12月19日(土)東京・ディファ有明にて開催されるDEEP事務局『DEEP
CAGE IMPACT 2009』でプロデビュー戦を行うお笑い芸人KICK☆。対戦相手はすでにプロとしてのキャリアがある原田ヨシキだが、KICK☆もこの試合に向けて猛特訓を敢行。「負ける練習はしてきていないので、勝つつもりで闘います」と闘志を燃やした。
KICK☆(きっく) 1979年11月13日、東京都出身 身長178cm、試合体重62kg ホリプロコム所属のお笑い芸人として2005年にデビュー。「ラジかるっ」や「エンタの神様」などに出演する。お笑い芸人として活動を続ける傍ら、キックボクシングを学び、2008年3月の「K-1
JAPAN TRYOUT 2008」で準合格。「K-1 JAPAN TRYOUT〜日本人戦士育成プロジェクト〜トライアル」では3戦2勝1敗の成績を残している。 |
■非科学的なトレーニングを積んで野性味を取り戻した ーー計量を終えて今はどんな心境ですか?
「とりあえず一安心ですね」
ーーかなり体が絞れている印象を受けたのですが、ご自身ではいかがですか?
「今までの試合よりも絞れていると思います。今回は計算して脂肪を落としたので、自分の腹筋が見えてきたりすると、とても楽しかったです。楽しんで体重を落とすことが出来ました」
ーー特に減量に気を使ったわけではないんですね。
「はい。玄米や有機野菜を中心としたメニューで、寝る4時間前には食事を取らないなど、きっちりと食事制限をしていたので自然と体重が落ちました」
ーーではコンディションもいいんじゃないですか?
「そうですね。僕は学生時代にガリガリだったんですが、その頃のように体が軽くなりました」
ーー試合に向けてはどんな練習を積んできましたか?
「対戦相手の原田選手とはリーチ差もあるので、それを活かして闘いたいと思います。だから前蹴りとヒザ蹴りを徹底的に練習してきました。ただ相手の情報を頭の中に入れて、それに対応できるほど上手い選手ではないので、自分がやれることだけをしっかりやろうと思います」
ーー記者会見では「野性味を取り戻したい」とおっしゃていましたが、何か特別な練習は取り入れたんですか?
「はい。今だから明かせることなんですが、小比類巻(太信)選手の練習にインスパイアされて、コンクリートの壁を前蹴りで1時間蹴り続けたり、リュックにダンベルを入れて階段を全力で走ったり。科学的ではない練習も積んできました」
ーー明日の大会の中でも注目を集める試合になると思いますが、どんな試合を見せたいと思いますか?
「やるにせよ、やられるにせよ、派手な試合をしたいと思います。僕が上手く試合を出来ることはないと思うんで、自分の気持ちを見せて『バーン!』と1回でもお客さんが沸くような場面を作りたいです。もちろん負ける練習はしてきていないので、勝つつもりで闘います」
(2009年12月18日、『DEEP
CAGE IMPACT2009』公開計量後の囲み取材で収録)
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