4年に一度の空道（くうどう）世界大会、国際空道連盟/大道塾総本部『第三回世界空道選手権大会』が、今年11月14日（土）15日（日）東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される。今回は第二回の40カ国をさらに上回る過去最多の58カ国が参加。史上初の2日間にわたる大会開催となった。今や母国日本をはるかに超える競技人口が存在するロシアを始めとして、強力な外国人選手を相手に日本代表メンバーは王座を獲得することが出来るか？　立ち技は飯村健一、寝技は青木真也に学ぶ宮地に聞く。

■修斗のマモルさんのスパーリングパートナーを務めました

ーー宮地選手は現役の医学部学生だそうですね。現在もお忙しいとか。

「いま5年生（6年制）なんですが、実習で病院の中で見学をさせていただいて勉強させていただいています。でも、夜は空いているので練習は出来ます」

ーー八王子支部所属ですが、飯村健一師範代の吉祥寺支部にも出稽古で行かれているそうですね。

「はい。自分がどうしても飯村先生に教わりたくて、押しかけ弟子のような形で練習をさせていただいています。最初は“お前、出稽古なのに来すぎだよ”と言われていたんですが（笑）、そこを無理にお願いして、八王子支部の友次支部長にもその旨を説明して3年くらい前からお世話になっています」

ーーなぜ、どうしても教わりたかったんですか？

「どうしても打撃で勝ちたかったからです。以前から飯村先生をDVDで見たりして、知っていました。それと吉祥寺支部の末広（智明）先輩と試合で対戦したことがあり、その時に遊ばれたので、吉祥寺支部の技術の凄さを体感しまして。それでどうしても練習させてくださいとお願いして、行くようになりました」

ーー吉祥寺支部で練習するようになって、自分の組手が変わった部分はありますか？

「全然変わりました。以前はキックをほとんど使わなかったんですが、今はキックを中心としたスタイルに変わっています。キックが使えると遠い間合いからも攻撃できるのがいいですね。昔の先輩と会うと、全然スタイルが変わったなと言われるほどです」

ーー吉祥寺支部には青木真也選手、大月晴明選手などプロの選手も出稽古に行くことで有名ですが、プロの選手たちと同じ練習メニューをこなしているんですか？

「そうですね。全く同じメニューだと思います」

ーー誰かとスパーリングをしました？

「修斗のマモルさんがシュートボクシングの試合に出る時に、何度か自分がスパーリングパートナーを務めさせていただきました」

ーー打撃で勝負したいということですが、寝技の方はどうなんですか？

「後輩の田中俊輔（吉祥寺支部）がDEEPジムへ行って教わっているので俊輔から教わったりもしますし、青木さんが吉祥寺に来られているので青木さんの指導の元で寝技をやったりもします。関節をとられないように……