2010年1月23日(土)東京・ディファ有明にて開催される、日本におけるムエタイ普及を目的としたM-1MC&クロスポイント合同興行『REBELS』。そこで行われる日本VSタイ5対5マッチの次鋒戦で元ルンピニースタジアム認定ライト級6位ウィラチャート・ウィラサックレック(ウィラサックレックフェアテックス)と対戦する宏二。VSムエタイは今回が初となる。今年チャンピオンになった彼が今後目指すものとは?
宏二(こうじ)
1978年7月12日、東京都出身
身長178cm
2009年5月6日、チームドラゴンの堤大輔を延長戦の末に破りJ-NETWORKウェルター級王座を獲得
戦績:9勝12敗
スクランブル渋谷所属 |
■自分が本気でやったらどれだけのものなのか、興味があった
ーー宏二選手がキックボクシングを始めたきっかけは?
「元々は今まで熱中したものがないというか、すぐに何でもやめてしまう人間だったんですが、たまたまヘビー級のK-1が始まった時、それを見て面白そうだなと思ったのと、近くにジムがあったので兄貴を連れて行って一緒に入ったのがきっかけでした」
ーーその前にスポーツの経験は?
「全くやったことがないです」
ーー何をしていたんですか?
「ダメダメ人間でした(笑)。いわゆる帰宅部で」
ーーストリートファイトに明け暮れたとかは?
「そういうのもないんですよ。本当に、単純にやる気がない人間でした(笑)」
ーーそんな人がキックボクシングを始めてどう変わっていったんですか?
「何かを本気でやったことがなかったので、自分が本気でやったらどれだけのものなのかな、ってことに興味があったんですよ。それで単純に面白くて、毎日毎日通いました。先輩の増田(博正)さんが初めて教えていただいた先生で、増田さんと出会ってもっと強くなりたいなって思いました。そこからですね、ハマっていったのは」
ーー最初は一般のクラスにいたんですよね?
「自分は最初から最低でもプロになるって言っていたんです。やれば俺はチャンピオンになれるよなんて言っていて。何の根拠もない自信だったんですけれど(笑)。
でも、やっていく内に本当に強い人がいっぱいいるんだなって世間を知って、そんなに甘いものではないことをアマチュアの試合に出て気付かされました。プロデビューしてさらに気付いて。本当に強い人っていっぱいいるんだなっていうことが知れてよかったです」
ーー初めて試合をした時はどう思いましたか?
「単純に人を思いっきり殴って蹴るというのが楽しみだったんですよ(笑)。俺が人を殴ったらヤベェんだろうなってくらいに思っていて、いざ始まってみたら1分も経たない内にスタミナが切れてしまって。“これは俺じゃない!”とか思っちゃいましたね。勝てたことは勝てたんですが、自分の想像とのギャップが凄すぎて、俺は……
宏二インタビュー内容
■自分が本気でやったらどれだけのものなのか、興味があった(前編)
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■自分が本気でやったらどれだけのものなのか、興味があった(後編)
■“地下ムエタイ”で実はあのムエタイの神様と……
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