11月8日(日)東京・後楽園ホールにて、日本テコンドー協会(JTA)主催『第20回全日本フルコンタクト・テコンドー選手権大会 ITA杯無差別級王者日本一決定戦』が開催され、第8代王者に輝いたのは23歳、現役大学生の小山恭弘。テコンドー歴7年目で頂点を勝ち取った若きチャンピオンの今後とは――。
小山恭弘(こやま・やすひろ)
23歳
175cm・69.0kg
東京都大田区出身
JTA組手ランキング4位
神奈川大会優勝
2009年11月8日、日本テコンドー協会(JTA)「第20回全日本フルコンタクト・テコンドー選手権大会 ITA杯無差別級王者日本一決定戦」で優勝
所属:横浜鶴見テコンドークラブ
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■「先輩方の活躍はいいエネルギーになります」
――優勝おめでとうございます。
「ありがとうございます。まだ優勝した実感が沸いていません。試合内容はぎりぎりの内容だったので、来年はみんなの記憶に刻まれるような試合を目指して精進したいと思います」
――試合を振り返ってみてどの試合がきつかったですか?
「二回戦の八幡(直明)選手との試合が延長にもつれ込むギリギリの試合だったので、体力的にもきつかったです」
――テコンドーを初めてどのくらいになりますか?
「高校一年生からなので、もう7年目になります。今回は2回目の全日本大会出場になります」
――どうしてテコンドーを始められたんですか?
「当時、アクション映画の影響がとても強くて僕もあのようなかっこいい蹴り技を出したいなと思っていました。一番合っている格闘技は何だろうとインターネットで調べたところ、テコンドーを見つけました。そこで色んな道場を調べて今の道場に決めました」
――それまでに何かスポーツはやられていたんですか?
「中学生のときに剣道を3年間やっていました」
――優秀な成績は何か残していますか?
「いや〜特にはなかったです」
――試合では見事な蹴り技を見せていましたが、元々体は柔らかかったのですか?
「最初は体が固くてテコンドーには向いてない体だったんですが、とりあえず道場だけには行こうと毎週毎週欠かさず行きました」
――得意技は何ですか?
「ネリチャギ(かかと落とし)ですね」
――この大会から尾崎圭司や坂本洸巳といったプロ選手が輩出されてますが、今後プロの道を考えていますか?
「とりあえず来年は全日本大会にまた出て優秀な成績を残したいと思います。今のところ、先輩方のようなプロ選手になることは考えていません」
――先輩の活躍は刺激になっていますか?
「もちろんです。熱く応援させてもらっています。先輩たちが活躍している姿を見ると僕も負けてられないと思い、練習に向けていいエネルギーになっています」
■大学では英語英米文学科を専攻。将来はテコンドーを世界に!?
――今は学生ですか?
「そうですね。大学4年生です」
――就職の方はどうでしたか?
「今は何も決まっていません。来年は大学院にいくかどうかのところで悩んでいます」
――ちなみに何を専攻されているんですか?
「英語英米文学科というところで英文学や米文学を読んだり書いたりしています」
――それでは、今後世界的にテコンドーを広めるプランがあったり?
「アハハ、そうですね。今後英語がもっとちゃんと話せたらやりたいですね」
――今後の目標は?
「とりあえず来年も出て、今年よりももっと強い僕を目指して練習を頑張ってきます」
(2009年11月8日、テコンドー全日本大会の終了後の取材で収録)
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