10月17日(土)東京・新宿FACEにて開催されるパンクラス『PANCRASE
2009 CHANGING TOUR』で鈴木槙吾と対戦する岩見谷。今年は4月にウェルター級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチで王者・和田拓也と対戦するも惜しくも判定負け。パンクラスでは仕切り直しの一戦となる鈴木との試合に向けて、岩見谷は新たな練習に着手していた。
岩見谷智義(いわみや・ともよし) 1982年6月15日、秋田県出身 身長173cm、体重80kg 格闘技のバックボーンは柔道とレスリング。レスリングでは日体大時代に国体グレコ96kg級で3位、04年には全日本選抜フリー84kgでベスト8の実績を残している。 大学卒業後、高田道場に入門。2005年7月8日、DEEPでプロデビュー。2006年からはパンクラスを主戦場とする。昨年はストラッサー起一、野沢洋之を下し、今年4月にウェルター級キング・オブ・パンクラス
タイトルマッチで王者・和田拓也と対戦。惜しくも判定2−0で敗れた。 通算戦績:6勝9敗 高田道場所属 |
■ここはきっちりと勝たなければいけない試合だと思っています ーー計量も無事にパスしましたが、調整はいかがでしたか? 「前回の試合から期間が空いてしまって、今回は約10kg減量したんですよ。オフということもあって、自然と食べ過ぎてしまって体重が増えたんですが、最後は順調にきっちりと落とせました(笑)」 ーー試合がない期間を使って、何か新しい練習に取り組んだりはしましたか? 「高田(延彦)さんに紹介していただいて、GRABAKAさんに出稽古に行かせてもらうようになりました。最初は高田さんに『行ってみたら?』と言われて、世界のトップ選手がたくさんいるので、それを感じてみたかったんです。とてもいい勉強をさせてもらっています」 ーー実際にGRABAKAで練習してどんな発見がありましたか? 「色々な人と練習したんですけど、どの選手も寝技がむちゃくちゃ強いです。僕も寝技が上手くなってはいるんですけど『こんなに寝技が上手い人がいるんだ』と思うくらい、みなさん強くて最初はカルチャーショックでしたね。僕も高田道場で先輩たちと練習させてもらっているんですが、その先輩たちとは違った意味で凄さ・強さを感じました。GRABAKAさんで練習させてもらったことを道場に持って帰って練習をして、高田さんからも普段の練習の成果を出せば勝てると言っていただきました。いつも通り、固くならないようにして試合に挑みたいと思います」 ーー対戦相手の鈴木槙吾選手にはどんな印象を持ってますか? 「一度、生で試合を見たことがあります。プロフィールを見ても、アマチュアでの経験が豊富な選手なので、そういう意味ではキャリアがある選手だと思っています。技術的にもグラウンドも打撃もできて、そう簡単には勝てない相手でしょうね」 ーーしかしタイトルマッチも経験している岩見谷選手としては、力の差を見せてきっちり勝っておきたいところなんじゃないですか? 「はい。そこは譲らず、勝たなければいけない試合だと思っています。自分のペースに持ち込んで戦えば、自然に結果が伴うと思っています」 ーーありがとうございました。 (2009年10月16日、パンクラス計量後の囲み取材で収録) |