12月19日(土)東京・ディファ有明で開催されるDEEP事務局『DEEP CAGE IMPACT 2009』で山本篤と対戦する宮下。得意のフロントチョークを武器にDEEPで連勝を重ねてDREAMデビューを果たすなど、2009年は宮下にとって飛躍の1年となった。その締めくくりで決まった山本との一戦。ネームバリューのある山本を下し、宮下はブレイクのきっかけを掴むか?
宮下トモヤ(みやした・ともや)
1981年7月20日、北海道出身
身長170cm、試合体重63kg
学生時代は柔道部に在籍し、卒業後にB-CLUBに入門。
2006年にDEEPフューチャーキングトーナメントで準優勝を果たす。
2007年からはclubDEEPを中心に試合を行い、得意のフロントチョークで一本勝ちを量産。
2009年10月25日、DREAMデビュー戦でZSTバンタム級王者・藤原敬典に判定勝利を収める。
MMA戦績:30戦16勝6敗8分
パワーオブドリーム所属
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■大舞台に出て自分のことを認めてもらいたい
ーー10月には念願のDREAM参戦が叶いましたが、実際に試合をしてみて、どんな感想を持ちましたか?
「今までやってきた大会とは規模が全然違うなと感じました。会場も大きいですし、別世界のようでした。また(DREAMに)出たいなと思いましたね」
ーーどんなところにビッグイベントの魅力を感じました?
「僕が格闘技をやっているのは、たくさんの人に自分のことを認められたいという想いがあるからなんですね。だからあれだけ大きな舞台で試合をすることで、より多くの人の自分の試合を見てもらえるということに魅力を感じます。ただ僕の試合は地上波放送では唯一カットされていたみたいで、DREAMに出ても特に生活に変化はないです(苦笑)。とりあえず文字では地上波デビューが出来たんで、次は試合で地上波デビューします」
ーー山本篤選手との対戦が決まったどんな心境でしたか?
「同じ階級なのでいつかは戦う相手なんだろうなと思っていました。ただ山本選手は11月に試合をしたばかりなので、このタイミングで戦うとは思ってなかったです」
ーー宮下選手は今年に入ってから「名前のある選手と戦いたい」とアピールしていましたが、山本選手はその通りの相手なんじゃないですか?
「そうですね。そうやって口に出して言ってみるものだなと思いました」
ーー今回の試合に向けてどんなことに重点を置いて練習していますか?
「山本選手はテイクダウンが上手い選手なので、倒された後の対処は意識しています。前回の試合は僕がテイクダウンして攻めるという内容だったんですが、それとは真逆の展開になることを考えて練習しています」
ーー山本選手は首を鍛えて、フロントチョーク対策はバッチリだとアピールしていましたが。
「そうなんですか!? まあでも大丈夫です。フロントチョークが極まらない時には他の技を仕掛けます」
ーー今回は他にも軽量級で注目のカードが並んでいますが、宮下選手は自分のどういうところをアピールしたいと思っていますか?
「技術的にはどの選手もほとんど変わらないと思うんですよ。だからトップクラスの気持ちというか、見ている人たちが『あの選手は他とは違うよな』と感じるような試合をしたいですね」
ーー宮下選手は自分にそういうものがあると思っていますか?
「…はい(笑)。あると思ってます」
(2009年11月20日、DEEPジムIMPACTでの記者会見後、囲み取材にて収録) |