5月31日(日)東京・ディファ有明で開催されるKGS『RISE55』で川端健司(チームドラゴン)と対戦する池井。池井は“闘う医者”として知られ「短い練習時間で相手に勝つ」を実践する格闘技界きっての頭脳派ファイター。その発言はリップサービスかと思いきや、実はそうでもないらしい。格闘技のビデオを400近くも所有し、蓄積された豊富なデータから弾き出される対戦相手の攻略方法。いかにして池井は対戦相手を丸裸にしてしまうのか? !
池井佑丞(いけい・ゆうすけ) 1980年12月31日、宮崎県出身 身長182cm、体重76kg 2006年7月、R.I.S.E.
のアマチュア大会KAMINARIMON 80kgトーナメントで優勝 同年9月、R.I.S.E.MIGHTY EIGHTY TOURNAMENT'06でプロデビューを果たす
2007年、再びアマチュアに挑戦し、KAMINARIMON 70kg級トーナメントで優勝 同年12月、R.I.S.E. DEAD OR ALIVE
TOURNAMENT'07では裕樹、CRAZY884らを破り、決勝進出。決勝では龍二にTKO負けを喫し、準優勝に終わる 2008年9月、X-TRA!でヤン・カシューバに判定勝利 2008年11月、龍二と再戦するも判定で敗れる 戦績:4勝(3KO)3敗 クロスポイント吉祥寺所属 |
■練習時間が短くても確かな技術と精神力があれば勝てる ーー前回の川端選手は怪我で欠場となってしまいました。
「実は龍二戦の前から痛めていた場所で、あの時もなるべくそこに負担がかからないような練習を続けていたんですよ。でもどうしても痛みがひかなくて。それでちゃんと検査してもらったら、予想以上に怪我の状態が悪くて欠場することになりました。しかも怪我の状態が休んでいれば治るとか、そういう類のものではなくて、ちゃんと治療しなければ悪化する一方のものだったんです。今後の選手生活を考えてここは無理して試合をするのではなく、治療して状態を良くしようという判断をしました」
ーーそして早速、川端選手との再戦が今大会で組まれたわけですけど、池井選手の中で今年はたくさん試合をしたいという気持ちがあるんですか?
「そうですね。僕はいつも『練習をしないで試合に勝つ』というテーマを掲げているのですが、実はそれにも多くの意味があって、仕事中心の生活で練習時間が限られていても勝てる選手になりたいという気持ちがあります。
練習時間が短くても、確かな技術や精神的なものを持っていれば、試合では勝てるというところを多くの人に見て欲しいんですよ。“闘う医者”というキャラクターが先行している部分はありますが、自分もキックボクサーとして最低ベルトを獲るくらいの実績は残したいと思っていますし、逆にそれが出来なければ僕の格闘技に対するスタンスの証明にはならないと思っています」
ーー今日は取材の前にクロスポイントのHPを見てきたのですが、池井選手が担当するクラスがあるそうですね。
「はい。今年からクラスをスタートしたのですが、そこでは僕がこっそりと溜めてきたオリジナルの技術をジムのみんなに還元していこうと思ってやっています。実際に試合で使っている技なんで凄く実践的なんですよ」
池井佑丞インタビュー内容 ■練習時間が短くても確かな技術と精神力があれば勝てる(前半)
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■練習時間が短くても確かな技術と精神力があれば勝てる(後半) ■体型やファイトスタイルで分析し、相性の良さ・悪さを判断 ■試合映像はビデオテープで300本以上所有! |
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