6月30日(火)東京・後楽園ホールで開催されるDEEP事務局『DEEP 42 IMPACT』にて、DEEP第2戦&65kg級転向第2弾として山崎剛(GRABAKA)と対戦する宮田。HERO’S、DREAMと大舞台のリングを経験してきた彼が、新天地でこれから目指すものとは何か?
宮田和幸(みやた・かずゆき)
1976年1月29日、茨城県水戸市出身
身長172cm、体重65.7kg
全日本レスリング選手権フリースタイルで3度優勝
レスリングでシドニー五輪フリースタイル63kg級日本代表
2004年11月20日、ホイラー・グレイシー戦でプロデビュー
2005年2月23日、K-1ルールで武田幸三と対戦してKO負け
2005年3月26日よりHERO’Sに参戦
同年のミドル級トーナメントでは準々決勝進出
2006年5月3日、山本“KID”徳郁に4秒でKO負けを喫する
2008年3月15日よりDREAMに参戦
2009年4月16日、DEEPに初出場して一本勝ち
同年5月24日、永田克彦と五輪コンビを結成してタッグマッチに出場
通算戦績:6勝7敗
Brave所属 |
■前田日明さんの指導でゴッチ式トレーニングをやっています
ーー明日(2009年6月30日)に試合を控えて、今どんな心境ですか?
「今日はいつもよりちょっと重かったんですが、昨日の時点で65.8kgは切っていました。試合のことはあまり考えず、今日は体重を落とすことだけを考えていましたね。水分抜きだけで落としたので、リカバリーは早いと思いますよ」
ーーその身体で動いてみてどんな感触でしたか?
「減量バテとかはなく、今日も2Kmのダッシュで体重を落としました。朝起きた時は70.2kgで4.5kgをいま落としてきました。水分だけで落としたので、明日の試合の時は74kgくらいでやれるかな」
ーーその身体で試合をするのは楽しみですか?
「そうですね。これで負けたらもう次はないだろうくらいに思っています。調子もいいと思うし、細かい怪我はあったとしても大きいのはない。これからいろんな舞台でやっていきたいので」
ーー前回DEEPのリングに初めて上がってみて、どんな感想を持ちましたか?
「DREAMとかHERO’Sよりお客さんとの距離が近い。上がってみてよかったなと思いました。雰囲気がいいです」
ーーブレイクが早いなどのルールの違いは感じますか?
「HERO’Sの時もブレイクが早いと思っていたので、あまり変わりはないです」
ーー週に1度、前田日明さんの指導で練習されているそうですが、どんな練習をしているんですか?
「カール・ゴッチ式トレーニングといって、腕立てとかスクワットを、トランプをめくった数だけ延々と続けるというやつです。大体30〜40分くらいやります。キツくてもずっと動き続けるための練習で、中盤くらいが一番キツいです。途中で諦めそうになるんですけれど、前田さんが数を数えているし、所(英男)君も一緒にやっているので、諦められないような感じになっています」
ーー前田さんのコーチを受けるようになった理由は?
「HERO’Sの時にお世話になったし、DREAMに行ってからご挨拶させてもらったりしていて、機会があれば練習に来いと言ってもらったことがきっかけですね」
ーー所選手とやっていると“負けられないぞ”という気持ちになりますか?
「僕は今、DREAMという感じでもないので何とも言えないですけれど……多少はありますね。彼が出来て僕が出来ないというのは嫌だし。わざと競わせているのかもしれないですけれどね。スパーリングになると、所君はスパーリングでは手を抜いているのか、そういうところがあるので何とも言えませんが」
ーー先ほど「これからいろんな舞台でやっていきたい」と言われましたが、他にも上がりたいリングがあるんですか?
「海外では1回やってみたいんですよ。65.8kgなら3日で落とせるくらいなので。DREAMの63kgになるとしっかり1〜2週間かけて落とさないとならないので、身体も小さくなってしまうし。ベストは今の65.8kgかな」
ーーその階級で世界で勝負したい、と?
「そうですね。やってみて力負けはしないし、3Rもてば全然(勝ちが)もらえると思っているんですよ。2Rまでは確実に持つ自信があるので、あと3Rを流せるかどうかですね。テイクダウンでは多分世界で一番強いと思うし、寝技もめったに一本獲られることはないし、そこそこ極められると思うし。打撃も週3回練習していてトータルに強くなっていると思います」
ーーありがとうございました。
(2009年6月29日、DEEP OFFICIAL GYM IMPACT 囲み取材にて収録)
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