世界ライト級王者)に話したら大喜びしていましたよ。“おお、そうか。俺も農家だ”って(笑)。農作業をやると体力が付くじゃないですか」
ーー世界大会では日本の大苦戦が予想されていますが、どう見ていますか?
「勝たせるようにしますけれども……基礎体力は外国勢の方があると思いますが、フィジカル面でそこまで劣るとは思っていません。なのであとは荒い部分を突く、という作戦です」
ーー吉祥寺支部は立ち技のイメージが強いですが、寝技はどうしているんですか?
「俊輔は週2回、DEEPジムへ出稽古に行っているので全然問題はないんじゃないですか」
ーー吉祥寺支部へ出稽古に来ている青木真也選手が、特別コーチを買って出ているとか?
「青木君はコーチしてくれません(笑)……
清野茂樹インタビュー内容
■青木真也はコーチしてくれません。一方的に……(前半)
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■青木真也はコーチしてくれません。一方的に……(後半)
■日本人選手全体の課題は“打撃”にあります
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