2010年1月23日(土)東京・ディファ有明にて開催される、日本におけるムエタイ普及を目的としたM-1MC&クロスポイント合同興行『REBELS』。そこで行われる日本VSタイ5対5マッチの大将戦に出陣するのが、36歳にしてなお進化を続ける“キック界の鉄人”増田だ。現役ラジャダムナン王者を破った“ジャパニーズフィームー”を、キミは解読できるか?
増田博正(ますだ・ひろまさ)
1973年1月5日、東京都出身
身長170cm、体重67kg
1999年7月13日、立嶋篤史らを破り王座決定トーナメントで優勝、第17代全日本キックボクシング連盟フェザー級王座に就く
2000年7月31日、初代J-NETWORKフェザー級王座に就く
2006年7月23日、第18代同ライト級王座に就く
2009年3月1日、王座決定戦でデッートサムット・チョールークサムットを判定で破り、WPMF世界ライト級王座を獲得
同年8月2日、ユン・ハジンを判定で下し同タイトルの初防衛に成功
2008年5月6日には現役ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者グーピー・ウォースティラーを判定で破る快挙を達成している
戦績:26勝(11KO)11敗4分
スクランブル渋谷所属 |
■出来れば徐々にしっかりと倒しに行くスタイルをやりたい
ーー2009年を振り返っていただいて、どんな年でしたか?
「去年掲げた世界チャンピオンになるという目標は達成できたので、充実した年でした。ただ2戦しか出来なかったので、もう2〜3戦はやりたかったというのはあります」
ーー怪我が多かったんですか?
「いろいろと試合がなくなったり潰れてしまったりというのがあったので」
ーーその2戦で特に印象に残っているのは?
「やはり世界タイトルマッチですかね。プラン通りに試合を進めて後半に仕留めていく形で出来たので。思い通りの試合が出来たのが良かったですね」
ーー増田選手ほど、どんどんスタイルを変えていく選手も珍しい気がします。
「そうですね。自分の昔のスタイルでは研究されるともうダメなので、そういった意味ではスクランブル渋谷に来て良かったです。昔、教わった先生がVSタイ人の練習が多かったので、早めにプレッシャーをかけて早めにスタミナを切れさせてから後半ローを効かせるというスタイルで闘ってきたんです。その時は3分は短いと聞かされてきたのでそう思ってやっていました。
それはそれで良かったんですが、内田代表に教わるようになってから、3分って長いんだよ、3分の間にたくさんやれることはあるよって言われたんですね。
いろんなフェイントをかけたり、仕掛けたりというのがある、と。チャンスも3分間だからたくさんあるし、そこをいかに自分が察知して気付いて突くかというのが大事だと教えてもらって、そこから試合を焦らずにゲーム全体を見て試合を進められるスタイルに出来ました。
スタイル変更の時は打ち合うのか打ち合わないのか、どこで打ち合ってどこで仕留めるのかタイミングも分からなかったし、どこで間を作ってどこで仕掛けてどこで餌まいて……というのも分からない中やってきて、タイミングが段々と分かってきました」
ーー内田代表が命名した「ジャパニーズフィームー」がそれで完成したんですね。
「自分は……
増田博正インタビュー内容
■出来れば徐々にしっかりと倒しに行くスタイルをやりたい(前編)
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■出来れば徐々にしっかりと倒しに行くスタイルをやりたい(後編)
■ジャパニーズフィームーとは何か?その見方を教えます
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